週刊少年ジャンプ Dr.STONE Z=42 「幾千年物語」
ある日人類総石化した地球ですが、千空は石化した間も意識を失わずにいたので石の何かのエネルギーを消費し続けていて石化力が劣化したことに加え、場所の偶然から硝酸を浴び続けることができ、硝酸は完璧な石化解除薬ではないけどある程度の効果があり、彼は幾千年を経て石化を解除することに成功しました。
そして石化はナイタール液で完全に解除することができることを突き止めて、司とのゴタゴタの中で自分以外に人間が生きて暮らしてる謎の村と遭遇。
彼らはなぜ生きているのか?何者なのか?
17話に提示された謎が今回ようやく明かされました!
広い世界の中で石化を解除した人間がもちろん千空一人とは限らないわけで、3700年の間地球のどこかで石化が解けた人間がいてもおかしくはありません。
そんな人類がこの村を作ったのかもしれないと千空は思っていました。
ついでに私も。
しかし真相はぜーんぜん違ってて遥か斜め上でした。
結論から先に言って、この村の開祖は千空の父親達でした。
それならルリが千空のフルネームを知っていたことも納得がいき、千空は全てを察します。
千空の父は石神百夜、「広末大学」の教授(か准教授か講師か)からJAXAの宇宙飛行士になった男でした。
ちなみにジャンプでは「石神白夜」となっていましたが、これは誤植で正しくは「石神百夜」だそうです。
公式が訂正ツイートしてました。
読み方は変わらず「びゃくや」。
そんな今週ですが、文字表記に訂正がございます。今週、〈白夜〉という名前のキャラが登場しているのですが、正しくは〈百夜〉という表記になります。…初登場なのに盛大に誤字をかましてしまいました!本当に申し訳ありません!次週からは正しい表記となりますので、何卒よろしくお願いいたします…!
— 「Dr.STONE」公式 (@DrSTONE_off) 2018年1月15日
そういえば千空たちが通っていた高校は「広末高等学校」でした。
バカの大樹が入学できた高校だから(スポーツ推薦であっても)レベルは大したことないのになぜ千空も同じ高校に行ったのかがちょっと想像できます。
千空は天才過ぎて逆に名門校に行く必要がなくて、広末大学の系列校に行けば体力助手の大樹もそばに置けるし、父親の何らかのコネが校内で活用できる2つのメリットがあるから。
幼い頃から科学少年だった千空は「父親を宇宙飛行士にさせたい」気持ちから変なスーツを発明しますが、そのスーツの効果は別として、息子の心意気に応えたいと思った百夜はJAXAの宇宙飛行士の試験に合格しました。
ここへ来て読者に唐突に新情報が与えられましたねえー。
千空の父親は宇宙飛行士で、かつて人類石化が起きた日には宇宙にいた!
正直若干ポカーンとします。
(千空の父親は10話で少しだけ回想で登場しましたが)この42話までそれを匂わすことすら全く無く、いきなりの新事実でした。
ただまー、この漫画は元から、高校生天才科学者、高校生格闘技世界王者、手品師(メンタリスト)タレントなどなどとにかくやたらすごい技能を持つ人間が狭い空間に偶然集まってる世界ですから、ここで突然宇宙飛行士が初登場するのもそれで割と通常進行なことです。
それを「ありえない」「都合よすぎ」と言ってしまうのも、それも確かにもっともで、そういう「ありえない偶然」で物語が動く漫画を受け付けないタイプの人はこの漫画をつまんなく感じてもおかしくありません。
でもその「ありえない偶然」で動いた先の物語が面白いかどうかを重視するタイプの人ならきっと面白いと感じられるかと。
この漫画のこういうところ、あなたならどう受け止めますか?
さて、この人類石化現象ですが、「誰か」が意図的に起こしたものだとしたら、その人物(人間とは限りませんが)は地球軌道上の国際宇宙ステーションを取りこぼしたことになります。
結構初歩的な見落としだなあー。
逆に言えばこの人類石化現象は意志を持った誰かが人為的に起こした類じゃないってことなのかもしれません。
村の謎は今週判明してもこっちの謎はまだまだ超謎のままです。
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この「石神村」は千空の父、石神百夜が興した村で、どうやら次回以降は百夜を主役にした回想編になりそうな感じです。
今週は「千空の父は実は宇宙飛行士だった!」は多少唖然としましたが、次回以降の回想編はめっちゃ面白くなる予感しまくりです。
地球の異変を察知した宇宙ステーションの宇宙飛行士達は、まずは地上からのサポート無しで独力で地球に帰還しなくてはいけません。
めっちゃ困難そうですが決して不可能ではないっぽいです。
映画アポロ13とかグラビティゼロとか野尻包介の小説ロケットガールとそのアニメとかみたいな手に汗握る宇宙飛行士の熱い戦いの物語…なんてのもあるでしょうか???
そして地球に着陸した宇宙飛行士達は人類はみんな石になったけど建物や本や機械などなどはまだ無事な世界に生きていくことになります。
そこで何をしていく(していった)のか超見もので楽しみです。
そして石神村は3700年の歴史があることになります。
それにしては文明レベル低すぎで人口が少なすぎです。
なので百夜達は文明を復興することは失敗したと言えます。
科学も文字すらも失い、かろうじて子孫が続いてるのがせめてもの奇跡です。
残せたのは百物語っていう口伝だけ。
一体どういう歴史を辿ったのか石神村!
次回へ続く!