今年最初のかぐや様。最初に読んだときちょっと笑ってしまいました。
「バトゥーキ」の最新話と妙にネタがかぶってて。
週刊ヤングジャンプ6&7号 赤坂アカ かぐや様は告らせたい239話 「かぐや様は別れたい(2)」
「ヤンジャン!」のバトゥーキ115話は代玖ルイが悪軍鉄馬に「1千万の出演料を払う」と言ったら「10億もってこい馬鹿」と一蹴されるという話でした。
いやまーただ「1千万」と「10億」という金額が偶然一致してただけって話です。
ただあまりにピッタリ一致してたので思わず笑ったのでした。
さて気を取り直してまじめに感想ブログ書きます。
今週の話は世の中の恋愛漫画では全然見ないすごく新鮮な展開だったと思います。
これが今後面白くなるのかどっちらけになるのか、吉と出るか凶と出るかはまだ分かりません。
舞台は秀知院の屋上。今週の登場人物は早坂だけは夏服でしたが、白銀はいつもの学ラン、青龍はスーツにマフラーを巻かずに垂らしててなんかマフィアがよくやってそうなスタイル、そして黒服の女、みんな冬服で、時期は初夏の夜なのですがなかなか暑そうです。
白銀はどうやら四宮家に呼び出されて屋上に残ってたようです。
まず出てきたのはこの漫画にたまに出てくる四宮家の黒服女。かつて花火編で「行ったら駄目ですよ」って言ってた奴ですね。四宮家の犬。
彼女から「手切れ金」として1千万円の現ナマが出されますが、白銀はそれを歯牙にもかけず四宮家の体質を猛批判。
そこで初登場するのがかぐやの次兄、四宮青龍。
次兄の名前は一度「虹正」とあったのですが、前回にも青龍とあったのでこっちが正しい名前のようです。
彼は自分よりずっと下層の高校生にも「敬意を払ってるよ」という態度を表面的には見せる慇懃な男性っぽいですね。
一瞬脱帽の挨拶もしてみせます。
しかし帽子の下の毛髪はどのくらい健在なのかは不明です。
四宮家の男達の毛髪は、父はフサフサ、長男は完全ハゲ、次男はグレー、三男はフサフサという結果になりました。
きっと遺伝的に父の父は完全ハゲだと思います。隔世遺伝で。
いや髪の話はどうでもええわ。
青龍は白銀に今の騒動の内情を明かしますが、この話本当なんでしょうかね?
四宮家と四条家が共倒れになる?
今四条家のほうはどんなダメージを食らってるというのでしょうね?
四宮家はもともと日本中から恨みを買ってる悪徳財閥で、それを倒したい者が集い四条家が生まれ成り上がったわけで、その準備が整ったから「今だ!」と四宮家潰しを始めたのだと思います。
当然反撃も食らうでしょうが、それくらいなら承知の上じゃない?
それに世間に「四宮グループはオワコン」って空気が満ちたら株価とかでも四条家が上がりそうで、儲けこそすれ損害なんか特に無さそうなイメージですが。
また「四条家だって一枚岩じゃない」ってのも「本当にそうかなあ~?」って思ってしまいます。
「四宮家潰す!」と思ってない人は最初から四条家になんか所属しないんじゃないかなあ~?
マキのような心優しい人がいるのは確かですが、彼女とてかぐやを含めた四宮家の中の人々を破滅させることは望んでないにしろ、家を潰すことだけなら躊躇する理由は無いようにも感じます。
なのに青龍はその家を守るほうに固執してて、その段取りは四条家とはついていると言う。
不可解ですなあー。
なんてね。
青龍と繋がってるのがもし帝なら、おかしな話でもありません。
帝にとっては「かぐやを手に入れる」ためなら四条家の「四宮家を潰す!」って信念もどうでもいいのかもしれませんね。
いや本当にそうなのかはまだ全然分かりませんけどね。
はたして真相はいかに。
そこは置いといて、白銀は「一千万では足りない」「俺がかぐやと結婚してればもっと手に入ってた筈だ」と、金額の少なさを訴えます。
本当に世の中のいろんな恋愛漫画ではなかなか見ない展開です。
白銀は10億をふっかけて、青龍も同意します。
ふむー?
白銀と聖龍は「10億払う」「今後かぐやとは関わらない」という同意をこの場の口約束のみで済まして、契約書とかを交わしたわけでもありませんが、このへんは気にしなくてもいいのでしょうかね?
また四宮家にとって「白銀からかぐやと別れることの同意を取る」ことに本当に10億もの価値があるのかもちょっと疑問ですが、これは、穏便に事を済ませるなら10億くらいは本当に安いものなのかもしれません。
で。会談は穏便に終了。
早坂が一部始終を隠れて見てました。
ってことはこの会談に雲鷹は関わってないってことでしょうか。
そりゃそうだ。
こんなことするんなら雲鷹が白銀の身の安全をわざわざ守る必要はありませんもんね。
黄光&青龍と雲鷹とは別の思惑で、こっちこそ一枚岩ではない、と。
で。早坂は、白銀が大金を手にして喜ぶ様子を見て「お金に目がくらんでかぐやを売ったの?」と失望してみせます。
このへんはなんか予定調和ですね。
「白銀はかぐやを売ったの?」と思わせておいて「実はそんな意志はありませんでした!」という大見得に驚いてみせる道化役が今週の彼女の役割。ちょっと損な役。
さて。かつて校長は「これからかぐやサンは大変だから守ってあげてくだサイ」と白銀の周囲に仲間になれる人材を集めてました。
それが火を吹く時がやってきたのでしょうかね?
白銀が中心となって、周囲の仲間が協力してくれて、何かでかいことが始まるのでしょう。10億円の予算で。
ここ最近の白銀は自発的な行動は何一つ起こしてません。ずーっと翻弄されてただけ。
何をするのかは予想もできませんが、やっと主人公らしいところを見れるのを期待してます。
「金だけ受け取って口約束は破る」という最悪の横紙破りをね。
来週はヤングジャンプ休みで、つづきは再来週!