去年買ったスタートゥインクルプリキュアの羽衣ララことキュアミルキーことオヨルンのキューティーフィギュア。
かわいいんだけど、塗装がものすごく簡素化されてて物足りないとずっと思ってました。
先日ついに思い立って自分でリペイント(塗り直し)に挑戦しました。
まず初めに申しますと、私はプラモとかフィギュアとか模型の塗装に関して全くの無知の素人の初心者です。
実際に挑戦したリペイントの出来も模型に詳しい人とは雲泥の差の結果です。粗末なもんです。
キューティーフィギュア羽衣ララリペイント終わりました。 pic.twitter.com/EQH66USX9p
— ももいぬ (@momo_inu) 2019年6月26日
(上手な人の例)
(私の挑戦の結果)
なので今日のブログは「私の作品を見てくれ!」という目的ではありません。
今日書きたいのは……
- 塗装の完全素人
- 食玩やプライズの簡素なフィギュアのリペイントには興味がある
- 模型を本格的な趣味にしたいわけではない(初期費用をかけたくない)
- で、実際に挑戦したらどうなったか
って感じのことです。
もし私と同じように「プリキュアのフィギュアって塗装があまりに簡素すぎるけど、自分で塗ろうと思えば塗れるのでは」と思ってる塗装の素人が他にいたら参考になるかもという思いがあります。
結論から言うと、リペイントの出来は結局自分の手先の器用さに左右されるけど、1メートル離れて見れば悪くない程度の出来にするくらいならかなり楽勝です。
ステップ1。今回買ったもの。
タミヤのエナメル塗料、黒、白、青、赤、黄の5色と、フラットベース(つや消し剤)と、薄め液と、面相筆1本。
合計で税込1200円くらいです。
つや消し剤は最初につや消しカラーを買っていれば必要無かったかもしれません。
私はそれすら知らず、最初に普通の塗料を買って練習したら光沢がすごくてつや消し剤を追加で買ったのですが、後からつや消しカラーがあることを知りました。
面相筆もタミヤのやつで「細」を買ったのですが失敗でした。
買うならさらに細い「極細」のほうがいいと思います。
(ヨドバシで買うのが安くて確実かも)
最初に買うのはこれだけでいいと思います。
模型が趣味の人なら「これだけでは話にならない」と思うのかもしれませんが、模型を趣味にしたいわけでも、本格的なキットを塗装したいわけでもありません。
他に必要なもの、パレット、塗料皿、撹拌棒、クリップなどなどは、ペットボトルのキャップでもつまようじでも洗濯ばさみでも手持ちのもので何とでもなります。
(面相筆は実際使うとこれでも「太い」と感じます)
ステップ2。オヨルンの分解。
首と足は何も使わずにすぐに外せました。
それ以外の場所で、スカートの中の無地の白のショートパンツもせっかくだからリペイントしようと思ってナイフとペンチで強引にねじ切ったのですが、これはしないほうがよかったと後から思いました。
ここまでが下準備。
あとは設定に忠実に塗っていくのみ。
ステップ3。塗装。
まず、パンツのリペイントは結局、下半身の肌全部を塗り直す必要があるので、初心者の技量ではやや手に余る作業でした。
継ぎ目を消すのも無理でした。
消すには何かを塗布して接着しなくちゃいけなくて、接着したら細かい箇所を塗れなくなるジレンマ。
このへんで自分の身の程を知ったので、あとはもう割り切って身の丈に合う塗装で自分を納得させることにしました。
オヨルンのリペイントは予想よりもずっと難しいものでした。
(最初は「スカートのピンクを塗りたい」と軽く思ってただけなんですけどね)
ハートのエンブレムが全身に7か所もあって、米粒より小さいものにハートマークを描くのは至難の極致で、結局妥協しました。
極細の面相筆と、自分の技量と、塗料の塗り具合の知識がもっとあれば、もっときれいに塗れたかもしれません。
塗装の完了までには5日くらいかかりました。
どこかを塗ったあとその上にまた塗るとか、別の箇所を塗るためにそこを触って固定する必要があると、じっくり少しずつ完全乾燥させるしかありません。
薄め液とかのシンナー臭は予想よりきつかったので換気は超重要です。
ステップ4。接着。
接着は別に特に必要な技量は何も無いと思います。
で、完了です。
至近距離から撮影するとひどいものですが、少し離れて見るとそう悪くないんです。
私は今回挑戦してみて良かったと思ってます。
そして何度も言いますが、私はこの塗装の出来がいいとは思ってません。
塗装の素人がプリキュアフィギュアのリペイントに手を出すとどうなるかを晒して、もし同じこと思ってる人がいたらその人のために他山の石としたいって気持ちなんです。
いいじゃないですか。
やってみませんか。
時間はかかるけど1000円くらいできますよ。
一度買えば何度か使えますし。
きっと私よりうまくいきますよ。
何か適当な食玩フィギュアとか半額になってたら、それ買ってきて練習にするのもいいです。
実際やってみて塗装の興味が強くなったらそのとき本格的に塗料や器具を買い揃えたらいいと思います。