休載開けのかぐや様。今週は前回と連続してまた日常回。
しかしその本筋よりも、合間にさりげなく描かれてた絵のほうが気になる回でした。
週刊ヤングジャンプ 赤坂アカ かぐや様は告らせたい154話 「藤原千花は愛したい」
そもそも「日常回」とか普通に言いましたが日常回って定義が決まってるわけではありません。
私がなんとなく思うこの作品の日常回とは、「生徒会メンバーが生徒会室内でなんかやって一話完結する回」って感じ。ですよね?
そう考えると前回と今回の日常回は、めっっちゃ久しぶりです。
文化祭やってUR作戦やってかぐやがアホから氷になってクリスマスで白銀とかぐやがくっついて各キャラの冬休みも紹介するっていう長い物語をずう~っと一気に続けてきて、その間日常回と言える回はありませんでした。
でもこの作品は初期はむしろ日常回のほうがメインでした。
最初は白銀とかぐやと藤原の三人だけの世界だったのが、登場人物が増えて青春群像劇に変化して、そんな時ふっと帰ってきた日常回。原点回帰みたいな?
さて本編では、冒頭で藤原が生徒会内での自分の評価に異議申し立て。
悪戯やらダーティープレイやらイカサマやらを仕掛けて返り討ちに遭うのが彼女の定番パターンなわけで、日頃の行いの悪さが低評価に繋がってます。
ただちょっと、藤原について真面目に考えてみると(普段考える機会があんまりありません)、彼女が仕掛けてくるさまざまな悪事って、割と高レベルなことが多い気がします。
見破る生徒会三人のほうがすごいんです。天才頭脳戦ちゃんです。伊井野は除く。
なので生徒会以外の場所では、クラスとか家庭とかTG部とかでは、彼女は喝采を浴びて得意でいられるのことが多いのでしょう。
藤原が「生徒会の皆さんだけが私に対して酷い」と思うのは案外論理的かも。筋が通ってるかは別として。
で、そんな、伊井野からの評価も下がりつつあって焦った藤原が今回仕掛けてきたのが「愛してるゲーム」。
これもパーティーゲームでしたっけ。聞き覚えあるような。
愛してると言って照れたら負けのシンプルなゲーム。
作者赤坂アカは日常回用のネタ集めもしっかりやってて、いろんなゲームをこの作品で見せてくれます。
石上が「藤原先輩程度楽勝」と高をくくって受けて立ってしまいます。
しかし藤原の口車にあっさり乗せられてドーンだYOで撃沈。
石上のイキリ童貞っぷりが見ていて痛々しくて笑えます。
しかしここで私が今週一番気になった絵がありました。
藤原が勝ち誇って石上にじゃれついてるコマで、すごい無表情でよそ向いてる伊井野。
うわー。
こういうのがすごい目に止まります。
前回「石上と藤原がくっついた」というドッキリを本気にしたときの死んだ表情を思い出させます。
伊井野にとっては石上に他の女が近づくことが地雷になっているようでハラハラします。
藤原は今度は「石上くんがミコちゃんに愛してると言ってみて」と提案し、伊井野は数瞬の沈黙を経て承諾。
ここは、なんていうか、伊井野は、試しに一度言われてみてもいいとか思ったんでしょうか……。
ここもさりげなく意味深です。
今週はマジで本筋と関係ないところばっかり気になります私。
伊井野は石上に愛してると言われても平然。逆に「最近の石上は結構好きよ」と言い返します。
あーこれも冗談のふりをした本心なんでしょうか……。
以前なかよし大作戦で「お互いを褒め合う」ことすら拒否してた時とは大きく変化しました。伊井野。
石上は二人から完全敗北し、白銀に助けを求めます。
そのときのかぐやの表情がまた妙に味わい深い。
石上の不甲斐なさに呆れてるのか、白銀を巻き込んだことが迷惑なのか。
で、次は藤原→白銀のターン。
白銀は動揺を隠す手段として脳内で「萎える記憶」を蘇らせます。
その記憶が、なんと母の出奔。萎える記憶どころかトラウマじゃねえか。
そして白銀母の顔が初公開でしたっけ。圭ちゃんとそっくり。
あと、この記憶は「愛する人と仮に結婚までたどり着けたとしても、一生添い遂げる保証なんてどこにもない」っていうこの世の真理を幼い白銀は思い知ったってことなのでしょう。
しかしそれでも人は誰かを愛さずにいられない、と。
ともあれ白銀は見事な「思い出し泣き」で藤原の攻撃を回避。
最後はかぐや→白銀のターンで、会心の「会長だぁいすき♡」で締め。からかい上手の四宮さん。
交際を始めてかわいらしさ全開って感じですが、この作品ではこの笑顔がいつまた消えるか分かったものではないので若干の不安も匂わせてくれます。
次回も日常回でしょうか?
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