スナックバス江アニメ化、実はそんなに驚きませんでした。「順当な結果」というか「やっと実を結んだ」とか、そんな印象。
以前(どこで読んだ情報かは思い出せないのですが)ヤングジャンプ編集部はずっと「うちのバス江アニメにしません?」って業界各社に打診する地道な努力を続けてる、って話を聞いたことがあります。
昔はどこからも全然いい返事を貰えなかったそうですが、今では連載も6年というYJ内でキングダムBUNGOに次ぐ長寿連載3位にもなり、SNSとかでたま~にバズり、実績を積み重ねて今回この快挙となりました。
今時漫画がアニメ化するのは全く珍しいことではありませんし、またアニメがどんな出来になるか保証は何も無いですし、別にそうすごいことでもないのかもしれません。
いやそんなことありません。世の中に幾億万とある漫画作品の中で「アニメ化された/されない」の比率は1%以下であり、さらに今ではアマチュアやインディーズ漫画すらもアニメ化されることがあるので、それも含めたらされるってのはやっぱりすごいことなんです。
でもアニメそのものについては今の段階では言えることはほぼありません。「低予算っぽそう」くらいで。
しかし低予算でも低予算なりの良さや楽しみ方があるので、ここはやはりポジティブに楽しみにしてます!
で、その報に合わせて、ヤングジャンプ本誌の巻頭カラー、そして単行本13巻が発売された、と。
帯に堂々と「アニメ化決定」と書けるってのは嬉しいねえ。
さて。私は単行本が出るたびに感想ブログを書いてて、で、私は今すっかり電子派で、紙で本漫画雑誌を買うことがほとんど無くてバス江はその稀有な例外です。久しぶりに紙の漫画買いました。
そこで最初に驚いたことが一つありました。
毎回本の中に挟まってるチラシ類が今回ありませんでした。YJや集英社の漫画のチラシ。もしかしてあれもう廃止されたの!?
うーむ。あっても全然嬉しくもないけど、無いと無いでちょっと寂しいと感じました。
ま、気を取り直して13巻の感想。
まずはアニメ化を受けての豪気な表紙の、対になってるカバー下の絵が素晴らしかったです。風間先輩とカワちゃんが。一攫千金が一夜の夢で終わるかのような不吉な絵でお見事です。
恒例の単行本おまけページも充実、なにより今巻のゲストがすごいです。ゴールデンカムイの野田サトル!
え!野田ってこういうのに寄稿してくれることあるんだ!驚きです!
「北海道が舞台で変態が多く出てきて女キャラは少ないけどかわいいヤングジャンプの漫画」という共通点はあるものの。
野田は現在は新作アイスホッケー漫画の準備中なので、こういうの描いてくれる時間的余裕があったのかも。
本編は21話中森田が出てくる回は5話、森田は劇薬なのでこれくらいの比率が好ましいです。
そして常連客ではなく新規や単発の客が出てくる回は3話。こっちはもうちょっと増えてほしい印象です。
そしてそしてそれ以外がレギュラーの常連客達の話。山田、タツ兄、ダグ信(東)、風間先輩も相変わらずです。
あと今回単行本でまとめて読んでて改めて気づいたことと言えば、風間先輩が社会人としてかなり成功してること。
結婚して子ども産まれて(本誌では)マイホームも買って、めっちゃ充実した人生を送ってます。森田と真逆の人生。
ちなみに山田は風間先輩と同じ会社なので山田も仕事方面では順調な人なんでしょうかね?
タツ兄も独身貴族です。不動産関係の仕事してるとかなんとか。
森田(親元暮らし)は本人はちゃんと働いてると言ってるけどどこでどんな仕事してるのかは全くの謎です。まさかの無職説もあります。
名実ともにこの漫画の顔となりつつある森田。
アニメ化の報でも「森田の声優は?」とか一部界隈が盛り上がったりしてました。
でも森田ばかりを気にするのはやっぱりちょっと、胸やけ注意です。
みなさんも森田はほどほどに。