今週は前半は白銀と雲鷹の恋愛頭脳戦。後半は……。
週刊ヤングジャンプ29号 赤坂アカ かぐや様は告らせたい256話 「かぐや様は見送りたい 前編」
なんか恋愛頭脳戦らしい恋愛頭脳戦を見るのは久しぶりな気がします。いや違うわ白銀と雲鷹の頭脳戦に別に恋愛は関係無いわ。いやいやかぐやとの結婚に絡んではいるから全く無関係とは言い切れないか?
でも恋愛頭脳戦と書いてしまうと白銀と雲鷹が恋愛してるかのような誤解を招くのでやっぱりこの表現は良くないですね。そうだろう、恋愛頭脳戦ちゃん。
で、そんな二人の会話の内容は、かつて青龍から貰った10億円の処遇について。
はっきり言って興味の無い話題です。
そりゃ白銀にとってはこんな大金を貰うにしても安心して使える拠り所がいるから雲鷹とこういう話するのは必要であろうことは理解できます。
でもそんなんそれこそダイジェストでよくて、わざわざページを費やしてまで見たいとは思いません。
というか私が詳しく見たいと思ったこと、例えば、251話で言ってた、かぐやが白銀に助けに来てもらうために、具体的に誰とどんな会話して「下準備」をしたのかとか、253話で言ってた、四宮四条戦争の講和の席でマキの父とかぐやはどんな会話をしたのかとか、そのへんはダイジェストで済まされてしまったのに。なんか、詳しく見たい話とサクッと省略してほしい話がチグハグな印象があります。
あと、ここのセリフは誤字ですね。「とりあえずは使った分だけでも」は正しくは「とりあえずは使わなかった分だけでも」な筈。
話を戻して、10億円うんぬんに興味無いとは言え、この話には良かった点もいくつもあると思いました。
まず雲鷹は結局は白銀に優しいです。
彼は、白銀に助け舟を出すことを「俺はノーリスクで1円も損しないからやってやるんだ」と自分に言い訳をしながらやってるだけであり、仮に今回の話が自分の懐から10億を出さなければいけなかったとしても、何だかんだと自分に言い訳しつつそうしてくれそうな人だと思いました。花柄シャツでね。いやシャツの柄はどうでもええけどね。
私は雲鷹を善人だとは決して言いませんが、彼は人間としての醜さと情の両面性を持っており、またそれはかぐやにも共通してることだと思うので、そんな彼が白銀と今後もうまくやっていけそうな関係になれたことは、希望も感じさせるいいことだと思います。
お互いに「御行」「兄さん」とか呼び合ってるし。
白銀のほうは実は今回の会話はそうなるように誘導してたのだと種明かしし、そういうのはまるでこの漫画の初期の恋愛頭脳戦のようなノリでしたが、でもこれも結局「利用した」ではなく普通に「甘えさせてもらい、助けてもらった」ってだけのことです。
お互いにそうやって打算と情で助けてもらったり恩返ししたりして生きていくといいよ。それでいいと思うよ。
雲鷹がこれから四宮家の当主になるのかは分かりませんけど。
なるんでしょうかね?
とま、二人は騙し合い利用し合いの頭脳戦をしていながら、結局は思いやりの心で通じ合ってるようなものだと思いました。
あと今週の話で一番良かった点は、月が2回出てきたけど、ちゃんと月の形が同じだったことです。
249話とかの伝説の月ワープが再現されずにほっとしました。
(244話~249話)
そういや249話は単行本では26巻の259話になる筈ですが、このブログ投稿日の今日発売される26巻では一連の月齢の絵の狂いは修正されるでしょうか?
されないほうがいっそ面白いかも。
それはそうと今週の話の後半は、かぐやの寝坊。予想外な展開でした。
目覚ましかけなかったのか。起こしてくれる人いなかったのか。
たぶんそれは、かぐやは普段は早寝だから、その習慣が全く無かったからでしょうね、きっと。
でもさすがに白銀が旅発つ前日は悶々と眠れなくなり、大遅刻と。
ということは、「かぐや様は見送りたい 後編」では、見送りができなかったかぐやはどんな行動を起こすんでしょうね?
今からでも「見送り」を実行するために、自分もいきなりアメリカに、スタンフォードがあるカリフォルニア州のサンフランシスコ国際空港?に、行っちゃうんでしょうかね???
あと関係無いけど石上がなんか輪っかのペンダントしてます。お前そういうの身に付けるタイプだったの?(クロムハーツオーリングだったら5万~10万くらい)
つうか伊井野の私服をしっかり見たいです。スカート?
で。次回は【推しの子】とのW表紙だそうで。
【推しの子】のアニメ化ね~。それについては私は、ここで詳しく書くことじゃないから簡潔にだけ言うと、ほぼ様子見で少しだけ期待寄りって感じです。