任天堂の新入社員定着率が98.8%だ!というニュース記事を見かけました。
その記事そのものや任天堂の社風や新入社員の在り方などなどについては特別異論は無いのですが、記事タイトルの「ほぼ100%」って言葉が、私は大嫌いです。
なんやねん、ほぼひゃくぱーって。普通に98%とか書けばええやんけ。
98.8%をいちいち「ほぼ100%」と言い換える奴は、結局のところ修飾語で虚飾をしたがるだけの奴です。
きっと「98.8%」というより「ほぼ100%」と言ったほうが凄さやインパクトが向上するとか勘違いしてるんです。
いや世の中は実際にそうなのかもしれません。言葉を無意味に言い換えて修飾したものに釣られて、記事に興味を持って閲覧したり、あるいは自分もそんな言い回しを真似するようになったりするって人が多いのかもしれません。
こういうの、他にもいろいろありますね。
例えば「アイドルにはまる」を「アイドル沼にはまる」と、無意味に沼をつけたり
「改造」を「魔改造」って言ったり。
まーこのへんは他愛の無いネットスラングなので別に害は無いのかもしれません。
でもそんなのでもおかしなのも多いです。
何か問題が起きたときの「元凶」とか「張本人」という意味で「戦犯」と言ったりしますが、私はこれは全く的を外したトンチンカンな表現だと思います。本来の戦犯の意味と全然違いますよね。敵意や悪意を感じます。
あと「頻繁にある」ってだけのことを「定期的に」って言うのもバカな表現です。
まーね、言葉ってやつは変化するものだし、こういう、私自身は「おかしい」と思うようなのでも、使う人が圧倒的多数になり長年使われ続けたら定着するのは仕方ないとも思ってはいます。
一方で、例えば、街中とかで「1万円からお預かりします」とか「よろしかったでしょうか?」とかは現在でも消えてないものの、氾濫してたピーク時からはずいぶん減ったってのもあります。
しかし廃れた言葉でも、いまだに使い続ける人ってのも、います。
5ちゃんねるとかでは「マンセー」とか「どう見ても◎◎ですありがとうございました」とかを使う奴を非常に稀に見かけたりもします。
なんかこうやって脱線しまくりブログの文字打ってるうちに「ほぼ100%」がどうでもよくなってきた気がしないでもないです。
それならそれでまあいいか。