2025年の「刃牙らへん」を振り返りたいです。
今年描かれたのは、去年からの跨ぎでジャック VS ピクルの決着、続けてジャック VS 花山、その後はいくつかのキャラのデモンストレーションといった感じでした。
うーむ。

行われたバトルは2戦で、これは今までで最も少ないです。さらに言うとそもそも今年の週刊少年チャンピオンに掲載された回数が22回でこれ自体が最少です。
「不作」とか「凶作」とかいう単語が頭に浮かびますが、でもこれらはちょっときつめの意味合いの単語なのでそう断言してしまうのには躊躇してしまいます。うーむ。でもやっぱ寂しい年でした。
板垣惠介は現在68歳。今の時代還暦を超えても活動してる漫画家は珍しくありません。荒木飛呂彦は65歳。藤田和日郎は61歳。池野恋は66歳。
信じられないほどのバイタリティで活動してる漫画家もいれば、年齢なりの衰えをどうしても感じたり、また活動の方法を変えた漫画家もいます。今年は65歳の岩明均が自身の年齢や体調をふまえデジタル作画に移行しつつヒストリエを何とか完結させたいとコメントを発表しました。また65歳の高橋陽一は去年漫画家としては引退し、キャプテン翼はネーム原稿の形で完結を目指すという判断をしました。
他にも、現役ではあるけどもう絵がヘロヘロで全盛期からは見る影もなくなった高齢漫画家もいます。あと元漫画家の高齢イラストレーターが普段偉そうなこと言ってるのにトレパク疑惑が起きるとかださいニュースも今年ありましたっけ。
このように高齢漫画家もピンキリで、板垣はかなり精力的なほうだし、絵のクオリティもほとんど落ちてないし、ほんと、すごいんですよ、マジで。
休載が多くて物足りないと思うのはそうなんですが、でもこれからもっと減っていったとしても彼の心身の健康を保って活動できるのならばそれでもいいとも思います。
というわけで作品のクオンティティや絵のクオリティに関しては今年も文句なしに素晴らしかったと私は思います。では話はどうでしょうか。
今の(ここ数年の)主人公はジャックであり、2022年だっけ、彼が前作「バキ道」で野見宿禰を倒した際にレギュラーキャラ達に宣戦布告したことがあったと思います。噛道なる流派を立てて、独歩や澁川たちみんなを打倒することを宣言しました。
今はそれの物語が描かれてるのだと思います。それでピクルと花山を撃破したと。
ん、花山には勝ったと言っていいのかな。まーいいでしょう。ジャックは花山にコテンパンにされたけど先に失神したのは花山だったし。

でもそういうのこそにどうしても「忖度」を感じます。それが今年のバキらへんのストーリーに感じた主たる感想です。
ピクルもそうでしたが、花山も「負けたけど格が落ちない負け方だった」となるような采配に非常に腐心してるような印象がありました。
次は独歩と戦うんでしょうか。それで独歩も負けるけど「かっこいい負け方だった」みたいになるんでしょうか。
正直こういうのは私は非常に物足りないです。今に始まったことではないし、なんか以前の感想ブログでも同じようなこと書いた気もするけど、なんかなんかまたそういう不満が大きくなったというのが、ありのままの本心の感想です。
もっともっと動かしてほしいです。大波乱を起こしてほしいです。かつて烈海王を死なせた板垣に戻ってきてほしいです。
ファンにおもねって保守的になってるんでしょうかね?
世の中のファンの人々のほうもどう思ってるんだろ。
なんか今の世の中にいるバキファンって「昔のバキのファン」ばっかりじゃないですか。基礎知識やミームの使い方が昔のバキの認識のまま止まってて、今のバキなんかもう見向きもしてない人ばっかりに見えます。
そういやこれは高橋留美子(68歳)やそのファンにも同じような印象を持ってます。うる星やつらやらんま1/2のリメイクや商売ばかりで現在進行形のMAOには全然興味無さそうって感じで。でもこれは失望しきってもいません。MAOのアニメ化に少し希望を持ってます。
そしてバキのほうにも希望が無いわけでもありません。
来年はストーリーが大盛り上がりする!ってのはちょっと期待し過ぎだとも思うのですが、でも作者板垣が元気に執筆活動の火を絶やさないでいる間は、こういう期待を持ち続けたいとも思ってます。それが私なりのファンのありかたかな、と。
頑張れ!板垣惠介!

そして、トラムプ大統領やイーロソとかのお遊びは、少しくらいでネ!



