ニンテンドースイッチのゼルダのスカウォをクリアしました!
私は発売日にすぐ買いました。クリアに2ヶ月半かかりました。プレイ時間は82時間くらい。
楽しゅうございました。
以下、遊んだ感想を長々と書きます。
私はやっぱりゼルダシリーズが好きです。ちなみにこれまでに遊んだのは。
- ゼルダの伝説
- 神々のトライフォース
- 夢をみる島DX
- ふしぎの木の実
- 時のオカリナ3D
- 神々のトライフォース2
- ムジュラの仮面3D
- ブレスオブザワイルド
あれ、並べてみたらそう多くも無いような。
全部で23作あるの?(リメイクとかは除いて)
ともあれスカイウォードソードHDが私にとっての9作目のゼルダです。
一番面白かったのはブレスオブザワイルドです。今回スカウォ遊んでもそう思います。
ですがブレワイより下だから低評価、とかそういう比較の仕方でゲーム遊んだりはしてません。あんまり。
というわけでこれはこれで大いに楽しみました。
で、以前に書いたブログの続きのプレイ日記。
ドン・ゲラーを倒し、ようやくこのゲームの主旨というか醍醐味を感覚で理解して、そこからはかなり好調に、特に困らず最後までいけました。
苦労しはしたし、サイレンとかは楽しくはなかったし、全てが良かったとは決して言いませんが、一つ一つのその場でやるべきことはどれも私のような反射神経がすっかり衰えたおっさんでも「頑張ればできる」バランスにしてくれてたのは、マジで素晴らしくて感謝したいです。
そしてギラヒムとの再会&ラウンド2。
彼の余裕ぶった態度が「今後余裕が無くなったらブチ切れてくるんだろうなあー」と思わせてくれるお約束悪役。
2戦目はむしろ初戦よりもかなり楽でした。
初戦のときは、このゲーム特有の「剣を振る方向やタイミングが非常に重要」ってチャンバラのルールが全然分からないままがむしゃらに剣を振ってて、たまたま当たるのをあてにしてただけのような気がします。
以降の戦闘や攻略も、感覚さえ分かれば、結構苦労したのもいたけど「どないせえっちゅうねん」とか「もう二度と戦いたくないわあー」とかは思いませんでした。
(感覚が分かるからって、その感覚通りに指が動くわけはないですけど)
ぶっちゃけ「封印されしもの」との3戦目が一番苦労したかも。3回失敗しました。
逆にラスボスは失敗したの1回だけでした。
バドが強引に地上にまでついてきて、急に結構頼りがいのある仲間になったのは、ちょっと唐突で戸惑いました。
お前そんなに「実は根がいい奴」だったら、スカイロフト時代にリンクにしょうもない嫌がらせしてたのはなんやったんや。
というか違うかな。元々はしょうもない奴だったのが、有事に直面して成長したってケースですかね。
それはそれでそうそう出来る事じゃないから、立派です!偉いぞバド!
リンクのほうが元々「勇者になる素質を持って生まれた」みたいな「勇者ガチャ」の勝ち組って感じなので、負け組の矜持みたいな美学も感じました、バドに。
そしてゼルダともやっと落ち着いて再会!
ここでも潔く身を引くバド。
なんかなあー。騎士学校でも負け、勇者ガチャでも負け、恋にも負け、それでも潔く負けを認める姿に涙を禁じえません。
そう言えばついでに、ひ弱だったセバスンが筋トレで怪力になっていくのも印象的でした。
って、こいつらに感情移入しすぎるのも精神的に良くないです。私はリンクです。
気を取り直してリンクとして彼女の話を聞きました。
再会した彼女は、要するに前世の記憶を取り戻した状態であり、リンクが知っていた幼馴染の少女とはもう別の存在なんでしょうか?
というか、リンクのほうも「実は選ばれし勇者」だったわけですから、一般人の少年少女の幼馴染が実は勇者と女神だったという、超ヒロイックストーリーです。
「勇者と姫」もまたゼルダの伝説のお約束?でしょうか???
今時「勇者と姫」物なんてものは、むしろ貴重であり、世の中には「決して勇者と姫ではない物」も多様にあるべきですが、それはまた「勇者と姫」も多様にあるべき物の中の一つでもあるってことだと思います。
これはこれでいいもんです。
で、ゼルダは自らの前世の記憶を語ってくれます。
このゲームのシンボル的存在「トライフォース」が何かとかも。
これはつまりは例えるならゴメちゃんや聖杯のような、この世の理をも揺るがすレベルの究極の装置と。
神様が創造した「神様を殺すことすらできるアイテム」と。
ふむふむ。
しかし、ここでやっぱりちょっとひっかかるのは、このゲームは「ゼルダの伝説の始まりの物語」と銘打ってるのに、そのゲーム中に遙か過去の伝説が語られてて、「じゃあそこが伝説の始まりなんじゃねーの?」と思わずにはいられません。
かつての女神と終焉の者が戦った伝説(この世の始まり)がゼルダの伝説の始まりだと思います。やっぱり。
んー。まーいいか。細かいことは気にしないようにします。
ともあれリンクは、ゼルダから「自分達でもどうしようもなくなった終焉の者をトライフォースを使って滅ぼして」と頼まれ、彼女とはまた一時お別れ。
またあちこちを旅することになります。
この「トライフォースをゲットするためのダンジョン攻略」はこのゲーム特有のチャンバラ感は薄く、ゼルダのオーソドックス的なミッションでなじみ深いものでした。
スニークミッションとかもね。
そしてラストダンジョン「空の塔」に突入!
って私はここがラスダンだとは初プレイ時には分からず、それが原因でラスボス「終焉の者」に一度負けてしまうのですが。
ここは純粋に難しく、かなり頭を使わなきゃいけなくて歯ごたえありました。
ゼルダで行き詰るときは「簡単なことを見落とす」ってのが多いのですが、ここは見落とさないかわりに一つ一つの仕掛けが高度って感じでした。
今までに集めたサブ武器を駆使したり、いわゆる「8パズル」のかなりややこしいバージョンを解いたり。
あとは、私が好きな中ボス、ドン・ゲラーの上位版みたいなのがいて嬉しかったです。
こいつの名前はドン・キラーなのね。
こいつらのおかげでこのゲームのチャンバラシステムが好きになれて、また上達もできました。
サクサクっとトライフォースをゲットしました。
それにしても。いいですね。ここのメッセージ。「これでもう解決だよ!」って強調することで、暗にまだ全然解決しないことをあらかじめ教えてくれてる感じ!
ギラヒムとも決着つけてないし。
はたしてラストバトルは、ギラヒムと終焉の者とを各個撃破するのか、あいつらが融合とかするのか、はたまたギラヒムが下克上するのか。
結論から言うと各個撃破でしたが。
私としてはギラヒムがラスボスだったほうが熱いかなと、ちょっと思いました。
さて。これで大団円のお膳立てができました。ゼルダとも再合流でき、みんな笑顔。
絵に描いたようなめでたしめでたし。
このへんは私はなんかもうむしろ「ギラヒム早く来いよ!」みたいな心境だったかもしれません。
いや、彼が好きってわけではないのですが。
で!期待通りに(?)彼が登場!
彼の主人の終焉の者は死んだけど、タイムマシンで過去に戻ればいいという。
その手があったか!
感心してどうする!
ゼルダが攫われてしまうというお約束展開となり、当然急いで彼を追うわけです。
で。ここで私は一つ目の失敗をしてしまいました。
ここまでの一連のイベントは、ラスダンの空の塔攻略完了からずっと続きのイベントでした。
装備が空の塔攻略用のままで、薬を十分に用意しないまま、あと2回ぶんしか持たないまま、彼を追ってしまいました。
でもさー。なんかさー。
ここはすぐに追う流れじゃないですか!
ここでいったん薬の補充のために帰るって、テンション的にできないですって。
ましてや私は初プレイでいつどうラストバトルになるのか段取りが分からない状態ですし。
装備が心もとないまま追って、ギラヒムとの3戦目です。
無双ゲーみたいな雑魚ラッシュ前座バトルを経て、彼との決着をつけます。
彼の正体も判明しました。
ファイと同じような剣の精霊だったのね。なるほどね。
ということは、このギラヒムを倒せば……。
このゲームは基本的に、物語のこういう展開を本当に決して外さなくて、これは「先が読める」とも言えることですが、でもこれはこれで長所だと思います。
ギラヒムは決戦には負けまずが、ゼルダを生け贄にした彼の「マスター」の召喚には成功。これもお約束。
そしてついに登場。
ずっと「封印されしもの」だったのが、人っぽい姿になった「終焉の者」!
なんかベルセルクやFateにいそうな容貌……。
ガノンやガノンドルフと名乗るのかと思いましたが、そうではなくあくまで終焉の者が本名。
剣の姿になったギラヒムを携えて、メラメラに燃えてやる気満々。そして剣ということで、ラストバトルもタイマンチャンバラになるのだなと察して、ちょっとワクワク。
しかし私はここで二つ目の失敗。
彼との会話が終わったら、すぐそばにセーブポイントがあったのですが、「空に帰る」選択肢が出なくて、私はここで、もう空には帰れない=薬の補充ができないのだと勘違いしてしまいました。
ここはタイムマシンで来た過去だってことを忘れてしまい。(現代に戻れば補充に行けました)
勘違いした私は、ギラヒムと終焉の者は強制連続バトルだと思い込んでしまい、薬は残り1回で「たぶん負ける」と諦めた上で、ラストバトルに挑みました。
そして予想通り負けました。
念のためセーブポイントを空の塔のところに残しておいたので、そこまで戻りました。
装備や薬を万全にして再チャレンジしたときにようやく自分がいくつかの勘違いをしてたことに気づき、我ながら情けなかったです。
ギラヒム戦と終焉の者戦は、それぞれ補充に帰る余裕はありました。
でもなあ~、ここのバトルは、途中で補充に戻るのって、やっぱり心情的にどうしても抵抗があります。
まー別にいいか。そんなの人ぞれぞれですね。
再挑戦には薬を6回分用意して、ギラヒムと終焉の者に連戦しました。
そしたら再戦だったので倒し方が分かってて薬は3回だけで済みました。
ただ終焉の者とは最後盾が壊れてしまい、それで薬1ビン使うはめになりました。
まー何にせよ倒せました。
そしてエンディング。
終焉の者は「我々の戦いは永遠に繰り返されるのだ」的な捨て台詞を残します。
ふむ。
時間軸上では最古の時代を描いたこのゲームの、以下に続く「ゼルダの伝説」22作は、みんなリンクやゼルダやガノンは輪廻転生した同一人物なのか???
トライフォースをもってしても、終焉の者の「残留思念」を完全に消滅させることは不可能なのか???
ま、このゲームはこれからも新作がぼちぼちと出続けるわけですから、その意味でもリンクの戦いは永遠に終わることはないですしね。
ファイやインパとはお別れしたけど、自分達はもうただの若者とは言えない存在になったけど、戦いは永遠に終わらないけど、それでもこれから人として生きていく、といった感じの喜びや切なさを感じさせるエンディングでした。
いい物語だったと思います。私は。
満足です。
楽しい2ヶ月半でした。
本当に「チャンバラ」「剣劇」に尽きます。このゲームは。
それが理解できるまでは「攻撃」が従来の「ボタン」がなくて「方向スティック」であることに戸惑いまくりでした。
もともとはWii Uのゲームだから、Wiiリモコンを使って、自分の手で実際に振る動作でゲームする前提で、それに特化した作品だったわけですけども。
私はスイッチライトで終始寝転がりながら遊びました。
それでも楽しめたのだからすごいと思いました。
必然的に剣を持った敵キャラも多く、安易に攻撃したら切り返されて、盾と剣を上手に使わないといけないというのが、苦労させられて、そして、うまくいったときは非常に気持ち良かったです。
こんなゼルダもあってもいいね!って感じで。
新鮮で楽しかったです。
さて。クリアしたら「裏ゼルダ」のような存在「辛口モード」というのが出現しました。
その名の通り難しいんでしょうね。
これはちょっと、きつそうです。
あとは……クリアしてから、ラネールの試練を受けて、ハイリアの盾をゲットしました。
壊れない盾か……。
これがあればラスボス終焉の者は倒すのがもっと楽ですね。頑張って先にとっとけば良かったかも。
あー、そういやブレワイでは武器も盾もよく壊れたなあー、なんてことも思い出したりもしました。
あと不満点というか不可解だった点を一つ挙げるとすると、お金です。
サイフに入れられる上限が段階的に緩和されて、最終的には9900ルピーまで貯められるようになるけど、貯める意味が何にも無いように思いました。
テリーの店も、一度全品売り切れになったらそれっきりで、しかもその後に「お礼に半額!」って言われて、お前何も売ってないじゃん!って。
あ、あとジャクリーヌ。
彼女は一方的に惚れてきて、サブイベントのシナリオ上振るしかないようですが、振るにしたってもうちょっと言い方があるだろ!って思いました。
ちょっと彼女がかわいそうでした。
さて!
このゼルダも無事にクリアです。
楽しかった!
次遊ぶゼルダは「ブレスオブザワイルド2」です!
楽しみ!