ここ数回語られた伊井野と石上の怒涛の物語は一旦ひと区切り、今週は白銀とかぐやの話に戻りました。
なんかすごく久しぶりな気がします。
実際久しぶりでした。かぐやがまともに登場したのは143話で、リアルタイムで二ヶ月ぶりくらいの主人公二人の話。
週刊ヤングジャンプ 赤坂アカ かぐや様は告らせたい149話 「かぐや様は 前編
」
つうかついに晴れて両想いになれた二人です。
この作品的に「これからどうすんの?」感もあるわけですが、付き合い始めたばかりの初々しいカップルを描く漫画になっちゃうんでしょうか?
そういう漫画って最近、特にWEB漫画で多い気がしますが、私としては、別にそのジャンル嫌いってわけではないけど、いいと思った作品ってほとんどありません。大丈夫かな。
恋愛がメインの漫画は大きく分けて三種類。
A) 一人の主人公に大勢の異性が寄ってくるタイプ。
少年誌と男性誌に多いけど少女誌と女性誌でも若干あります。
B) 主人公の男女二人が他の様々な男女ともくっついたり別れたりヨリを戻したりが頻繁に起きるタイプ。
少女誌と女性誌に多くて少年誌と男性誌では圧倒的に少ないです。
C) 主人公男女二人だけの世界が誰の介入もなく(あっても揺らがなく)存在し続けるタイプ。
これが近年勢力が増したと私が思うタイプで、男女の傾向の差がかなり無いように見えます。
かぐや様は当然Cで、Cの中にもさらにいろいろあって、二人がはた目には付き合ってるも同然なのに厳密には付き合ってないタイプと、実際に交際を始めるタイプがあります。他にもあるけど今は省略。
「からかい上手の高木さん」「保安官エヴァンスの嘘」などなどが前者。
「トニカクカワイイ」「寄宿学校のジュリエット」などなどが後者。
他に私が気に入ってる「足芸少女こむらさん」って作品は限りなく後者に近い前者で、境界線は決して明確でもありません。
で、かぐや様は、これから前者から後者に移行していく……ってことになるんでしょうかね???
これは意外と珍しいタイプだと思います。
さらに言うと白銀&かぐやはCだけど石上&伊井野&子安はA寄りのBで、欲張りセットです。
四宮かぐやと伊井野ミコは本当に、根元の世界観から別種のヒロイン像を見せています。
ついでに余談。漫画の区別の仕方で、少年誌と少女誌はそのまま少年漫画と少女漫画ですが、男性誌と女性誌はそれより大人とさらにおっさんとおばさん向けの漫画も含まれます。男性誌は青年誌とも言います。ヤングジャンプは青年誌。
似た言葉で男性向だと成人指定マーク付きのエロ漫画でこっちは成人誌とも言います。女性向はBL。
青年誌のエロ漫画と成人誌のエロ漫画の違いは、修正(モザイク・黒塗り・白塗り)の必要箇所が無いかあるか。
こういう区別には異論もありますが、まー便宜上の分類です。
さて。今週はサブタイが一風変わってます。
「かぐや様は」何なんでしょう?
「告りたい」だったら以前にそのサブタイは使われてるので違うようです。
白銀とかぐやは、くっついた12月24日からすぐの27日に初デートしてました。
めでたくくっついたものの二人の脳内は付き合う前からそう変わりません。
しかし手を繋いだり腕を組んだりができるようになってて、大きな進歩も見えます。
しかも誰が見てるかもしれない往来で堂々とやってるんだから二人の決意とか覚悟みたいなものも感じます。
これからの二人にとっての壁は四宮家のみ。恐れずいこう。みたいな。
映画デートで、「ラブ・ワイルド」って映画を見てます。
平野●耀と橋本●奈が出演する「桃ちゃんは考えない」の実写映画ではありません。
あれは作中では映画化の発表されたばかりなので公開はまだまだ先。
その後二人は「今は何回目のデートなのか」「デートの回数によって何をどこまですべきか」でいろいろ行き違いを見せます。
これはよくあるネタですが、かぐやが「ご休憩」に「そういう欲求がないわけではない」って言っちゃってるのがすごいです。いいのかよ。
かぐやはこのデートで何やら白銀に言葉にして言いたいことがあるようですが、ここで邪魔が。
藤原だ。
さっき「二人にとって壁は四宮家のみ」と言いましたが訂正します。
こいつのほうがずっと厄介なのかもしれません。知らんけど。
それにしてもアングルと表情が素晴らしい絵です。
ちゃんと人間じゃない何かに見えます。
そして別方向から伊井野&石上と白銀父も登場。三面楚歌。
(別位置の三者を同時に発見したってことは、見張りが三人以上いるの?)
かぐやにとって藤原と白銀父はともかく石上は盟友だから遭遇したり二人の関係を明かしても良さそうだけどまだそうはいかないんでしょうかね。
次回へ続く!
しかし来週は休載。
再来週は平野紫耀と橋本環奈が出演する「かぐや様は告らせたい」の実写映画公開なのでそれに合わせて表紙とか巻頭カラーとか特集ページとかがありそうです。
うーむ。かぐや様の実写映画については思うことをこれまで何回かブログ書いたけど、公開前にまだ書ける事あるかもしれません。
これはよくある漫画の実写映画化ってだけでなくジャニーズ映画っていう側面がまた違う結果を導く可能性があるようです。
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