週刊少年ジャンプ Dr.STONE Z=15 「石の世界の二つの国」
千空復活!
よかったよかった。
さすがにここで死ぬことはないだろうとは思っていましたが、ちゃんと復活したところを実施に見てようやく一安心できました。
一時期は死亡フラグをビンビン立てて私には千空は死を覚悟していたように見えていましたが、千空は自分が生き残るわずかな可能性を諦めていませんでした。
先週のラストで千空が回想の中で雷鳴轟く空に何かを「カッ」と目撃するようなシーンで引きになっていたのですが、あれは別にあのとき何かあったわけじゃなくて、生死の境を彷徨い走馬灯中の千空に大樹の呼び声が届いたって感じのことなのでしょうかね。
(先週のラスト)
ともあれ千空は無事に起き上がり、回想も終了、3人は喜びを分かち合いました。
それも復活薬(ナイタール液)、というか復活薬で石化状態を解除する際の修復力のおかげです。
大樹はその恩恵こそがDr.STONEだと表現しました。
まああんまりうまいこと言ってる感じはしませんが、もしも難病を抱えてる人が一度石化して復活薬を浴びるプロセスを経たら難病も回復するんでしょうか??
それならとてつもない恩恵……かもしれません。
私も第1話から誰が人類を石化させたのかは気になっていますが、千空もこの石化システムのあまりの不可解さに考えずにはいられないようです。
先週に仮説が少しありましたが石化させた何者かは人類を攻撃したいのであれば、石化なんて超謎技術があるのだからややこしい手間をかけなくても一気に人類を皆殺しにすることも簡単な筈です。
そうしなかったってことはその何者かは、人類の文明をリセットさせて、地球環境を環境破壊以前の時代にまで回復させて、そしてなおかつ人類を殺さずに石の状態で何千年間も保存したいという意志のもとにわざわざそうしたってことに他ならないわけです。
謎です!
千空はさらに続けて何かを考えて、杠と大樹に指令を与えます。
司は確実に千空を殺したと思い込んでるなら好都合。
このまま自分は死んだことにするのがベストです。
さらに、千空を失った大樹と杠は失意のまま司の軍門に下ることにすると。
スパイねえー。
今思いつくだけでも不安要素が2つ。
まず杠はともかく大樹に司の前で「千空はもう死んだ」というふりを保ち続けられるかということ。
演技なんかできるの?
もう一つは、これは前からちょっと気になっていたところなのですが、司は千空を殺す際になぜ千空はまるで狼煙のように目立つ煙を上げていたのか疑問に思う様子がまるでありませんでした。
あの場に立ったら狼煙の謎の女が上げていたほうの狼煙が見えてもおかしくない筈ですし。
なので司には「俺はあのとき千空を殺したと思ったけど、不自然な点がいくつもあった」と気づかれ(て)る可能性があるということです。
石化復活薬のレシピを得た彼はその驚異的修復力にもすぐに気づくことでしょう。
大樹と杠のスパイ活動は前途多難です。
逆に千空の潜伏活動、あの狼煙の女に会いに行く旅は前途洋々なイメージですね。
もちろんトラブルはあるんでしょうけど、千空の知恵で乗り越えられる気しかしません。
何度も書いてることですけど、展開がとにかく怒涛で特に杠にとってはめちゃくちゃ過酷なスケジュールです。
彼女が石化復活してから東京から箱根まで徒歩旅行の日程を入れてもたぶんまだ3.4日くらいしか経ってないですよ。
担当に今日「事前に聞いていたここまでの展開、コミックス7冊くらいだと思ってました」と言われました。アクセル踏みっぱなジャンプの世界、久々の感覚で楽しいです。中年にはしんどいけど。たった今41歳になりました。
— 稲垣理一郎(リーチロー) (@reach_ina) 2017年6月19日
原作者から言わせると「アクセル踏みっぱ」とのことでまさにその通りです。
そして稲垣理一郎先生お誕生日おめでとうございます。
これからも健康に気をつけて楽しい連載続けてください。
それにしてもこれからは明確に千空軍団VS司軍団なんていう図式になっちゃうのかなあ。
これまでは緊急事態の連続のせいで司とじっくり対話する機会がなかったからあんなことになっちゃったけど、これからは戦う以外の選択肢もあって欲しいところです。
もちろんそのためには千空側に対等の立場になれる武器は必要なのでしょうが…。
両者しばしの別れでまずはどっちの話から進めるのか、次回に続く!