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交番のやつ感想 新作が読めることがまず何より嬉しい

今週のヤングジャンプでフォビドゥン澁川の読み切りが掲載されてました。何の前触れもなく。代稿(代理原稿)らしいです。

 

作品はまさかの交番漫画。その名も「交番のやつ」。交番や警察官のギャグ漫画はあまりにも歴史が深いジャンルです。そこにフォビドゥンが斬り込みます!

 

面白かったです。これをいきなり正式連載ではなく、まずは代原としてシリーズ化してもらって、その上で連載化してほしいと思いました。

 

それにしても代原かあ~。かつてのフォビドゥンの初連載作の「パープル式部」が最初はまさにそれでした。

 

代原。雑誌で作家が急病か何かで原稿が締め切りギリギリ直前で間に合わなくなり、つまり落ちて、その穴埋めで急遽載る原稿。

 

世の中で最も有名な代原はワンピースが休載したときの磯部磯兵衛物語でしょうかね。パープル式部も磯兵衛と同じような感じで代原から連載になった作品でした。

 

 

 

今週ヤンジャン読んで巻末でこの作品をいきなり初めて見たときはかなり驚きました。かりにも何年も愛された「スナックバス江」を描いた作家がまた代原作家に戻るのかよと。

 

そしてページをめくったら2ページ目に既にそう書いてあることに笑いました。

 

 

「8年の漫画執筆の見返りは代原降格!」いいのかそんなこと言っちゃって。

 

 

で、内容は先輩警察官の水島と後輩の八津による漫才。会話のテンポや切れ味は相変わらずのクオリティです。

 

 

真面目な常識人だけどほんの少し闇が垣間見えるショートヘアの水島と、メンタル限界でボサボサ頭の八津。どうしてもバス江の明美小雨の面影が強いのですが、話す内容は警察官の世知辛い苦悩と八津のあまりにもネガティブな思想で、とてもスナックではできない話です。面白いです。

 

作者がバス江連載中に思いついたけど使えなかったネタを活かしたんでしょうか。

 

あと、バス江連載時からよくあった背景のイメージ映像、いわゆる白ハゲ、バス江では「あのお方」と呼ばれてるキャラクターが、今作では「犬のおまわりさん」になってるのがちょっとかわいいと思いました。

 

 

作品内容もよかったし、明美と小雨に似てるのも私は肯定的に受け止めたし、代原であることにも笑ったし、何より「新作が読めた」ということがとても嬉しい漫画でした。

 

私はバス江が完結したときは結構ロスになった上に、作者は単行本後書きとかSNSとかでもほとんど語ってくれなかったので「もしかしてもう漫画家引退しちゃうの?」とすら思ってるところがありました。

 

なので新作を読めた感激は倍増ってもんです。

 

交番のやつ、ぜひともシリーズ化してほしいもんです。

 

というか作品はこれと全く別のでもこれからもフォビドゥンの作品を読みたいです。そしていつかまた連載してほしいもんです。

 

この交番のやつ自体が、作者は精力的に新作構想をしてて連載会議にアイデアを出してて、もしかしたらそのパイロット版として生まれたものなのかな、とか勝手に想像してしまい、そのことに勝手に喜んでます。

 

がんばれ!フォビドゥン澁川!

 

 

 

 

 

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