マクドナルドの期間限定のマックシェイク、「月見マックシェイク」を飲んでみました。
私は店頭を通りかかったときにその存在を初めて知りました。
なんてこったこんなものがあったのか知らなかった早速試してみねば。
税込130円。
容器も限定のやつ。なかなか美しいです。
しかしまー、「月見とははたして何なのか」を改めて考えさせられるシェイクです。
そもそも月見と言えば。
まず古来からあったのは「月見だんご」かと思います。
白玉か餅を甘くしただけのシンプルな白い団子を、三方っていう木の台の上にピラミッド状に積むやつ。
(いらすとやより)
これが基本。
あとは「月見うどん」「月見そば」ってのもあります。
普通の丼の麺類に、生卵を入れてそれを月に見立ててるやつ。
マクドの月見マックシェイクと、あと月見バーガーは、前者は月見団子から、後者は月見うどんから着想を得てるわけです。
バーガーはたとえたまごが見えてなくても、「たまごが入ってるんだから月見だ!」とかなりアクロバティックな解釈をしています。
でもそれで世の中に定着したんだから、これはこれで勝利であり正義なのです。
そしてまたシェイクのほうの解釈もなかなか突飛です。
飲んでみたところ、まーおいしかったです。
今回のブログのタイトルには「バニラ」と書いたのですが、実際にはバニラやそのテイストは入ってません。
でも私はバニラっぽさも感じました。
そしてなによりきなこ。
これは本当にきなこが入ってます。
その場で飲んだときは「きなこバニラだな」ってのが私のありのままの感想です。
私は「シェイクはフルーツ系が最高!」という宗教なので、これは最高ではありませんでしたが、おいしかったのは間違いないです。
しかしこれの何がどう「月見」なのか?
きなこって月見団子に使いますっけ?
いや地方によっては使うのかも。
でも「月見と言えばきなこ」というイメージは、今の日本にはまだ全く定着していない解釈です。
しかし。
月見バーガーが定着したように、この月見シェイクもひょっとしたら近い将来定着するかもしれません。
しないかもしれません。
このシェイクも今年限りで終わりって可能性もあります。
そもそも中秋の名月の時期はシェイクの旬とちょーっとずれてるかもしれません。
でもこれも、秋分過ぎても暑い日が普通にある今の日本なら、いける可能性もあります。
あ、あとは、きな粉の黄色とシェイクの丸い容器とで、「黄色い円の形」を月見とする解釈もできそうです。
シェイクのフタを開けないと黄色い円は見えませんが。
でも見えなくたって、月見バーガーがいけたんだから、シェイクだってそれでいけるだろって希望もありますね。
はたして月見シェイクは定着するのか???
来年以降が見ものです。