ド真正面の石ミコ回!
不安だらけです。衝撃に備えろ。
週刊ヤングジャンプ52号 赤坂アカ かぐや様は告らせたい235話 「そして、石上優は目を閉じた(4)」
まー今週の話は恋愛漫画の定番中の定番のひきのパターンです。
それだけに次回どうなるかの選択肢も定番化してる感があります。ぶっちゃけいくとこまで「いくのか」「いかないのか」の二択です。
例えるなら、銃を構えるシーンを描いたらあとは「撃つか」「撃たないか」の二択にしかならなくなるようなもんです。
ちなみにこの漫画では白銀は何度か撃てずじまいになったのちに、思いっ切り撃ちましたが。
そして石上はかつて子安相手に「撃たない」と確固たる意志で銃を収めたことがありました。
あ、銃で例えるのは良くなかったですね。露骨過ぎかも。
そういや今週のゴールデンカムイではソフィアは先に鶴見中尉に銃を構えたのに撃てず、逆に鶴見は何のためらいもなくソフィアを撃てたことがすごいショッキングでした。って関係なさ過ぎですいません。
えーさて、冒頭は、伊井野がストーカーの存在に気づいて怯えます。
おいおいえらく唐突な展開だなあー。と一瞬思いましたがそうでもありませんでした。
ストーカーの正体はたぶん四宮家関係。伊井野だけでなくかぐやに近い学友を全員調べてると。納得。
石ミコ問題と四宮家問題は本来全く関係ない話なのですが、両問題が影響を与え合うのはナイスな漫画的構成だと思います。
しかし伊井野からしたら事情は全然分からないわけで、ストーカーだという不知火の憶測を鵜呑みにしてしまいます。
ところで「自分は誰かに監視されてる」と思い込むことを注察妄想と言います。
メンタルの弱い子は起こしやすいです。
でもだからと言って、もしその訴えを聞き流して、それが妄想でなかった場合には悲劇が待ってるのみです。
さらに悪いことにメンタルや言動が不安定な子は実際に被害に遭いやすく、ストーカーからしたら簡単にストークできて、怯えさせるという目的を楽に達成できるから恰好のターゲットにしやすいって側面もあります。たぶん。
というわけで「ストーカーかも」と怯える人に必要なのは、本当にいるかしっかり確かめて現実的な対処することと、不安を少しでもやわらげてあげる心の対処の両方です。
しかし現役アイドルの不知火と元アイドルの大仏の見解は、伊井野をむしろ余計に怯えさせる逆効果になってます。あちゃー。
いや「逆」ではないのかもしれません。
彼女らに伊井野の不安を煽ろうって意図は無いのかもしれませんが、「怖いから石上に守らせる」という作戦を実行できるから展開としては好都合。
ところで不知火ころもって【推しの子】の不知火フリルの姉だってのはマジ?
で、話を聞いた石上が「タクシー使えば?」と言うのですが、これは言うほどバカな発言でもないです。
タクシーが現実的に安全度が高い対処法だってのは間違ってないのですから。
しかし必要なのは現実的対処と心の対処の両方であることは先に述べた通りであり、石上に今求められてるのは心のほうです。
伊井野のほうには「がっつく」とか「これを機に石上に甘える」とかいう心の余裕は全く無くなってるように見えます。
世の中にはそういうのが器用にできる女はいますけど、今回の伊井野がそうだとはあんまり思えません。(確証は無いです)
ここまできたらただひたすらに伊井野が心配なだけです。
本当に、「好感度」とか「弱みに付け込む」とかじゃなく、純粋に彼女のために頑張れよ、石上!
彼女に他意が無かったころは何も考えず手を握ることができたけど、意識しだすとできなくなるってのは、大いに理解できますけどね。
(16巻)
あと、大仏のセリフについては、ノーコメントで!
で。仲良く(気まずく)下校する二人。えーと、秀知院は港区三田駅前らしく、伊井野のおうちは渋谷区代官山だそうです。で、石上は目黒区中目黒で、私は東京の地図知りませんけど送るのは大変ですか?
道中で石上のズボンを掴む伊井野。うおおう。その手を握ることができない石上。うあああ。
そして家についたら石上はさっさと退散しようとするのですが、その気持ちは分かるのと分からないのが両方ありますね。
恋心や性欲抜きで考えても彼女をほっとくなんてありえないけど、ここで踏み込むのは非常に怖いことです。
石上はちょうど前回、「無条件で好かれたい」って虫の良い願望を漏らしてましたが、まさに今虫の良い展開が降って湧いてきてます。
都合よくストーカーが出現し、都合よく伊井野が怯え、都合よくナイトになれて、家に招かれて「まだ帰らないで」とすがってきて、本当に夢のような状況です。
しかも彼にとっては二度目の幸運です。一度目、子安に誘惑されたときには、跳ねのけました。
あのときの彼の「撃たない」って判断は、理屈は通ってるし漫画のセオリーとしても結果的に正解だったのですが、一人の生きてる男としては、悔やんでも悔やみきれない後悔になっても全くおかしくないことでした。
跳ねのけた結果何も得られなかったわけですから。子安の体を貰えるチャンスを蹴って心を掴む勝負に出たけど、どっちも貰えずに終わってしまったわけで。
しかしあのときの傷は今は癒えてきて、まさに癒してくれた女が目の前にいて、これでもかとサインを送ってきてます。
でもそれは彼が求めてた「無条件で好かれたい」とは程遠い状況です。
ハート飛び交うラブラブ笑顔(かぐやがよくやってたやつ)などではなく、弱ってて辛そうな表情で求めてきます。
なんですな。石上って男は、つくづく、同学年女子からの嫌われ者なくせに女友達は多かったり、自分が惚れた女から求められるけど、それは毎回全く望んだ形でなくて葛藤したり、なんつうか、いつもアンバランスで、まるで恋愛漫画の主人公のような男ですな。
ちゃうわ。実際恋愛漫画の主人公やっちゅうねん。こいつは。裏主人公なんでしたっけ?
で、我らが裏主人公はどうしたかというと、帰りません!!!
裏ヒロインの頭を撫でます。
その石上の表情の絵が超素晴らしいと思います。伊井野への愛しさと(たぶん性欲と)こんな状況でこんなことしていいんだろうかって葛藤とそれでもこうせずにいられない情動がめっちゃ見て取れるような気がします。
しかし「素晴らしい絵」は次のページですぐに記録更新されます。
頭を撫でられた伊井野は、その手を自分の頬にもってって「もっと触って」という表情が凄まじいです。
これ、彼女の手は冷たいけど、頬はめっちゃ熱いんですよね。体温が伝わってくるかのようです。
女の側からしたら、彼の手は触ると温かいのに、自分の頬に当てるとひやっとして、自分の顔が火照ってるのが分かってしまう、みたいな感じでしょうか???
あとノーメイクの素肌の感触とか。
そして「部屋いこ」でつづく。つづく。
もうね。次回、いくところまでいくのかいかないのかの予想はとてもできません。
どっちも普通にありえます。それくらいの定番パターンです。
ただなあー、私としてはここで一番やってほしくないパターンがあって、「いこうとするけど、勃起しなくて頓挫」ってパターンです。
これ、ヤングジャンプやヤンガマガジンでは割と多いです。私このパターン本当嫌い。
しかもこの二人は子安のときに「今もギンギンに勃っとるわ!!」ってやりとりをしたことがあるので、それが悪いフラグになりそうな予感もなくはなくて、そこが私は不安です。
いってもいいし、いかなくてもいいけど、二人が納得して選んで、心穏やかに、笑顔になれることを願ってやみません。
いやこれってただ単に私が伊井野好きだから私が心ざわついてるだけですわ。要するに。
石上よ、男と女のABC駆け抜けるんなら駆け抜けてくれ。
でもその前に二人の間には片付けるべき課題があるような無いような。
いや。なんか。今回はだめです。思ってることを全然うまく文章にできません。というか自分でもどうなってほしいのかよく分かりません。
ギブアップです。
もうギプアップ。
完全ギブアップ。
もうあとは、次回以降どうなろうが、どうなっても動揺しないように意識をしっかりと保とうと思います。マスメディア部みたいですけども。
ところで、ラストページの「次号、かぐやと白銀よりも早く!?」ってどういう意味なんでしょう?
現時点で石ミコが白かぐより先を越すことなんて何一つない筈ですが。
もしかして、「初キスから初セックスまでの時間」の話でしょうか?
かつて柏木と翼は初キスから2ヶ月後に大人のキスしてその40秒後に初セックスをしたとか。
かぐやと白銀は初キスが大人のキスでその4ヶ月後に初セックスしました。
じゃあ、伊井野と石上は、初キスの何秒後に大人のキスして、その何秒後に初セックスをするというのでしょうか?つうか秒なの???
ああああああ。