週刊少年ジャンプ 黒木雄心 思春期ルネサンス！ダビデ君
軽く読んでる漫画だったけど前々回すごく良かったので感心して感想ブログ書いたばかりなのですが、今週の話も良かったのでびっくりしました。
あ、びっくりなんて言ってしまうと失礼か？
本当に軽く読んでるだけで、特別注目してなかった漫画でした。
でも、世の中読む気もしない漫画も多いので、読もうと思えるだけでも面白い部類に入るんですけどね。
名画パロネタけっこう好きですし。
先々週はモナさんとダビデ君の恋愛のようなそうとも言い切れないような話と一枚絵が本当に良かったのですが、今週も意外な良さを見せてくれました。
小便小僧君との友情話でした。
中学時代の小便小僧君は不良で、無免許バイクやケンカは当たり前でかなり荒んでました。
「バイクのペダルはどうしてんだよ！」というツッコミ待ちの絵です。
ダビデ君も確か友達がろくにいないボッチなんでしたっけ。
ボッチとはみ出し者が出会って少しずつ打ち解けて、しかしある日、小便小僧君に恨みがある上級生から囲まれて「裏切れ」と脅されるダビデ君。
それを偶然目撃する小便小僧君。
展開としてはベタです。
ダビデ君は「友だちを売る訳ないだろ！」と上級生にタンカを切って、それを聞いた小便小僧君も心を開いて「俺のダチに手を出してみろ」と上級生を撃退。
ベタで臭い友情話ですけど、もともと13ページのショートなのでくどくなくて気楽に読めるページ数だけに、ハマったときにはシンプルストレートに心に響きます。
それに名画パロの出しどころも良かったです。
マグリットは変な絵の画家でちょっとは覚えてます。
シルクハットの男の変な絵とか。逆人魚とか。
漫画の場面と名画のチョイスもうまくハマってたと思います。
モナさんの回と今週の回は本当に良かったです。
この漫画は基本的に良くも悪くもジャンプテンプレのギャグ漫画の枠内におさまっている印象なのですが、ギャグ以外にもほっこり回や恋愛回や感動回もできる可能性も感じました。
そういうの自体もジャンプ臭いと言えばそうなのですが、この漫画はショートなのでくどくならずに済むのがいいです。
ダビデ君、今後もチェックしていこうと思います。
ところで根本的な話なのですが、ダビデ君、小便小僧君、モナさんたちは、普通の人間とは別の種族なんでしょうか？
ジョジョリオンの岩人間かのような、言うなれば石膏人間？
で、石膏人間と普通の人間が当たり前に共存している世界観？
でもまーこのへんの説明なんてどうでもいいのかもしれません。
かつて「侵略！イカ娘」は主人公イカ娘が具体的に何者なのか作中で一切説明しないまま完結しましたし。
いんだよ細けぇことは。
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