毎年初夏にオオキンケイギクが咲いてる場所に行って観察するようにしてます。6年目です。
また増えてました。
5月後半から7月前半あたりにこんな黄色い花を道端で見かけることはありませんか。
こいつがオオキンケイギクです。
特定外来生物、侵略的外来種、生態系被害防止外来種、などなどと呼ばれるやつです。
北海道から沖縄までもう日本全国に分布してしまってるそうです。
私はこれがなぜか気になってて、毎年こいつがたくさん咲いてる場所に見に行ってます。今年も行ってきました。
もう今年は観測ポイントに到着する前の段階でやばかったです。
土手にびっしり生えてました。
あはははははははははははははははははははは。こりゃもう駆除は無理ですね。
ここはもうオオキンケイギクの侵略が完了しました。
そして観測ポイントはこんな感じでした。緑の中に黄色が散開してます。
(2024年)
去年はこんな感じでした。少し増えてます。
(2023年)
この観測ポイントはとある一級河川の大きな河川敷なのですが、その自治体は財政がちょーっと厳しいとかいう話も聞いたことがあり、こういう外来種駆除にかまける余力はもう無いのかもしれません。
なにやらゴミ処理施設とか市民病院とかなんやかんやあるらしく、そういうライフラインに直結した死活問題をまずなんとかしなきゃいけないわけですから、外来種駆除はもうマジで絶望的なのかなあー。
というかもともと駆除なんかしてなかったのかも、ただ普通の除草が毎年行われてるだけで、根とか種とかが特に取り除かれてはいないのでしょうかね。
こいつが繁殖すると一体どうなるのか。
なにやら堤防とかだと芝生とかが失われて弱くなってしまうそうです。最悪堤防が決壊するのかもしれません。
しかしもうどうしようもありません。
この観測ポイントはあと数年かしたら本当に崩壊するのかも。
それはもちろんこの外来種ひとつのせいではなく、橋や堤防の老朽化、気候変動、行政の財政難、複合的な理由によるものでしょうけど。
これからは「どれだけ増えるか」をただただ見ていこうと思います。