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ゾンビランドサガリベンジ最終回12話感想 お気の毒ですが佐賀は滅亡しました

ゾンサガRの感想を遅ればせながら書いてて、ようやく最終回12話まで辿り着けました。

 

で。駅スタリベンジライブですが。もし災害が無かったとしたら、フランシュシュは5万人の客席を埋めることはできてたでしょうか?

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IFの話ですけどね。

 

と、その前に今回の状況を改めて見ると……。

 

えーと、幸太郎が海で溺死しかけて、そしてリベンジすると7人に発表した日が2月16日で、その翌日2月17日に豪雨災害が発生したわけか。

 

前回のあまりにも無謀無策な駅スタとは違い、今回のリベンジライブでは幸太郎が本腰を入れて宣伝活動などなどやれることを何でもやると誓った矢先にこれか。

 

そして2月21日に避難所カティオンで8人が合流できて、駅スタリベンジ決行を宣言。

 

3月1日にエフエム佐賀のラジオでようやく告知できました。

 

災害のおかげでローカルラジオを聞いている県民はいつもより桁違いに多かったのでしょう。

 

また大古場記者アイアンフリル詩織大空ライトホワイト竜達の尽力で、そのライブが「チャリティー」という形式となり世界的にバズり、県知事久中製薬パピーこと剛武雄やスタッフ達が会場の設営を完成させました。

 

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そして当日3月8日、会場にはデスおじを始め、舞々怒羅美徐福ドライブイン鳥小島食品工業などなどこれまでの登場人物と県民が集結して、駅スタは見事に満員御礼を果たせました。大成功!!!

 

最終回の黄金パターン!

 

ただ、ただ、私は(このゾンサガ感想ブログで「呪い」について何度も書いててしつこいんですが)この駅スタリベンジライブに限って呪いが発動せずにライブ大成功した理由がいまいち分かりませんでした。

 

「佐賀とフランシュシュを思う気持ちが集結すれば呪いなんか跳ね飛ばせる」と言えば綺麗ですけど、それだったらアイアンフリル時代のだって強くてたくさんの気持ちが集まってたと思うんだけどなあー。

 

これはあるいは、ひょっとしたら、呪いはちゃんと発動してたのかもしれません。ライブは大成功したけどそれに合うだけの反動の呪いが別のどこかに人知れず降りかかってた。とか。

 

例えば幸太郎に。とか。

 

はたしてどうなんでしょね?

 

 あの幸太郎の吐血は一体何を意味するのか?

 

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よくあんな不穏なシーンを挿入する決断をしたものです。製作者すごいです。

 

 

 

それはいったん置いといて話を戻して、フランシュシュのハコ問題。

 

もしこの災害が無かったとしたら、フランシュシュが普通にライブ開催してたとしたら、私は、駅スタの5万人を埋めるのはやっぱり無理だったんじゃないかって気がします。なんとなく。半分くらいはいけるかもですが。

 

(私は7話あたりまで視聴してた時点では、最終回はフランシュシュvsアイアンフリルの形のライブになるんじゃないかなんて思ってましたけど大ハズレでした)

 

今回こうやって大成功したのは災害が発生してチャリティーの形式になったからです。

 

佐賀復興の結団式というかセレモニーのような意味合いを持ったから大勢の人が集結したのであって、言ってしまえばステージに立つのはフランシュシュじゃなくてもライブは成立してた……。

 

……いや、違うか。違いますね。逆ですね。

 

フランシュシュが発起人になったからこそ、このライブが実現したのでした。

 

 もし彼女らがいなかったら佐賀復興の立ち上げは遅れてたのだと思います。

 

 

ただ、そもそもそんなセレモニー自体必要なのか?ってのもあります。

 

セレモニーがなくなって復興は始まるし始まってるし。

 

サキ自身がラジオで言ってました。「こんなときにライブとかふざけんな」と。

 

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そう思う人も実際少なからずいたんじゃないかと思います。作中には出なくとも。

 

 

でもねー、いきなり話がすれるのですが、私は日本テレビの24時間テレビが嫌いです。

 

視聴しないし募金もしません。募金するとしても別のところにします。

 

でも。私は、あの番組は私が嫌いなだけで、あれのおかげで救われる人やプラスになることがあるんなら、この世に存在するのは別にいいとも思ってます。私が見なければいいだけです。

 

(もしあの番組に致命的に薄汚い一面やマイナスが隠されてたのならこの世から消えるべきですが、そういうのが明るみになったソースは今んとこ聞きません。ソースに乏しい話や不愉快ってレベルの悪感はよく聞きます)

 

 

この駅スタリベンジライブもそれと近いものがあるんじゃないかって勝手に思いました。

 

もし私が被災して、その地元でちょっと有名になってきたローカルアイドルがチャリティーライブすることになってもたぶん行かないです。

 

いや、そのアイドルが好きなら行くかなあ~?

 

どちらにせよ、そのアイドルが嫌いだったとしても、私はそのライブの開催自体を批判することは絶対しないです。嫌いなら自分が関わらなきゃいいだけで、自分以外のどこかの人らにはプラスになるんなら、大いに結構なことだと思います。

 

批判する人がいたら反論するくらいには支持するかも!

 

というわけで、このゾンサガR最終回の駅スタリベンジライブは、フランシュシュにとってもともと成功の見込みの薄かったのが災害のおかげで大成功したという都合のいい結果論になったのだとしても、ライブ開催することを快く思わなかった人が多かったとしても、全く構わなくてむしろ非常に有意義な行動だったと、私は結構強く思ってます。支持しますよ!フランシュシュ!

 

つらく大変なときにフランシュシュを見たって笑顔になれない人はなれなくても別にいいし、なれる人は笑顔になるべきです。

 

 

そういやサキのラジオは本当に見事でした。「お前は本当にサキなのか」ってくらい。

 

サキは本当に更生できたんだなあー。って。

 

 

 

さて。この最終回は少しだけ放送時間が延長されました。CMの時間を削って。

 

聞いたことない異例の事態でした。

 

製作者が最終回で描きたいシーンをカットしてカットしてカットしまくっても、通常枠に収まらなかったからこうなったわけですよね。

 

見てて本当に「カットしまくったんだろうなあー」ってところだらけでした。

 

駅スタ当日に集合して幸太郎と再会するシーンとか。

 

衣装は7人が避難所で手作りしたのだろうか、とか。

 

詩織とライトはセリフありませんでしたし。

 

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このへんは物足りませんでした。

 

CM時間削っても増やせたのは3分程度みたいで、どうせ増やすならもっともっと増やしてほしかったです。無理は承知の上で。こういうのなんとかできんかな。無理か。

 

 

 

そして後半はたっぷり時間を取ってのライブシーン。

 

開始前にはかっこいいカウントダウン映像があって、幸太郎が製作したんでしょうかね?

 

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 ライブシーンは曲と映像がひたすら素晴らしかったです。

 

一発目が「REVENGE」で、本来は去年の駅スタのアンコールで歌いたかった曲なのが感慨深いです。

 

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さくらの足運びが素敵でした。

 

「輝いて」はどうしてもカレーメシが頭に浮かびました。

 

で、楽屋での幸太郎の例の吐血は、それだけでも不穏なのに、よく見たら、彼は吐血をごまかすために泣いたふりをしただけのようにも見えることが、マジで感動に水を差してくれます。

 

本当、このシーンをここにわざわざ入れたのはかなり相当な意図があるからですよね。

 

幸太郎の体は、呪いのせいなのか、死者蘇生術を使ったせいなのか、なんらかの反動だか代償だかに蝕まれてるのは想像に難くないですが、見てるこっちは「最終回の終わり間際にこれってことは、つまり、なんなの?」ですよ。ね。

 

 

アンコールの「追い風トラベラーズ」は歌詞の主語が「僕」なのは趣味でなかったですが、さくらが感極まって涙を浮かべるところはぐっときました。

 

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彼女が生前に目指していた光景が今ここにあるわけで。時を経て。

 

そのステージも佐賀がこんなことになっても、設営も集客も完璧な状態で。

 

「アイドルになりたい」って女の子が漠然と夢想するそのままの光景です。

 

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純子と愛にとっては見慣れた光景だろうから、冷静だったでしょうね。

 

ましてや今回の満員はフランシュシュの純粋な実力のものではありません。

 

チャリティーの形式になったおかげ、これまでに出会ってきた人間達のおかげです。

 

この2期は本当に人間とゾンビィの出会いと関わりがすごく印象的に描かれてました。

 

視聴してる間はどうなるんだろうとやきもきしたものでした。

 

しかしその集大成が、ここに。

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この仲間達が喝采してくれるシーンに。ここに一番ジーンときたかも。

 

 そしていつかフランシュシュの実力だけで大きなハコを満員にできる日が来て、純子もステージで泣いてしまう日が来たらいいなと思いました。

 

 

 

しかし残念ながらそれは叶わぬ夢となりました。

 

佐賀は謎のUFOに攻撃されて焼き尽くされてしまいました。

 

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この物語は佐賀が滅亡して完結となりました。

 

おしまい。

 

 

まー。なんでしょう。あのCパートは私はしらけました。

 

「え?どういうこと?」と思わせたいのは理解できますが。

 

そういうのなら幸太郎の吐血だけでお腹いっぱいです。

 

 

しかし、このシーン入れたのは、つまるところ3期があるのは既に折り込み済みなんでしょうかねえ~?

 

1期と2期の間にかなり時間があいたのは、もしかしたら3期の製作準備もそこに含まれてたからかもしれません。

 

まるで映画バック・トゥ・ザ・フューチャー三部作のように。

 

もし、本当に3期があって(今度は割と近いうちに放送が始まって)、あのCパートが、イメージ映像とかでも蛇足でもなく、本当に起こって佐賀が実際にああなる展開になれば、私は手のひらをかえして恐れ入ります。

 

でもどこをどうやればあれが実際に起こる展開になるのか全然さっぱり想像もできません。というか望みません。

 

やっぱり考えるだけ無意味だと思います。あれは。

 

本当に本当に変な終わり方の2期最終回でした!!!

 

 

 

いやホンママジで頼みます。

 

ゾンビランドリベンジ、素晴らしいところたくさんあったし、宿題だったゆうぎりの謎は見事に語られたし、でも他の疑問は尽きないし、最後の最後はあまりにも変過ぎるし。

 

これで終われません!

 

それと曲を早く単品DL購入させてください!

 

 

 

あと余談。

 

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冒頭の入浴シーンは、水なんですよね?

 

こいつら真冬でも水浴びするし、薄着で雪山に籠るし、すごいです。

 

そしてみんなリリィが見てる前で入ってる?

 

 

 

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フランシュシュを示す掛け声(なのかよく分からない奇声)は「えんやー!しゅっしゅ!」で定着してるようです。

 

みなさんも叫びましょう。えんやー!しゅっしゅ!

 

 

 

 

 

 

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