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アンデッドアンラック感想 面白さの説明ができない面白さ

週刊少年ジャンプで戸塚慶文が連載してる「アンデッドアンラック」毎週楽しく読んでます。

 

でも普段私は漫画などなどを鑑賞すると「ここが好き」「ここが嫌い」「ここがいい」「ここが駄目」って分析したがる人間なんですが、この作品はどこがどう優れているのかよく分かりません。

 

分からないまま「なんかいいなあー」っ思って読んでます。

 

 

ジャンプの新連載ってつまんないのが多くて第1話の途中で読む気が失せるのが大半です。

 

でもこの漫画は第1話を最後までちゃんと読もうって気になりました。

 

その時点でつまんない新連載群とは一味違う作品だってってことですが、そのときでも「特別面白い」とまで思ったわけではなかったのは記憶してます。

 

 

 私に見る目が無いのはともかくとして、この漫画は実際、不人気即死打ち切りを回避し、何度かセンターカラー増ページにもなって好調なようで、やっぱり実際に面白い漫画なんだと思います。

 

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そしてついには「次にくるマンガ大賞2020」の1位とってました!すごいな!

 

 

次にくるマンガ大賞のコミックス部門って、エントリー条件に「単行本5巻以内の新作であること」と決められてあって、私はこの条件は作品が週刊連載か隔週か月刊かでチャンスの期間に格差があるところは不公平でよくないと思ってるのですが、今回のこのアンデラの受賞は逆に期間が短くて不利な週刊連載でとったのだから大したものです。

 

(とはいえ週刊連載漫画はその時点でそれなりにメジャーだからか受賞することも多くて、実際はそう不公平ではないのかもしれませんが、それは今日書きたいブログとは別の話なので省略)

 

 

 

で。アンデッドアンラックの面白さについてですが、私は本当に「ここがすごい」「ここが優れてる」と明確に示すことができません。

 

逆に「大したことない」「ありがち」と思うところならすぐに挙げられます。

 

まず絵とキャラデザイン。

 

純粋な絵だけで言うなら、こないだ打ち切られた「タイムパラドクスゴーストライター」の絵のほうが上手でしたし、主人公のアンディ風子のキャラデザは大して魅力的だと思いません。

 

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アンディは鳥山明絵の亜流の亜流って感じがするし、風子は美少女キャラデザにしたいのかしたくないのかどっちなんだよって感じがします。

 

そしてジャンルは完全に典型的な能力バトルで、そこにちょくちょく「熱いドラマ」を挟む形式で、超ジャンプテンプレです。

 

こんな話の漫画は本当に本当に本当にジャンプでは次から次へと新連載されては消えていきます。

 

この漫画はそれらと一体何が違うのか?

 

面白さはどこにあるのか?

 

 

 

 いや本当マジで分かりません。「ここが違う!」って、はっきり示せないです。

 

単に「奇想天外なバトルがいい」とか「熱いドラマがいい」とかだったら、数多の打ち切られ漫画達だって、そうしようとしてたわけですから。

 

割とマジで謎です。

 

……ってこのままだと「分からない」だけで今日のブログ終わってしまい、それではちょっとあんまりなので、分からないなりにここがよさそうって想像するのはできるかもしれません。

 

 

 

例えば、落語の何かの演目とか、バズったネットミームとか、何か一つの面白い定番ネタがあるとして、ある人がそれを言えばうけるのに、別のある人が全く同じネタを言っても全然すべるってこと、あるじゃないですか。その二人の知名度が同じだとしても。

 

この漫画もそれなんじゃないかなっていう気がします。

 

その違いは、みんなから好感を持たれてる人ならうけて、好かれてない人ならすべる、っていうのが大体のところです。

 

なんかフワフワして曖昧なこと言ってしまいますが、まさにそこなんじゃないかなと。

 

この漫画は私含む世の中の読者に好感を持たれることに、まず成功しているのではないでしょうか。

 

フワフワして曖昧な何かを、この漫画は掴むのに成功した。ような気がします。

 

 

 

それは「バランス」や「さじ加減」みたいなものかもしれません。

 

私はアンディと風子の外見は大したことないと書きましたが、彼らの中身のほうはまっすぐで気持ちのいい奴らです。

 

二人の関係性もいい感じ。

 

アンディは風子を大切に思ってるのをなんだかんだと行動と言葉でちゃんと示すところに好感が持てます。「言葉で」が重要です。

 

(二人の絆や関係性はもう完成してる気がして、風子の貞操の危機なんてもう些細な問題のようにすら見えます)

 

(でも二人はいつかセックスするのだろうかってエロ目線の興味も尽きませんけどね)

 

あとこの漫画では意図せず特殊能力を持ってしまった人間がそのせいでつらい人生を送る苦しみを描くことにちょっと重点がある気もします。読んでて切なくてちょっと感情移入します。

 

それらと能力バトルのアイデア、能力名とかの仰々しい外連味、熱いドラマの臭さ、が、くどくないバランス感覚で執筆されているのではないかと思います。

 

そういうのって特にジャンプの新連載だと「はい!かっこいいシーンですよ!」「はい!熱いドラマですよ!」ってくどくなりがちで、そこにしらけることが少なくありませんから。

 

なんか1回表の第一打席でホームラン狙ってフルスイングしかしないバッターのような。

 

作者戸塚は自分の考えた世界観やバトルのアイデアや自分自身の絵柄などなどを客観的に見ることができて、どの程度のくどさで描けば読者をしらけさせないかのフワフワしたバランス感覚に優れてるのではないかな、と。

 

私は何の根拠もなくそう思っています。

 

どこがどう面白いのか分析できないもんだから無理矢理そう解釈してるだけかもしれませんけど。

 

 

 

 で。なんにしろこの漫画は立ち上げに成功し打ち切りの心配も当面は無くなったわけで、ストーリーを大急ぎで畳まなくてもよくなって遠慮なく進めることができました。

 

(アクタージュが打ち切りになったこともその要因の一つですが)

 

そしたらストーリーは驚くほど進んでいきます。

 

いきなり世界が滅びるまであとわずかになってしまいました。

 

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でもこれがラストミッションのラストバトルになるわけはないんですよね?

 

あとリップとか生き残っちゃうし、3巻の表紙にもなってるし、もしかして重要なメインキャラ?

 

続きがどうなるか全然分からなくて純粋に楽しみです。

 

たーのーしーみー。

 

なんかウダウダと書きましたが結局はそれです。

 

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  • 作者:戸塚慶文
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