今週はかぐや様の本編よりも、作者赤坂アカが自分を原作担当とした漫画の作画担当漫画家をオーディションするという記事のほうがインパクトありました。
今日のブログは本編の感想よりも先に、それについて思ったことをちょっと書いてしまいたいです。
週刊ヤングジャンプ36&37号 赤坂アカ かぐや様は告らせたい262話 「白銀圭の最終回」
いろいろと驚きです。
赤坂は以前「漫画業界から引退を考えてる」って主旨の発言したことがありました。
どうやらそれは事実上撤回されたようで、かぐや様の連載が終わったあとも【推しの子】以外にも漫画原作者として活動を続ける意志があるようです。
でも作画はする意志は無さそう。なんかNARUTOの作者岸本斉史みたいな感じになってくのかな。
そういや闇金ウシジマくんの作者真鍋昌平もウシジマくん終わったあと原作だけの漫画始めたけど、すぐ終わって今はまた自分がちゃんと作画もする漫画やってます。
赤坂は今後どんなスタイルの作家になっていくんでしょうね?
一度超ヒットした漫画と言えば進撃の巨人や鬼滅の刃とかが浮かびますが作者は今はどうしてるんだろ。次回作構想してるのかな。
黒子のバスケや地獄楽の作者の次回作は全然人気出なくて打ち切られました。五等分の花嫁の次回作はどうなるかはまだ未確定。
私はどうも、漫画家って、一度超売れたらもう一生安泰、なんてことが全然無い職業に見えます。
高橋留美子とか青山剛昌とかず~っと働き続けてるし。さいとう・たかをや水木しげるは生涯働き続けたし。赤松健は政治家になったし。
なんか、悠々自適生活を体現してるのって、鳥山明と、そして遊戯王の高橋和希くらいしか思い浮かばなくて、しかし高橋がつい最近亡くなってしまったことで、ますますそんなイメージを持つようになっていました。
ってこんな話かぐや様の感想ブログとは全然関係無いのですが、なんか、私が最近しみじみ思ってた事とこの記事がなぜか妙に繋がっていろいろ頭に浮かんでしまって、ちょっと書かずにはいられなかったのでした。すいません。
えーと話を戻して、この記事ですが、公募オーディションというのもまた不思議な企画です。
この世の漫画は、話を考える人と絵を描く人のマッチングはほぼ全て当人同士や紹介とか社内コンペとかで行うもので、公募ってのは私は全然見た記憶が無いです。私が知らないだけでなにか前例はあるのでしょうけど。
現時点だけで感じる印象としては「うまくいくのかなあ~?」「公募なんてしなきゃいけないような状態なの?」と懐疑的なのですが、でもこれは、出来上がった作品を読まずに語るのは愚の骨頂なので、読めるのは来年2023年春頃とのことで、今はそれを待つのみです。
気を取り直して今週号の感想書きます。最終回まで今回入れて10話でしたっけ。
今回描かれたのは圭ちゃん、ひいては白銀家周りの話の締め。
(圭ちゃんとかぐやの出会いが語られることはもう無さそうです)
とにかくこれから残り9回でいろんなキャラの「最終回」が描かれるわけですよね。
一体誰の話になるのか予想する……ことにあんまり意味は無いです。
なぜなら私が望むとしたら9回全部伊井野の話にしてほしいから。
そんな無理なのは分かってます。なので私の望みはもう叶わないことは確定してるわけで、もう予想も何も無いです。
でも私はマジで伊井野(と石上)の物語の結末は9回分どころではなくもっと話数をかけて描いてほしかったと、今でも超マジで思ってます。
あと期待もあんまりしてません。これまでにこの漫画で感じた齟齬や不可解が、これから舌を巻くような真相とか解決とかが描かれ驚かされるとは、あんまり。
あーでもここで大友京子、子安つばめ、大林ヒカル、アドルフ・ペスカローロ(校長)の最終回とかが出てきたら驚くとは思いますけど。あるかな?
さて。まずは冒頭1ページ目1コマ目は満月の絵でした。
そして16ページ目は三日月になってます。またかよおおお。なんで月齢の絵がこうも安定せえへんねん。雲の形は全くのコピペなのに。それともなんか特別な意味があるん?
いや月齢はもうええわ。圭ちゃんや。
彼女は相変わらず、いくら反抗期とは言え兄や父にそこまでトゲトゲしい物言いできるかってくらいにトゲトゲ。
あ、彼女のスマホが226話(単行本では24巻236話)ではiPhone13Proっぽかったのが謎の機種に変わってるのも、気にしないことにします。
本題は反抗期です。反抗期。
圭ちゃんは兄と父にはバリバリトゲトゲするのに、白銀母にはしてないことが今週明かされました。
私はそこが妙に印象的でした。
これって本当に反抗期なんでしょうかね?
彼女は白銀母に「普通の母親の愛情がほしかった」と言うのですが、そんなことを言えるくせに彼女自身は兄や父には愛情を示そうとせず、それがなんか、これは圭ちゃんは反抗期ではなく彼女はもともとそういう気質な人間なのではって気もしました。今週の白銀母を見ると特に。
結局圭ちゃんと白銀母はものすごく似た者母娘なのではないかと。容姿も価値観も。
自分が誰かに愛情の気持ちを持ってても相手がそれを感じてなければ、愛情は存在してないのと同じです。圭ちゃんは母から与えてもらえなかったものを、自分も今父と兄に与えようとしてないのではないかと。
彼女がもう少し大人になったとき本当に反抗期が終わって父や兄に素直に笑顔や愛情を向けるようになれる日が来ればいいねと、結構本気で思いました。
しかしまー。白銀母の容姿は、本当に圭ちゃんそのままの絵に口元にシワ一本だけ描いて、目つきをちょっとイカレさせただけって感じでしたね。正直気味が悪かったです。
頬をもうちょっと骨ばらせて老けた輪郭にしても良かったのにとも思ったのですが、これはもしかしたら、整形してるってことなのかも。してそう(偏見)。
あとは……白銀父の工場が潰れた詳しい経緯について、以前は黄光に潰されたって話だったと思うのですが、まー、こういうのに関しても今更なのでここも気にするのはやめます。
もう一つ、上海について。この漫画では上海は秀知院よりも良い教育環境とかビジネスチャンスがある都市って設定らしいです。
でも上海って大気汚染すごいし、中国はコロナも政治もあれだし良さそうな都市ってイメージ湧きませんよね。
(てか母と娘でこうやって夜間に外食できる国がまずそうそう無いです。カルフォルニアの白銀にすら若干不安があるレベルなのに。若い女の人生なら治安が最重要項目に入る筈です。)
これはこの漫画に限った話では無いのですが、現実の世界は、コロナ社会になってもう2年半だし、チャイナリスクは高まる一方だし、ついでにロシアはもっと悲惨になってるし、現代劇漫画の中の社会(コロナ前の平和だった社会)とここ数年で激変した今の現実社会がかけ離れてると感じることがちょくちょく起きるようになりました。
今の日本の漫画は「コロナが発生していないIF世界」を描き続けることにいつか限界が来るんじゃないかって気もしてるんですけど、あなたはそういうの感じることってありますか?
ちなみに私が知ってる「コロナが作品の中で存在している漫画」は、有名どころではMAO、ザ・ファブル、スーパードクターK2の三つです。
あー。なんか今日のブログは作品感想に関係の無い話が長い上に、感想もしょっぱいことしか言ってなくて、非常にやな感じです。すいません。私には白銀母や圭ちゃんの愛情うんぬんについて批判する資格なんて無いですね。
いいところにも目を向けていきたいです。今週良かったところは、萌葉がかわいかったところ!
あとは、えーと、圭ちゃんの愛情についても、彼女はちゃんと豊かな感情も可愛げもあるってことはこれまで何度も描かれてるんだから、心配なんて無いのかもしれません。母から愛されてないと思ってるわけでも無さそうですし。
白銀母だって、我が子への愛情の行き違いをインスタで気に病む様子はあるのですから決してサイコパスなんかでは無いのだと思います。
この父母が復縁する日はきっと来ないのでしょう。でも白銀家の4人が、それぞれともに自分と家族との関係に心の納得をつけて、今日の日を笑顔で振り返られるようになる希望は、たぶんあるんだと思います。
親父も息子と離れても泣かないようになってな。