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あつまれ!ふしぎ研究部感想 まさか終わるの?終わるのか!?

安部真弘週刊少年チャンピオンで連載してる「あつまれ!ふしぎ研究部」、今週の話は読んでてドキッとしました。どっちかっつうと悪い意味よりで。

 

長く続いてたぬるま湯ハーレム状態が自ら破壊してしまいました。

 

まるでもうこの漫画を畳んで終わらせるかのように。もう終わっちゃうんでしょうか?

 

その動揺の一方で、破壊したのが、行動を起こしたのが鈴である点には拍手喝采したい気持ちもあったりします。

 

今のふしぎ研究部は本当にぬるま湯状態で、それは賞賛でも批判でもなく、良く言えば安定感、悪く言えば腑抜け、両方とも言えるような印象であり、私は楽しんで読んでるのですが批判したい人がもし「こんな漫画つまんねえ」と言ったとしても「そんなことはない」と反論する気はあんまり湧きません。人ぞれぞれですしね。

 

いや私は本当にこの漫画悪くないと思ってるんですけどね。派手ではないけど他の「かわいい女の子がたくさん出てくる」系漫画ではあまり見かけない特色があることは、私は過去の感想ブログで何度か書きました。

 

そこはいいです。それよりも今週のバレンタイン回についてです。

 

 

 

この漫画の世界観はサザエさん時空の亜種なので、もう何度もやってるバレンタインで、ふしぎ研究部の女子にとっても大祐にチョコをあげるのは恒例行事となってます。彼女らはみんな大祐に好意があり、さらにみんなそれを察し合ってて、かと言ってバチバチ大祐争奪戦を繰り広げないことが暗黙の了解になってる間柄です。

 

また今時バレンタインで本命だの義理だのいうのは正直時代遅れ感強いのですが、そこも気にしないことにします。

 

で、ことね千晶和香は3人同時に義理チョコという名目で(おそらくは自分なりにギリギリ本命チョコっぽく見えないよう苦心した)本命チョコ(つまりギリギリ義理チョコ)を渡します。

 

そこへ一足遅れて入室してきた鈴も大祐にチョコを渡すのですが、そこで彼女はいきなり、本当にいきなり、まさに青天の霹靂で、「私のは本命だから」と明言します。

 

みんなが動揺する中、彼女は堂々と「私は大祐が好き」とこれ以上ないくらいにストレート告白

 

 

で、それを受けて他の3人も、今ここで改めて自分のチョコを「本命」だと渡し直して、大祐はここで返事しようとするのを「それはホワイトデーにしてくれ」と千晶たちのほうがなぜか自ら返事の引き延ばしを希望して、我々読者も一ヶ月後のその日までの結果発表待ちとなりました。という話でした。今週は。

 

 

 

最初は読んでて本当に突然に感じました。好意がではなく告白が。しかしよく考えると不自然ではないような気もしてきました。

 

もしこの漫画がハーレム型ではなく一対一型ラブコメだったら、大祐と鈴の間にはそうなるだけの土壌は既に育てられてたので、好意も告白も何もおかしくはないです。鈴が「よし、このバレンタインで告白しよう」と決意した経緯の描写は欠けてますけども。

 

ただこないだの夜のお墓参りの回はなんか決定的ものがありました。彼女のオカルト趣味は幼い頃に亡くなってた母への思いから始まってたという、彼女の根幹のゼルプストが語られました。

 

 

 

いやことねも千晶もそれぞれの個別回の積み重ねでそうなっててもおかしくはない状態だったかな。和香も。

 

今になって思えばここ最近は「風呂敷を畳む」「伏線を回収する」って意味の話が多かったような。

 

それでこのバレンタインとホワイトデーを機にもう物語を締めることとしたんでしょうか???

 

いや分かりません。気のせいかもしれません。

 

でもまー読んでるこちらは完結することを9割心の準備をしておくことにします。来たるべきホワイトデーの話を固唾を飲んで待ちます。

 

はたしてこの漫画はもう終わるのか。どんな結末を迎えるのか。

 

大祐は誰か一人を選ぶのか。全員選ぶのか。保留するのか。

 

はたまたIFルートで各ヒロインとのマルチエンドを迎えるのか。

 

私としてはこの漫画は圧倒的に鈴が大好きなので、やっぱ彼女が選ばれると嬉しいかなあ。鈴以外が選ばれるならハーレムや保留のほうがまし……かなあ???わかんないです。

 

それも含めて心して見届けようと思います。

 

 

 

それにしても、本命の告白をするのが鈴とはなあ。そこには本当に感嘆しました。「偉いぞ!」と快哉を叫びたいほどに。

 

私は以前の感想ブログでは、ふしぎ研究部のヒロイン4人は、抜け駆け禁止協定が暗黙で張られた実質上の大祐ファンクラブ状態であり、同担のファンミというぬるま湯を彼女ら自身が望んでる、と書きましたが、それを他でもない鈴自身が破壊してしまいました。

 

相談もせず独断で。

 

かと言って、本当に抜け駆けをしたかったのなら、鈴は部室ではなく大祐と二人きりになれる場所で告白をすればよかったのであり、そうしなかったことが彼女なりの仁義だと感じました。

 

非常に勇気のいったことだと察します。ことと次第によっては女同士の友情を失うことも覚悟の上での決意です。

 

 

それはそうと、彼女の今回のこの行動は正直に言って、鈴は特別、他3人はその他大勢、という印象を強めてるとも感じました。これは私が鈴びいきであることを差し引いてもそう見えてしまうのではないかと思います。

 

 

うーん、どうなんでしょ。大祐にとっても鈴は特別なんでしょうか。いやそれなら千晶やことねも同列でしょうかね。和香も。ここにはいないけど旭先生とだって築いた絆(フラグ)はゼロではありません。麗子田中さんは大祐の眼中になさそうですが。

 

あと大祐はもともとことねが好きというのも無視できない要素です。しかしそのことが逆に「憧れの人はあくまで憧れだった」というパターンの典型にも感じます。

 

 

 

今週では大祐は何らかの返事を今ここでしようとしてました。これは彼の中では既に気持ちが固まってるってことでしょうか。

 

鈴の告白に言いかけた返事がもし「俺も」だったらそれはほぼOKってことになりますが、「俺は」だったので話はちょっと変わりますし。うーむ。

 

 

それに4人同時に告白されて、感涙して喜んでるのも気になります。まともな神経してるなら「困る」か「OKする気のない相手へ断る決意をする」かが妥当な筈です。

 

 

ま。ここで私があーだこーだ言っても何も意味は無いですね。結果はすぐに分かります。

 

この漫画は終わるのか終わらないのかも。

 

 

 

でもやっぱどうなるのか気になります。もうちょっとグダグダ語りたい!

 

大祐は各ヒロインとそれなりに個別にイチャイチャしてるんですが、鈴との間でだけは、なんか距離感とか理解し合ってる感とかが特別な気がするんだよなあー。私のひいき目の気のせいなのかなあー。

 

 

 

 

この漫画ではことねや和香は裸とか下着とかが見えることが割とあるんですが、鈴はとても少なく、そしてそういうとき大祐に裸を見られることには千晶みたいに怒ったりしないんですよね。変な状況になってもお互いに事情を瞬時に理解し合ってることが多いように見えるんです。

 

 

 

 

 

 

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