などなどブログログ

漫画の感想や日記などなどを。

かぐや様は告らせたい254話感想 人を怒らせるということ

今週は日常回というかギャグ回。

 

その前にあったギャグ回はペヤング回でした。ちんサムは除外論外範囲外。

 

週刊ヤングジャンプ26号 赤坂アカ かぐや様は告らせたい254話 「かぐや様は呼ばれたい」

ペヤング回は連載リアルタイムで読んだときは面白いと思ったのですが、そこから話が進んだら、あの回の存在が物語の歯車を狂わせてると思うようになって、今は、ちょっと、この漫画で肯定的に思えない部分の一つとなってしまっています。(生もやしをただお湯に3分間つけただけで食べれるようになるのかも疑問ですし)

 

私はこの漫画の疑問や齟齬をただあげつらうようなことはできるだけしたくないとは思ってるんですが、今週の唐突なギャグ回でつい連想的にペヤング回の疑問を思い起こしてなんか微妙な気分になってしまいました。

 

それに白銀留学まであと2日というカウントダウンの中で、またこういうギャグ回を挟んで本当にいいの?って少し気にもなりました。

 

また、今週のネタ自体は面白くて、それこそ何の疑問も持たずこの漫画を楽しめていたころの切れ味があったことについても、「これを普通の気持ちで読めてたらどんなに楽しかっただろう」とかも思ってしまいました。

 

いや、いかん。

 

こんな漫画の読み方は心身の健康に悪いです。

 

今書いたことは全部こんなの「気にせずに読めれたらそれでいいこと」です。

 

私も気持ちを切り替えて気にせずに読んで、ギャグを楽しむことにします。

 

私にとっては、この漫画にひっかかってる部分があることも、そんなの気にせず楽しみたいと思ってることも、両方ともありのままの気持ちです。しゃきーん。

 

 

 

切り替え完了。さて。冒頭は白銀がかぐやのことを「四宮」と呼んだり「かぐや」と呼んだりする呼び方の過渡期に入ってる様子が描かれました。

 

そういうの気になりますよね。

 

名前もですが私は二人称に苦労した思い出があります。「お前」と呼ぶか「君」と呼ぶか。

 

 

幸いにもかぐやは白銀から「お前」と呼ばれることは特に気にしないタイプの女です。

 

 

ところでなんで軍手の話で二人とも動揺してんの?

 

 

 

話を戻して、白銀としては、外聞を気にしてそれを避けたい様子。

 

でも校内では元々二人は「お付き合いなされてるのかしら」と持て囃される存在なんだし、最大の問題である「四宮家のご令嬢」という身分については解決したわけだし、もうあと2日で学校を去るんだし、別に普通にかぐやと呼んで堂々としてりゃあいいのに、なのに白銀は「アチチ」だの「バカップル」だの言われるとか超どうでもいいことを気にしてます。ええやんけそんなん。呼んだれや。

 

(1巻1話)

 

一方かぐやのほうは割とウキウキソワソワで、自分のほうは白銀をどう呼ぶかを思索し、ちょうどそのときに圭ちゃんが来訪。

 

人気者圭ちゃん。

 

 

かの雀魂では藤原伊井野を差し置いてコラボキャラに抜擢された圭ちゃん。

 

アニメでは登場のたびにコメント芸で遊ばれる赤スパ女神圭ちゃん。

 

かぐやが我が家に泊まりにくることにそろそろ慣れてきたか圭ちゃん。

 

でもお兄ぃとはもうすぐお別れで寂しくないか白銀圭ちゃん。

 

 

 

彼女が藤原からこんにち殺法しながら「圭ちゃん」と呼ばれるのを見て、かぐやは白銀を「みゆきちゃん」と呼ぶことを思いつきます。

 

いやー彼氏をちゃん付けで呼ぶのはどうかと思いますけど(年下彼氏でも微妙)、本人が人をちゃん付けで呼ぶ習慣が無いからやってみたいと思ったっぽいです。それならむべなるかな。それに当人同士がそれでいいのならまー。

 

 

試しに圭ちゃんを「圭ちゃん」と呼んでみたら楽しいし反応もいい。

 

 

藤原のことを「千花ちゃん」と呼ぶ気は全くありませんが。

 

 

 

そこへ白銀が入室。さっそく「みゆきちゃん」を実行しようとするかぐや。

 

それを見て圭ちゃんはかぐやの意図を瞬時に察するのが聡いです。このために今週登場したわけですね。

 

それはこの兄妹にとっての禁句

 

幼い日の白銀はそう呼ばれたら豹変し彼女を恐怖させるほど激高してたそうで。まるでトミーやマーティーや仗助やカミーユのように。

 

 

かぐやは圭ちゃんが止める間も与えずやってしまいますが、意外にも白銀はデレデレ。

 

彼女は混乱します。

 

 

違うぞ圭ちゃん、これはそういうことじゃないんだ。

 

 

白銀にとっては「みゆきちゃん」がただ駄目なわけではないんです。

 

侮辱に使われるのが駄目なんです。

 

侮辱ではなく、かぐやがやったように親しみや愛があれば彼は許すんです。あと関係に見合った呼び方であれば。

 

これは結局のところ、人は人に侮辱されれば怒るという単純で当たり前なだけの話で、結構教訓的な話でもあると私はちょっと思ったりしました。

 

幼い白銀はそう侮辱されたらすぐキレてたのですが、そういうタイプならむしろまだましなほうで、これがもし、怒りを貯め込むタイプだったり、相手が強くてなかなか反発できない関係だったりしたら、侮辱を込めたあだ名で呼ぶというのは非常に危険で、いつか相手の怒りが限界に達したときには、とんでもない悲劇を巻き起こしても何もおかしくないことです。

 

調子に乗って人を安易におちょくるというのは危険なことなんですよね。

 

そしてその危険を安易に冒してしまう女がここにいました。

 

 

その女は「私もみゆきちゃんと呼んでもい~い?」と白銀に尋ねたら、すごいキレ顔で却下されてしまいましたとさ。

 

そらそうなるわ。無理も無いわ。

 

圭ちゃんよ、これが人を怒らせるということだ。勉強になったな!圭ちゃん!

 

 

 

 

 

スポンサーリンク