ドライフルーツ好きです。ドライパイナップルも好きです。では100%完全乾燥させたというパイナップルはどうでしょう?
初めて食べてみたところそのままでは微妙でした。水で戻して食べると、ちょっと私は完食は無理でした。
「ドライ100%パイナップル」ってのが売ってました。砂糖と保存料が不使用だという。
一般的によく売ってるドライフルーツは100%完全に干したってほどのはそうそう無いです。何%かは分かりませんがある程度の水分は残ってて、それを砂糖でコーティングして防腐してる感じです。
それでドライフルーツは必然的に甘くなり、それゆえおいしいんだけど、糖分が高くて食べ過ぎるのはよくないというアンビバレンツですが。
しかしこれは完全乾燥させて水分がゼロだから腐敗もしないので砂糖も不要だという。
店で見かけたとき、そういやこういうの食べてみたこと無いなあ~と思い、試すことにしました。
買ってきました。
試食なので本当に少しずつのバルク買い。ついでに100%乾燥のドライイチジクと、砂糖使用のドライメロンとかも一緒に買いました。
ちなみにイチジクは「少し甘い」って感じでメロンは砂糖のおかげで「すごく甘い」って感じでした。どっちも悪くなかったです。
本題はパイナップルです。比較のために砂糖使用のドライパイナップルも買いました。
では実食。
かじってみたのですが、甘さはイチジクよりも下で、パイナップルっぽさはほんの微かにあるようなって程度……。
微妙でした。まずいってことは決してなかったんですけど。
もう1枚は水でふやかして還元してみることにしました。
水に浸して、時間正確に計ってなかったけど、たぶん4時間くらい。
かなりふやけて、見ようによっては生のパイナップルに近づいた感じになりました。
ここでちょっと気になったのは茶色いエキスが結構染み出してきたこと。悪い予感がします。
それに負けずにかじってみました。
駄目でした。
そのまま食べたときのかすかな甘みも完全に消えてて、パイナップルの風味も何も無く、強いて表現するならば「腐ったたくあん」。
いや実際に腐ったたくあんは食べたことは無いんですが。
私は店頭で見かけて、特になにも調べず、ただそのまま食べるのとただ水に浸して食べるのとをやってみただけで、そのどっちもがいまいちで、特に後者は惨憺で残念な結果でした。
うーむ、この100&乾燥パイナップルってどんなメリットがあるんだろう?
酢豚とか料理の食材なら大丈夫なのかなあ?
でも今の時代ならパイナップルの保存食なら缶詰のほうが安く買えそうだから、これを使うメリット無さそうだしなあ。
「一日輪切り一つだけ食べる」という習慣の人がこれを食べるってのはあるでしょうか。いやこれも冷蔵庫と缶詰のほうがやっぱり値段と味は格段に優れてるだろうし。
軽量化はできてるけど。
文明から遠く離れた厳しい環境で長期間暮らす人には軽くて栄養もあるから運搬には重宝するかもしれません。
そういう人にはいいんでしょうかね。