こないだまで蕁麻疹(じんましん)に悩まされてました。
今は出なくなりました。今後再発するのかは知りませんけど。
蕁麻疹が出てどう困ったか、どうしたか、どう思ったか、ブログに残しておきます。
蕁麻疹は誰でもある日突然発生しても何もおかしくないので、生の情報を知っといて損することはないと思います。

ある日の夜中午前0時ごろ寝る前にだらだらネットしてたときに左右の股関節あたりが妙にかゆくなりました。
しばらくは気にせず無意識にぽりぽり掻いてて、でもあまりに痒くなってズボンを脱いで見てみたら、まさに蕁麻疹が出てました。
蕁麻疹は今までにも出た記憶が朧げにあるので、腫れ方を見てだいたいそうだと分かって、検索したらやっぱり蕁麻疹そのものでした。
前触れも無く突然発生しました。
これは本当に戸惑います。人によってはパニックになってもおかしくないですよね。蕁麻疹の腫れ方って見た目がかなり激しいし。
初日は常備してた虫刺されのステロイドを塗りたくって何とか就寝しました。ムヒアルファEXと同成分のスギ薬局のやつです。
翌日の夜も発生しました。入浴して体が温まって激しくなった印象です。しかも股関節どころではなく、お腹、尻、内もも、腕、あちこちに出てきてかなりつらかったです。その日もステロイドを濡れるだけ塗りましたが、これはもう効いてる気がしませんでした。
この夜の痒さは本当につらかったです。(この日がつらさのピークでした)
蕁麻疹について検索すると、慢性蕁麻疹と急性蕁麻疹があるらしく、この時点では自分がどちらなのかさっぱり分かりませんでした。もし慢性だとこれが一ヶ月以上、あるいは何年も続くこともあるのかと思うとかなり絶望的な気分になります。
皮膚科かアレルギー科かの病院に行くことも念頭に入れて、翌日はまずは市販の飲み薬のかゆみ止めを買うことにしました。
買ったのは第一三共ヘルスケアの「アレルギール錠」という抗ヒスタミン剤です。
ドラッグストアの店頭にはこれしかなかったので緊急性も高かったし迷わず買いました。
発生して3日目に服用を開始したことになります。まず夜に3錠。そしてその日は午前2時ごろ、ふとんに入って横になってから発生しました。お腹と手足にまた結構大きく。
再び3錠飲んで、しばらくしてなんか効いたような気がして就寝しました。
アレルギールは1日3回までとあり、飲む時間の間隔は特に指示がないので、夜から朝の深夜帯に重点的に3回飲むことにしました。
4日目は午前4時ごろに発生しました。発生する時間が少しずつ変化してきました。また規模もやや小さくなってきたので快方に向かってる気がして、これで精神的に少し落ち着けるようになってきました。
5日目、6日目、7日目は午前5時ごろに小さく発生して、8日目から一度も発生しなくなりました。
これで私の蕁麻疹は数日で消えるタイプの急性蕁麻疹らしいことが分かって、ようやく一心地つけました。3日目あたりは気が気じゃなかったです。
今回私の場合は市販薬の抗ヒスタミン剤で対処できたことになります。慢性化しなかったっぽいのは不幸中の幸いでした。
症状が出てる間はいろいろ考えました。
まずは原因について。
検索したら「原因は特定できないことのほうが多い」とあります。
まさにそうだと思います。
ただ私の場合は心当たりは無いわけでも無くて、私はこれの一ヶ月前にアシナガバチに刺されたことがあります。当日は激痛に苦しみ数日腫れて悩まされました。
虫刺されも原因になりうるとありますが、正直分かりません。虫刺されの一ヶ月後になってこういう反応が出るものなのか判断つきません。
あとはストレス。私にも日頃のストレスはあるし蓄積もしてるのかもしれませんが、最近急に極度のストレスを受けた覚えはありません。
結局原因は心当たりはあるような無いようなって程度です。特定はマジで無理。
もし即病院に行ったとしても原因を特定できる気はしません。私はもともと病院は極力行きたくない人間ですし。
そして原因を特定できないんだから、対処法は原因になるかもしれないことを全て改めるしかありません。飲酒とか食生活とかストレスとか。はっきり言って途方もない話です。完璧ではないもののまーまー健康的な生活してたのにもっと完璧に健康的になれ!とかいう話です。それはそれでつらいです。
しかし毎晩のかゆみが相当つらいですから、もし慢性化したらできることは病院に通って細かく検査して、自分に合う薬をかたっぱしから試して、生活習慣を根っから改めるしかありません。うーん、つらい。
今回私は1週間程度で症状が消えてくれたので、そこまでのことをせずに済んだのは非常に幸いでした。
が、「もし慢性だったらと思うと怖い」「慢性化したときつらい」って気持ちは無視できないものがあります。ネットで「蕁麻疹」で検索してすぐに出てくるのは病院サイトとかの情報では杓子定規な定義やお決まりの「病院に行きましょう」だけであり、こういう心理的な対処の足掛かりにはならなくて、なんていうか心細いものがありました。
あとは薬について。
今回飲んだのはアレルギール錠ですが、世の中にはいろんな抗ヒスタミン剤があります。
アレルギールはクロルフェニラミンマレイン酸塩ってのが入ってて、これは抗ヒスタミン剤では旧式の薬なのだそうです。
クロルフェミラミンとかは第一世代で、第二世代のはそれよりもいろいろと改良されてるのだとか。種類も豊富なようです。
ただ第一世代は持続時間が短く、眠気やボーっとする、などなどのデメリットが強いかわりに瞬発的な効果は強いという利点があるようです。
私は今回アレルギールを吟味して選んだわけではないのですが、眠気が強い副作用は、寝る前や就寝時間帯に飲むのだからむしろ歓迎で、結果的にこの薬で良かった気がします。とにかくかゆみを強く抑えてくれれば多少の副作用は甘受できます。
持病がある人とかには駄目なようですが。
それに服用した12時間後くらいの昼間に頭が少しボーっとする感じがちょっとありました。薬の副作用によるものかは分からないのですが。
アレルギールはメリットもデメリットも大きい薬だという印象です。ちな第2類医薬品。より強い指定第2類医薬品ではありません。
総合して今回の教訓は、ある日の深夜に謎の蕁麻疹が突然発生したら、かゆみ止めの塗り薬はもしあるならあんまり効かないけど塗らないよりはまし、無ければ耐えるしかなく、翌日には即病院か、それに抵抗があるならとりあえず市販薬の抗ヒスタミン剤を買うのがいい、ってことでした。
あと精神的にはひたすらつらいことを覚悟することが必要かと。1ヶ月以内に症状が治まるのなら幸いですが、続くような慢性のときは本当に覚悟を決めて心を強く持って向き合ってくしかないのだと思います。



