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2020年のバキ道はどうだったのか

バキ道の2020年は、ひたすら地下闘技場戦士と大相撲力士のバトルを描いた1年でした。

 

週刊少年チャンピオン新年2号(発売は2019年末)で、戦士6人と力士6人の「全選手入場」が行われ、6対6での団体戦、勝ち抜き形式ではなく星取り形式で戦い、この一年で、澁川独歩花山が3連勝して、この時点で戦士側の負け越しは無いと確定し、克己のバトルの最中で今年分は終わりました。

 

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一戦一戦がかなりゆっくり話数をかけて描かれました。

 

先鋒戦、澁川 VS 巨鯨7話

 

二陣戦、独歩 VS 猛剣8話

 

三陣戦、花山 VS 鯱鉾7話

 

そして今四陣戦、克己 VS 獅子丸現在7話目

 

各戦ごとに、入場から試合開始までと、勝負ついてから退場するまでにもそれぞれ1話まるまる使われていました。

 

また連載ペースも低めで、平均して2回連載して1回休載くらいのペースでしたので、これで2020年全部を占めていました。

 

 

私が特に印象的だと思ったのは、負けた側の力士達、巨鯨と猛剣と鯱鉾の退場の仕方でした。

 

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3人とも「我々力士がこうも土をつけられては立つ瀬無しだ」的な敗戦の弁を述べて、みずから威風堂々と歩いて退場するっていうのが3回繰り返されました。

 

そして残されてる戦士は、バキ宿禰で、この2人が負けるとは思いにくく、そうなれば今戦ってる克己も、烈海王の右腕というユニークアイテムを備えているうえに、6人中克己だけが黒星になるとも思いにくく、正直なところ、結局この戦いは戦士側が6勝0敗で完勝しそうな感じで、残りの3人の力士も、この彼らと同じように、土をつけて悠然と退場するってシーンを繰り返しそうな気がします。

 

いやいやそんなことはないのか?

 

これから力士側が巻き返して、克己もバキも宿禰も負けてしまうなんて展開になっちゃったりするのか?

 

 

もうはっきり言ってしまいますが、2020年のバキ道は退屈と予定調和と忖度のつまらない一年でした。

 

 

初戦澁川戦と独歩戦の途中までは熱かったのですが。

 

大相撲力士達を「彼らはすごいんだぞ。でもバキレギュラー陣はもっとすごいんだぞ」ということを描くための材料に使われただけの一年でした。

 

擂台賽のときは楽しめたんですけどね。

 

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2021年はどうなるんでしょうか?

 

まさか本当にただ克己とバキと宿禰がまた3連勝するのを丸一年かけて描かれるだけになってしまうのでしょうか?

 

あるいは何かもっと、バキ達が負ける以外で何か、驚天動地の展開が待ち受けているでしょうか?

 

例えば…………………………勇次郎の乱入………とか。

 

まさかね!!!!!!

 

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