エナドリではなくむしろその逆、逆エネジードリンクだというチルアウトを飲んでみました。
はたして「チルい」んでしょうか。これ飲めばチルれる?そもそもチルいって何?
コカコーラカスタマーマーケティングから発売されてる逆エナドリ、リラクゼーションドリンク、CHILL OUT。の、カロリーゼロタイプのゼログラビティ。
本当にこれは公私ともに「逆エナドリ」という通称なようで、つまりエナドリの「シャキーン!感」とは逆のリラックスとかチルアウトのためのドリンクだという。カフェインレスで。
実勢価格は200円くらいでしたっけ。だいたいエナドリと同じような価格帯。こないだセールになってたのを見かけて、試しに買ってみることにしました。
さて。まずは缶のサイズは250mlで小さいやつです。デザインは色が少なくて地味というか落ち着いた感じ。表面にちょっとザラザラした感触の加工があります。
ただ、なんか、かつてコカコーラから発売されてたこのサイズの缶のエナドリ、コカコーラエナジーやドラゴンブーストと比べると、塗装や加工がずいぶん簡素化されたなあ~って印象です。時代の波を感じます。
エナドリは缶に妙に凝った塗装や加工をして、そのぶんも高い値段に入ってるものでしたが、そういう外装を維持するコストもバカにならないわけで。モンエナとかも値上がりしましたもんねえ~。時代ですねえ~。
成分は、ぶどう果汁が配合されてるけど、それは3%と低いので、カロリーはゼロ。
そしてリラクゼーションと銘打つ根拠になってるのが、ギャバとL-テアニン、ヘンプシード、ホップなのだそうです。
ギャバとテアニンは非必須アミノ酸です。
ヘンプシードは麻の種。要するにあんパンの表面にまぶしてあるつぶつぶの種でしょうか。それのエキス。これは非加熱加工されてないと違法になるやつですね。
CBDみたいな、大麻が原料なんだけど違法ではないやつ系???
ホップはビールの材料?検索してみたら健康にいいやつらしいです。
これらの成分は本当にカフェインとかガラナとかいったシャキーン系エナドリとは逆の方向性ってイメージです。
では実際の味とか飲んだあとの感覚とははどうなんでしょう?
まずはジョッキに注いだら本体が完全透明で驚きました。
着色料も無し!
で、肝心の味は、というと、えーと、不思議な味でした。
確かギャバの風味がこんな感じだったような。全然自信がないですけど。
それでいてぶどうっぽさとなんらかのケミカルっぽさがミックスされたような味わいでした。
味だけで言うならモンスターエナジーの白、ウルトラに近いような。いやこれも自信無し。
まずくはないです!おいしいです!
それでようやく本題なのですが、これはチルいのでしょうか。
そもそもChill outは英語で「落ち着く」って意味で、なんかダウナー系のドラッグを摂取したときの気分をチルいと言ったりするのは見聞きしたことはありますが、でも私自身はどういう状態がチルいのかをいまいちよく知りません。
強いて言うなら、寒い日に暑いお茶を飲んでホッとするような感じ?
あるいは眠いときにゆるい番組とか動画とか本とかを半分寝ながら鑑賞するような感じ?
このドリンクは深夜に寝る2時間くらい前にごく普通の気分のときに飲んでみました。
正直心理的変化も肉体的変化も感じませんでした。
かつて睡眠導入剤や睡眠改善薬を飲んだことはあって、それで眠くなったのを体感したことはありますが、そういうのとも違います。そのときは翌日口の中が妙に苦くなったりもしたけど、今回は翌日も特になにもなし。
うーむ、飲み方をなにか間違えたのかな。なんていうか落ち着かない気分のときとか、さっさと寝なきゃいけないけど睡眠薬ってほどでじゃないときとか、そういうときに飲んでみたらなにか変化を感じれるのかな。
私はチルいが分かりません。いつかチルみを知りたいです。