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思春期ルネサンス!ダビデ君感想 愛と悲しみの最終回

終わっちゃったかあー。ダビデ君。

 

ここ3回くらいで急にまとめに入ってる空気すごかったので驚きはしませんでしたが。

 

ちょっと好きな漫画でした。

 

 

 

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週刊少年ジャンプ黒木雄心が連載してた「思春期ルネサンス!ダビデ君」は35回で最終回となってしまいました。

 

もともと磯部磯兵衛みたいな「出オチ漫画」感が強く、また磯兵衛が浮世絵モチーフでダビデ君が洋画モチーフ(実際は洋画ネタだけではありませんでしたが)でカブリ感も結構ありました。

 

磯兵衛は結構長く連載続いたけど、ダビデ君は残念ながらそうはなりませんでした。

 

私から見たらショートギャグ漫画の完成度はダビデ君のほうが上だったけど、なんていうか、作品の質とはまた別の素養の、「バズる」「話題になる」といった流れを掴むみたいな才覚(運)には恵まれてなかったのかなって印象です。

 

磯兵衛がワンピース緊急休載の代原読み切りで超インパクトを与えたまま連載化で垂直スタートできたのに対し、これは磯兵衛の2匹目のドジョウって思われちゃったかなあー。

 

大人気御礼」って言ってた時もあったのに。

 

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主人公のダビデ君、私は結構好感を持ってました。

 

ジャンプギャグ漫画にありがちなズッコケ童貞鼻血ブー主人公のテンプレ感は確かにありましたが、読んでると割と家族や友人への情に厚いところが嫌味なく表現できてて素直にいいやつでした。

 

 

あとは前にも書いたことですが、この漫画は名画パロを売りというか持ちネタにしつつも、ここぞというときの決め絵は作者黒木のオリジナルの絵でビシッと決めてるのもすごい好印象でした。

 

あ、最終回でミケランジェロの「アダムの創造」の名画パロが出てたけど、これは確か新連載第1話でも出てたんでしたっけ。

 

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最初は片思いだったヴィーナスさんと最後は無事くっつくことができて、同じ絵画をスタートとゴールの絵に持ってくるってのも感心したポイントでした。

 

なんか、1枚の絵画を鑑賞するにしても解釈の仕方によって様々な受け取り方ができる、みたいな。

 

 

ただまーヴィーナスさんがデビデ君に惚れた経緯はちょっと説明が足りないとは思いましたが。

 

徐々に好感を築いていったフラグはなくもなかったですが、学校のマドンナがよりどりみどりの男たちの中でなぜダビデ君を選んだのは説明不足で唐突に感じました。でもまー多少強引にでもまとめなきゃいけなかったわけだから仕方ない。

 

 

 

私にはモナさんのほうが魅力的な女の子に見えました。

 

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でもいわゆる負けヒロインになってしまいました。

 

無念ですが、納得はいってます。

 

ダビデ君はモナさんには恋愛感情を持ってないことは明確でしたし。

 

ただ、たまに、本命の子以外の女子でエロ妄想をしてしまうってのは妙に生々しくてアレでした。

 

 

この漫画と同時に新連載した「ジモトがジャパン」も今週号で最終回でしたが、あっちは今後最強ジャンプに移籍するそうで。

 

あー元々あっち向けって感じでしたもんね。最強ジャンプちゃんと読んだことはありませんが。

 

 

 

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さて作者黒木の今後は。

 

絵がめっちゃ上手だし、女の子もかわいいしエロいし、漫画力もあると思うので、今回は(磯兵衛の影がちらついたこともあって)無念な結果となりましたが、次のチャンスは…ある!と思いたいです。

 

 

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