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かぐや様は告らせたい203話感想 ワタシハ敵ジャナイヨ?

久しぶりの白ミコワールド。また伊井野奇行が始まるのかと思いきやその前に藤原かぐやが絡んできてひと悶着、という話。

 

週刊ヤングジャンプ6号 赤坂アカ かぐや様は告らせたい203話 「先輩くんと後輩ちゃん」

 

 

まずは実写映画のニュース。予想通り2期の製作が決定したそうで。

この決定自体が、これがビジネス的に成功してるっていうなによりの証拠です。

 

映画の内容については私個人や原作信者達がどう思うかは重要ではないと思います。

 

まー、伊井野がね。まー。

 

 

 

さて、本編の感想。

 

前回、先々週のYJでは「1月5日に重大発表!」と大体的に予告してたのですが、今回なぜかその映画続編についての言及は一切無し。なんでや。いやまー別にいっか。

 

 

冒頭は伊井野。やったー伊井野回です。

 

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それ自体は嬉しいことですが、前回のの登場やかぐやとの関係や白銀の「俺も戦う」の決意の話の続きがどうなったのか気になってスッキリしません。

 

ここんとこそういうの多いです。

 

というかこの漫画基本的にそういうひっぱり多いかも。シリアスな何か気になる要素をチラ見せしてそのすぐ次の回では全く違うギャグ回とかになるパターン。

 

今回は年末年始を挟んで時間があったので気持ちの切り替えを比較的スムーズにできました。

 

 

 

で、伊井野ですが、白銀への呼び方が、以前は大体基本的に「会長」だったのですが、「先輩」に変わってます。

 

そしてなんか、後で藤原やかぐや達が入室してからは「会長」に戻ってて、これって、もしかして、伊井野は二人きりの時だけは白銀のことを「会長」ではなく「先輩」と呼ぶようになったってこと???

 

おいおい穏やかじゃないぞおいおい。

 

いやこれは単に表記ゆれの一種に過ぎないか、あるいはそもそも「会長」と「先輩」の呼び方なんて大して違いなんてなかったりします?

 

私が細かいこと気にし過ぎてるだけ?

 

それとも、伊井野は、無意識のうちに「主人公の男子をやたらからかってくる生意気な後輩ヒロイン」になりきろうとでもしてるってことでしょうか。「せ・ん・ぱい♡」みたいな感じで呼ぶ系の。からかい上手系の。

 

これが本当に主人公とヒロインがやってたなら大いに結構なことですが、伊井野は本来こうやって甘え上手でからかい上手な関係になりたい男にはこんなに素直な態度を取ることがまるでできずにいるわけで、白銀にその代償行動の相手をさせているのは、心理的にやっぱりヤバイというか、本当に伊井野は苦しんでるってエビデンスのように見えてしまって、私は読んでて「うひえぇー」ってなります。

 

 

 

と、そこにやってきたのが藤原。

 

彼女の天性の間の悪さが今回はなんか救いの手のよう。

 

しかし藤原は「伊井野が白銀に頭なでなでしてた」瞬間はしっかり目撃してしまいました。

 

藤原の視点で考えたらそんな光景はさぞや意味不明に見えることでしょう。二人の急な接近に困惑してコンビニチキン食べ比べどころではなくなるというものです。

 

私はコンビニでチキン1個買い食いするくらいならケンタッキー行きます。

 

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藤原が問い詰めてみたところ、今の頭なでなでは石上とかぐやには内緒にして欲しいと返ってきて、「内緒いやあー!」と叫びたくなる藤原の気持ちは察するに余りあります。

 

サークルクラッシャー系の人間関係こじれ系の、その災禍に、当事者でも部外者でもない微妙な位置で巻き込まれる迷惑さなんて想像しただけで胃が痛くなります。

 

でも、あくまで白銀と伊井野は普通に仲が良くなってきただけだと、伊井野が好きな男は石上なんだからと、藤原は石ミコ派なんだからと、今の頭なでなでは含むところなんてありませんよと。

 

 

うまく落ち着きかけたところで、席順なんかで紛糾をわざわざ蒸し返す藤原。

 

「スルーすればいいのに」とも思いますが、藤原にとっては「誰かの中での自分の好感度」は重要なんでしたっけ。

 

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(14巻)

 

 

 

で、そこでかぐやが入室。

 

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そこからかぐやはこの漫画の初期でよく藤原に怨念を燃やしてたようなことを、今回初めて伊井野に向けて燃やしたわけですが、これは言ってしまえばもう茶番です。

 

かぐやは、白銀から「俺は伊井野をケアする」ってちゃんと聞いてるわけですし、それに留学やら四宮家やら絡みで何かの約束を交わした仲なんでしょ?今は。

 

今回のかぐやの怨念は「分かってて、しかもわりと楽しんでやってる」感があります。

 

 

ま、これが本気か茶番かはともかく、伊井野が間髪入れずかぐや本人に耳打ちフォローして納めます。

 

会長が好きなのはあなただけだと。私はお二人の関係を知っていると。応援してると。

 

かぐや安心。

 

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(というかここの絵がとても素晴らしいです)

 

これはかぐやにとっては、伊井野が悪い虫ではなかったことよりも、自分の理解者や仲間がまた一人増えたことが嬉しいんじゃないかって気もします。

 

ただ、ふと、かぐやは「友達を試して、合格だった人だけが本当の友達」という価値観があるって話があったことを思い出しました。

 

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(18巻)

 

これからかぐやが伊井野を友達テストする話があるのか、それともかぐやはもうそういう価値観で人を判断することはやめるのか。様子見です。

 

 

 

オチは伊井野の重めの冗談。これは白ミコフラグではなく本当に冗談です。

 

今回の話は「伊井野は最近白銀と急接近したけど、白銀とかぐやの中を乱すような存在じゃないよ」と読者に示す回だった、んじゃないか、と、私は思いました。

 

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伊井野は敵ではありません。仲間です。ですよ?

 

そしてとことん蚊帳の外の藤原がちょっと可哀想で面白かったです。

 

 

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