オオキンケイギクという花が咲く河川敷を毎年観察しに行ってます。今年で5回目です。
今年は、増えてました。外来種の侵略が進んでました。

キク目キク科キク亜科ハルシャギク属オオキンケイギク。大金鶏菊。
日本に1880年ごろに輸入されて、2006年に特定外来生物に指定され、現在では栽培が禁止されてる外来種だという。
私はなんでかこの花を注目してしまうんです。妙に気になります。
外来種なのでじわじわ侵略してます。根絶は不可能だとも言われてます。
気になってるうちに毎年決まった場所から観察するようになり、今回で5回目となります。
で、先日、今年も見に行くぞと意気込んでクロスバイクでサイクリングがてら現場へと向かいました。
しかし現場の直前で既にたくさん咲いてるのが目に入り、この時点で増えてるのが予想できてしまい何とも言えない気分になりました。

あちこちで本当にちょいちょい見かけます。道路沿いで見るのが多いので車が種子をくっつけて拡散してしまってるのではないかと勝手に推測してますが。

当初は観賞用にアメリカから輸入された鮮やかで綺麗な花です。でもほっといたら「こればっかり」になってしまう危険なやつです。
現場に到着しました。
まずは過去の写真。

2019年。

2020年。撮影しに行くのが遅れて除草作業がほぼ終わってしまってました。

2021年。増えてます。

2022年。減ってます!
そして今年2023年がこちら。

一度は減ったのにまた増えて、むしろこれまでで最大規模になってるように見えました。
この河川敷は毎年行政か何かが除草作業をしてるようなのですが、これへの特別な対策はしてないようで、作業後も種子や地下茎は残ってて、それが毎年こうやって成長して開花して、今年は増えてしまったようです。

現場はこの定点以外の場所でも、あちこちに遠くから見ても風景の中に黄色い染みが点在してるのが目立つようにも感じました。
ああ~。増えてるなあ~。
こいつが増えると在来種が減って、いつの日かここは黄色一色になるのかもしれません。
うーむ。まー。外来種と言えど、こいつら自身には何の罪も無くて悪いのはひとえに人間です。
それが私には妙に罪悪感になってこの花を気にしてしまうのかもしれません。
ついでにミシシッピアカミミガメやアメリカザリガニとかブラックバスとかにも同じ感情を持ってるかもしれません。



