週刊少年ジャンプ ドクターストーン Z=14 「信ずるもの」
今ジャンプの最近新連載では「ぼくたちは勉強ができない」「ROBOT×LASERBEAM」そして「ドクターストーン」が人気があって好調って感じでなんでしょうか。
この3作はセンターカラーになる機会が多いような気がします。
ドクストも人気を保って長く続いてほしいです。
「HUNTER×HUNTER」が連載再開ってことはそこで枠が一つ埋まるわけで、いわゆる打ち切りレースはいつも厳しいです。
そしてさようなら、U19。
さて千空の孤独の戦い回想編の続きです。
今回は話は地味ですがそれだけ地に足がついた考察の回でした。
とにかく文明ゼロの超サバイバル生活で、千空は日々の暮らしで精一杯です。
住居が完成したら倒れたりします。
せっかく住居ができたんだから中で倒れたらいいのに。
そんな中でも少しずつでも自分の実験を始めたり思索にふけたりする自由時間は確保できたようで、彼は大樹の石像を見つけて掘り起こします。
大樹の顔を見た一瞬泣きそうな表情になるのがちょっと熱いです。
しかしすぐに普段の表情と口調を取り戻して、思考が始まります。
思考とはそれ自体が目的である 音楽と同じように -アルバートアインシュタイン‐
って今週の扉絵に書いてましたし。
考えることその1。
なぜ人類が石化したのか。
その2。
どうすれば石化を解除できるのか。
私も第1話のときから気になってはいましたが、やっぱり何者かが意図的に人類を石化させたわけです。
あとツバメも。
今までは作中では何の種類かはっきりしない小鳥でしたが、ツバメと特定されました。
石化させたのが何者なのか、宇宙人か人間かウイルスなのか今はそれを調べる術も、というか必要性も特にありません。
何者がやったかより、石化とその解除がどういう仕組みなのかのほうが千空にとってはまず重要です。
(ところで、ここで仮説として紹介したってことは真相はこのどれとも違うってこと??)
そこらにある石像は内部も断面も全部100%石なのに、石化から戻るときは表面の殻以外は石から生きた細胞にとまた変化することになります。
千空はそこから、ほっといても経年で解除されるわけではなく、自分の場合は硝酸があったから復活できたことを導き出します。
が、それだけではまだ足りません。
研究室を建てて、大樹やツバメやそのへんの石像に硝酸をかけるけど、全然解除されません。
これだけで何ヶ月も経過してるんでしょうね。
千空はさらに必死で考えて、自分が3700年意識を保って思考し続けたから石の脳が石のカロリーとでもいうべき何らかのエネルギーを消費して石化維持力のようなものを減退させていたと!
なるほどー。
E=MC^2
これまでのドクストではぼんやりしていた石化と復活薬の定義が今回で鮮明になった感じです。
第1話で大樹が3700年間意識を失わなかったことが強調されてて、だからこそ解除できたって感じだったのに、そのあと復活薬が出来たら意識を保ってたかどうかはどう関わるのかはなんかうやむやでした。
少なくとも杠は3700年間眠っていたのに復活薬で一瞬で石化解除できましたから。
つまり、千空や大樹のように意識を保っていた人間の石像は硝酸だけでも(恐らく比較的短期間で)復活できる。
そうでなかった人間の石像は硝酸では無理だけど完璧な配合の復活薬でなら一瞬で復活できる…ということでした。
……ということは、やっぱり舞台の東京以外でも世界各地似たような環境で石像が各自復活できていてもおかしくないわけです。
(人類を石化させた何者かは数千年でそれが解除できるように仕掛けていた??)
(そもそも人類を滅ぼしたいのなら普通に皆殺しにすればいいだけですから)
箱根の狼煙の謎の女もそうですし、もっと他のところには大規模な集団復活があるかも。
というか3700年前に石化をまぬがれている国とかが実はあったりして。
第1話第1ページ目で「世界中の人間は全ては石になった!」とはありましたが。
でも千空だって「最期」なんて言葉を出しておきながら生死の境をさまよってるしなあ。
その現在の千空と大樹そして回想の中の彼らが立場を逆転させてシンクロ描写。
司に首を砕かれた千空ははたして蘇生できるのか、結果が出るのはいつになるでしょう。
とか思ってたらラスト3コマで千空は空を見上げて何かを見据えて何か「カッ」となる謎のシーンがありました。
なんでしょう??
何が起こったのかは、次回に続く!