のどかのキューティーフィギュアが半額になってたので買ってみました。
発売された時には「出来が悪い」と散々な悪評だったやつです。
毎年恒例の食玩フィギュアの、今年のプリキュア、キュアグレースこと花寺のどかのやつ!
私はこれは例年は、気に入ったキャラか、あるいは半額とか安売りになったら買ってます。
のどかはかなり好きなキャラなので普段なら発売日に即買うのですが、今年はあまりにも評判が悪いので希望小売価格の600円なら「別に買うほどじゃないなあー」って感じでした。
でも先日半額になってるのを見かけたので、無くなる前にと、出来の悪さを承知の上で買いました。
さてこのキューティーフィギュアですが、それこそ初代の「ふたりはプリキュア」からある商品で、じわじわ値上がりはしつつも出来は年々良くなっていくナイス食玩でした。
しかし残念ながらそのピークは前々作の「HUGっとプリキュア」で、それ以来出来は落ち続けています。
ただ前作の「スタートゥインクルプリキュア」のフィギュアは、不出来な点は「塗装が少なすぎる」ことだけであって、造形自体は素晴らしいものでした。
私は大のお気に入りの羽衣ララのフィギュアのリペイントを自分でやって大満足を得たものでした。
それはともかく、なんで出来が悪くなったかの理由は容易に想像できます。
製作費の高騰。
中国製で、今の世の中いろいろあるから、値段と出来のバランスは苦しくなる一方なのでしょう。
その割を食ってしまったのが今年のキューティーフィギュアで、塗装以前の造形自体が最低レベルです。
それと、噂では、これまで作ってくれてた職人がやめてしまったとかなんとか。
……と、いった話を、私はこれまでにいろいろ見聞きしました。
それを踏まえての今回の購入でした。
しかし開封して実物を見てみたら、第一印象は「思ったよりは悪くないじゃん」でした。
今回のこのブログの私のヘボ写真でも、そもそも公式サイト画像でもパッケージの写真でも、どれも実物より悪く写ってると思います。
写真だと悪いんですけど、実物はそう悪くないんですマジで。
写真よりはまし。
いやもちろんこれを「出来のいいフィギュア」だとは決して言いません。
「思ったより悪くない」という感想自体、もともと悪いものである想定からしか出ませんもんね。
全体的に大雑把だし、目はどこを見てるかよくわかんないし、ポーズもほぼ「突っ立ってるだけ」ですし。
しかし私はなぜか実物に悪感情は持ちませんでした。
300円だからかな?
(ちなみにパンツは白でした。毎年白。)
出来は悪いことは悪いのですが、それを感情的に糾弾する気持ちにはならない……というのが正確な心情でしょうかね。
本当に今の世情では製作するのは大変だと思います。
「だから許せ」とは言わないけど「だからって許すな」とも言いたくない、微妙な心情です。
この不出来が続くのはもちろん駄目です。
世の中には、カプセルフィギュアの世界とかだったら、これより安くてもっと出来がいいものもありますから。
改善の余地はある筈です。
製作者のバンダイも「このままでいい」とは思ってないことを信じたいです。
来年の「トロピカルージュプリキュア」ではまた良い造形のものを出してくれるのを期待してます。
そういえばキューティーフィギュアは毎年大体3弾まで発売されるのですが、今年は2弾で終了っぽいです。
これももしかして世情と出来の悪さが影響してるのかなあー?
ただ、今年のヒープリは、コロナがなかったとしてもオリンピックで放送予定が大幅に変わる(縮小する)可能性をもともと想定して製作されてるんだそうです。
2弾までなのも当初の予定通りだったのかもしれません。
プリキュアには来年また頑張ってほしいです。応援したいです。
出来の悪いものでも定価で買うという応援はしませんが、いいものなら多少高くても買うくらいの応援はしたいところです。
頑張れー。
さて。のどかをオヨルンと並べてみました。
オヨルンは未塗装の部分を自分でリペイントしたやつです。
リペイントを差し引いてもやっぱり出来が雲泥の差です。
のどか全体的にめっちゃボンヤリしてます。
うーむ。やっぱり出来悪いなあー。
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- 発売日: 2020/09/07
- メディア: おもちゃ&ホビー