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スナックバス江378話最終回感想 民衆を導く場末のチーママ

◇突然の別れ……!

 

ヤングジャンプで連載してたスナックバス江、大好きな漫画で毎週楽しんでたのですが本当に突然の最終回になってしまいました。

 

しかもその最終回の内容も、初期に登場したゲストキャラとの再会という「最終回らしさ」は若干あるものの特別な要素は特に無くあくまで日常回の形での締めくくりとなりました。

 

うーむ。私は基本的には何かの作品の作者が作品外で作品を語ることはあまり好きではないほうなのですが、今回は目に見える情報があまりに少なくて、ついつい目に見えない情報を汲み取ろうとしてしまい胸中に根拠のない憶測が入り乱れてしまいます。まるで意味深な寓意絵を見たときのように。作者フォビドゥン澁川にはもう少し語ってほしいと思う最終回でした。

(第1話より)

 

 

というわけで最終回。カラー扉絵はドラクロワの「民衆を導く自由の女神」のパロディです。この絵はフランス革命がモチーフにされてる明快な絵画なのですが、主役の女神以外の周囲の人物のイメージは意味深で曖昧なんだそうです。

 

 

 

特に女神の下で横たわる下半身裸の男とか。マジでなんやねんこいつ。民衆に追剥された貴族かなんかか?

 

一方でこっちの扉絵のほうの下半身裸男はレギュラーキャラではなさそうですが、スナックで泥酔して醜態を晒す愚か者っぽさがなんともいたたまれません。

 

てかそれより何よりこの絵は明美が掲げてるのが白旗であることが「一体どういう意味なんだ?」と想像せずにはいられません。作者フォビドゥンの連載続けるのはもう無理だというギブアップの意志を示すアトリビュートなのでしょうか。

 

しかしこうやってカラー扉絵が存在すること自体には「円満最終回」「編集部からの贐」という印象もあります。漫画雑誌では最終回でカラー扉絵ってのはかなりいい待遇です。ヤングジャンプでは今号ではこれと同時に「えんま」が、前号では「真の安らぎはこの世にはなく」が最終回だったのですが特に何も無く寂しいものでした。

 

 

 

さて。そもそも。先週の最終回の告知は動揺したものでした。この漫画は物語を通しての伏線とかは実質上は無いので、あるんならそういうのを消化してたりすれば「締めに入ってるのかな」とか察することはできるのですが、そういうのも無し。本当に最後のギリギリまでこの漫画が終わることは伏せられてました。

 

それは意図的にそうされたわけで、これはフォビドゥン本人の意向なのでしょうか?

 

終わることが決定した上でも読者には「もうすぐ終わるのだな」と知らせずにギリギリまで普通に通常営業気分で読んでほしいと思ったとか?

 

 

他にも本誌巻末の作者コメントには自らの連載期間を「懲役」と表現してたりも。

 

 

これら、白旗や突然の別れや懲役などなどの情報を見てついつい「作者にとっては連載の維持は苦しかったのかな」とか意味深に汲み取ってしまいます。

 

 

この漫画は正直に言って売れてるというほどではないのですが、それでも黒字ではある筈です。バス江より売れてないYJ漫画は実は結構多いです。

 

編集部にとっては作者が続けたいのならいくらでも続けてくれていいみたいなポジションだったのではないかと想像します。

 

となればやっぱりこの完結は作者が終わらせたかったのでそうなったのかな、と。

 

いやいやこれらは全て本当に根拠に乏しい憶測です。作者の胸の内は結局いち読者には計り知れません。

 

 

 

で、えーと、最終回本編の内容の感想としては、初期小雨初登場回に一度だけ登場した強盗との再会でした。とうやら実刑を食らって最近まで刑務所でおつとめしてた模様。強盗やってしまうと、初犯でも誰もケガさせなくても実刑になるもんらしいです。

 

ちなみに彼の服役中にヤングジャンプでは「推しの子」の連載が始まって終わりました。獄中でもYJを買って読むことは可能だそうで彼も読んでたかもね。

 

 

そんな彼には驚きの新情報が。出所後宝くじに当選したことと、家族がちゃんといること。お前家族がいるのに強盗やっちゃったのかよ。そしてその家族はムショ送りになっても見捨てないでくれたのかよ。ひでえ男。そして幸せな男。明美でなくても嫉妬に狂いますこんな奴を目の当りにしたら。しかも一度は自分らを襲おうとした男なんですから。

 

この最終回、なんていうかこの漫画恒例の奇人はとことん奇人だし、明美はやっぱりいつもの明美で、相変わらずで、本当にいつも通りのスナックバス江でした。

 

 

いつも通りすぎることがまた意味深にも感じます。あと扉絵にはレギュラーが揃ってても本編は彼らはこの最終回という日に一人も出番無しであることにも。

 

いや、意味深だと感じてるこっちが過剰に勘ぐってるだけなんでしょうか?

 

うーむ。やっぱり終わると知らされて最終回を見届けるまでの猶予がたったの6日間であったからこちらに心の準備を整える時間が全然足りなかったようにも感じます。

 

寂しいと感じる暇もない最終回でした。

 

これからじわじわと寂しいと思い始めるんでしょうかね、私は。

 

 

というわけで2ヶ月後の2025年7月に最終18巻を買ってから改めてスナックバス江という作品全体の感想ブログを書ければと思います。

 

その頃には私も精神的に落ち着いて「8年間お疲れ様でした、楽しい漫画をありがとう」と言えそうな気もします。

 

 

追記。最終巻出たので改めて感想書きました。

 

 

 

 

 

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