ゾンサガRを視聴した感想を遅れて書き続けています。
(このブログは11話まで見た時点で書いてます)
6話はなんと「借金問題をギャンブルで勝って解決する」という、あまりにも都合良すぎて逆に誰もやらなさそうな話を、ここまで堂々とやった度胸がまずすごいと思いました。
借金で苦しんでる人!精神的に追い詰められてギャンブルに手を出しても解決しませんからね!
「サイコロ5個を同時に振って、全部1が出たらあなたの勝ち、それ以外だと負け」という一発勝負のギャンブルに3万円を払って参加し、勝ったら2000万円が貰えます。
みたいなものです。今回たえが挑んだ勝負は。勝てる確率は単純計算で0.01%くらい。
で、それに勝ったわけです。たえは。
マークシートに偶然かかったインクで、本人が意味を理解してないまま船券を買って。
超~都合のいい話です。
これは本当にただの偶然なのか、それともなんらかの意味のある因果が働いた結果なのか、そこがよく分かりません。
そもそもこの作品は、すごく綿密に構成されてる部分もあれば、適当なその場のノリで作られてるっぽい部分もあり、マジで謎だらけです。
例えばメイク。
フランシュシュがゾンビ姿を隠すためにしてるメイクは、場面によって、水を被っただけで一瞬で落ちたと思えば、足湯に浸かったり、外に働きに出て行けるくらいに耐久性があったり、かなり設定がまちまちです。
顔以外の手足とか全身は、全裸になってメイクして貰ってるのかどうかも謎。
でもこう適当なこと自体は、それはそれで決して悪いことではないです。
惑わされるのは、何かの突飛な展開があったとき、それはその場の適当なノリなのか、それとも深い意味があることなのか、どっちなのか分かんないことです。
もう一つ例を挙げれば、1期2話でさくらとサキがラップバトルをして自分らがゾンビだと連呼してて、たえの首が外れるところを、デスおじがしっかり見届けてるところとかも。
ひょっとしたらデスおじは最初からフランシュシュがゾンビだと知った上でファンやってるのでは?とかずっと思ってます。
たえは本当にこの作品で最もそういう、謎とか不可解とかを象徴する存在だって感じてます。
それはウルトラジャンプの連載でさらにそう思うようになりました。
「ゾンビランドサガ外伝 ザ・ファースト・ゾンビィ」で。
読んでますか?あの漫画。なんとキャラデザの深川可純本人が執筆してるという。
ゾンビランドサガの前日譚。生前のたえが登場しています。知性を持ってて喋ってます。
このブログ書いてる時点で2話まで発表されました。
生前のたえは、なんと、1989年ごろ、佐賀の呪い「サガコ」を退治する秘密結社「佐賀サガコバスターズ」のOL戦士だったと言います。
あまりに唐突な世界観に唖然です。なんじゃそりゃです。
(ちなみに純子とほぼ同世代だったっぽいです)
この漫画ではこれからたえが死ぬエピソードが語られるのでしょうか?1989年という昭和から平成に変わる年に。
私がこれ読んで何より驚いたのは、佐賀を「呪われし地」と言い切り、実際に佐賀の呪いの一種がサガコという明確な形を持って存在してることでした。
この作品の世界観ってそんな感じだったの!?
2話ではこの組織のボスがマスターこと徐福っぽいシーンもありました。
アニメ1期の最初から幸太郎が「佐賀を救う」って言ってたのは、本当に佐賀に呪いがあって、それに立ち向かうため?
徐福や生前のたえはそれと戦っていたと?
本当にそうっぽいことは11話でもちょっと語られました。
ま、この世界観の真相については、アニメや漫画の結末を見ないと分からないので今の時点で語れることは無いのですが、重要なのはたえが佐賀の呪いの存在を知ってて戦ってた戦士だったということ。
じゃあ、ボートレース当てたのも、彼女が潜在的に持ってる何か超常的な力によるものなんでしょうかね???
6話では冒頭でたえが幸太郎から直々に「あなたも働いて稼がないと食べていけませんよ」と聞かされるシーンがあったので、たえの本能が「稼がなきゃ」と理解して、無軌道に行動してたようで、行動の一つ一つが大金を呼び寄せる運命を引き寄せたのでは……みたいに思えなくもないです。
なんか、この作品の世界観を根底から揺らがした回でした。
じゃあ、1期でさくらが死んだのも、アルピノが壊れたのも、全部呪い?
そのへん謎が明かされるのか明かされないのか、も、最終回ではちょっと期待してます。
正直、明かされなくても、面白ければ問題ないですけど。
あとは6話見てちょっと思ったこと書いてきます。
さくらが屋敷から出るときに道の左右を異様に確認してるところに笑いました。
大古場記者は10話でフランシュシュの5号以外のメンバー全員の身元を調べ上げてましたが、6話で0号が「山田家代々の墓」の供え物を食べてるのを見て、そこから山田たえにまで辿り着いたんでしょうかね?
万梨阿の再登場は嬉しかったです。
私は万梨阿役の古賀葵を「かぐや様は告らせたい」のかぐや役で初めて知って、その後に、彼女がゾンサガにも出てたことを知ったのでした。
そしてゾンサガの1期と2期の間に、かぐや様の1期と2期が放送されたのでした。
本当、長かったなあ~。
かぐや様は3期を発表されたけど、ゾンサガははたして3期とかあり得るでしょうか???
で、6話は万梨阿以外も、1期に出たいろんなキャラが登場してて、サガアーケードラッパーズもダンス大会に出場してたのですが、彼らのダンスの動きが妙に綺麗だったのも面白かったです。
あとコッコ君もね!
さて。そういえば6話を視聴した時は、借金を返済できてしまって「これでリベンジ達成したんじゃね?」とか思ったのですが、以降の話ではそんなレベルの問題では無かったことが判明していきます。マジで佐賀は呪われてるん?