近代麻雀で錦ソクラが連載している3年B組一八先生、めっちゃ楽しいです。
「麻雀&教師&金八&いろんな漫画の作風パロ」というごった煮ショートコメディ。
しかし、もう何年も連載されててよく話題にもなってるのに全然単行本になる気配がありません。
現在1話から29話までがWEB公開されてます。
読み放題で嬉しい限りです。
しかしなんで単行本にならないんでしょうね~?
いろんな名作漫画のパロディネタで「そのまんま」のキャラが、しかもかなりの技術の完コピで登場するから権利的な問題でヤバイっていうのが通説ですが、単行本はヤバイのに雑誌やWEBでの公開なら大丈夫なんでしょうか?
ハラハラしますが、読んでる側としてはそれすらも面白いです。
このWEB公開もある日突然消えたりするでしょうか。
第1話を読むと、このころはまだ漫画パロの空気はなくて、純粋な「金八パロ」風なのがまた笑えます。
雀中学3年B組の担任教師一八(インパチ)先生は、人情溢れる教育熱心な教師のツラを被っておきながら実は生徒含めあらゆる相手から賭け麻雀で金をむしり取る鬼畜教師で、なのに最後まで金八先生バリに説教臭く振舞うというのが定番パターン。
そこだけは現在でも崩れていないのですが、この漫画は回を重ねるごとにどんどんおかしくなっていきます。
(ハンガーヌンチャク!)
「どこかで見た人」がどんどん登場してきて、それがまた、マジでそのまんま。
その絵がまた見事。
つうかゲストキャラとのトラブルもまた、一八自身が元凶なことも少なくありません。
一八はそういうゲストキャラたちと、麻雀勝負を挑んだり挑まれたりするのですが、基本的にいつも金をむしり取る気満々。鬼。
それでいて常に金八先生の皮を被ったままでいるのがブレてなくて素晴らしいです。
で、一八は麻雀勝負でゲストキャラに追い込まれたりするのですが、最後は「インパッチ(18000点)でござぁます!」で締めて、その絵が毎回のクライマックスです。
いや本当見事です。ここまでやると。ようやるわ。
作者錦ソクラはこの絵をトレース(パクリ)じゃなくて、自分の手で模写してるんでしょう?すごいです。
その腕を買われたのか、シティーハンターのスピンオフ漫画も執筆してます。
こっちは一八の「様々な名作のパロの連打」って力技が通用しない、ガチの公式スピンオフで、画風のコピーに真剣でそして苦労してるなあーって印象ですが。
一八のほうも連載は今も継続中です。
そういえば私がこれまで一番笑ったのは喧嘩稼業の梶原が登場した回なんですが、あれ早くWEBで読みたいです。