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かぐや様は告らせたい270話感想 白銀と帝が同じ顔に見える

今週のラスマエかぐや様のサブタイは「天才たちの」でした。ってことは次回の最終回は「恋愛頭脳戦」でしょうか。そんで白銀かぐや卒業式でお互いにささやかなサプライズを仕掛け合う話になるんでしょうか。それがこの作品の〆に。

 

ちなみに最終回とかのサブタイを作品タイトルそのものにする「タイトル回収」という技法が存在しますが、この漫画ではタイトル回収はすでに251話(単行本では26巻261話)で使ってしまったのでもう使えません。残念!

 

週刊ヤングジャンプ48号 赤坂アカ かぐや様は告らせたい270話 「天才たちの」

 

それにしても、天才たち、かあ。

 

本編でも白銀自身が「天才とはなんぞや」って語ってましたが、白銀かぐやははたして天才たちだったんでしょうか。

 

白銀は不断の努力による勉学一本で成り上がって生徒会長になり、かぐやは生まれつき何でも難なくこなせる人で、そういう感じのことを「天才」と評すわけですが、これ自体は別に何もおかしいことではないです。

 

天才なんて言葉は通例上特に明確な定義なんて無いのですから、ただ「なんかすごい人」を気軽にそう呼ぶことは別に普通です。他にも今時はただ素晴らしいだけのことでも「神」って言ったりしますから、それと似たようなものです。

 

しかし、改めてわざわざ「天才とは」を考え出してしまうと話は変わります。

 

(かぐやが赤ちゃんの頃から両親の隠れ家の記憶も忘れないほど異常な直観像記憶力があるという割に藤原との出会いを完全に忘れてるような粗を抱えた天才能力であることは今は置いとくとします)

 

(また白銀のこの天才論についても、天才ゆえに社会とうまく関われず本当に苦しんでる人は、欧米一流大学に進むことも難しいと思うんですが、このへんをグダグダ語るのも省略します)

 

 

 

私は今週の話を読んでて「最終回だからって天才なんて言葉には今更もう触れずに曖昧なままにしとけばいいのに~」って思いました。

 

だって、そもそもなぜ二人が天才たちの恋愛頭脳戦を始めるようになったのか、今でも分からないままじゃないですか。

 

 

第1話で二人は既に天才で生徒会長と副会長になってました。でも白銀は入学当初はボンクラだったのが氷かぐやを見てから生徒会長を志したわけだけど、どうやって会長になれたのか、どうやってかぐやを副会長に勧誘できたのか不明なままです。

 

かぐやも、天才ゆえに(あと家柄ゆえに)他人が分からず拒絶してた時期に、あるきっかけで白銀に惚れたらしいのですが、そこからどうやって氷解して第1話の穏やかな彼女になったのかの経緯はすっぽり抜け落ちてます。しかも穏やかになって白銀と初キスしてからもまた同じような苦悩と氷解を繰り返してるようで、私は彼女の変化をいまいち理解しきれてないです。

 

(15巻)

↓↓↓

(1巻)

 

かぐやはどうやってこうなったのか、その顛末こそを読みたかったです。描いてほしかったです。

 

 

結局私は、二人がどう天才で、白銀はどうやってなったのか、かぐやは天才であることからどう自由になったのか、すっごくボンヤリしてます。

 

ボンヤリならボンヤリなままでも別に良かったのですが、今週改めて「天才とは」を語られてしまうと、「これまでのボンヤリなままだった点」までもが蒸し返されてかえって非常にすっきりしない印象になってしまいました。

 

 

うーむ、なんか私は今思ってることを全然うまく文章にできてない気もします。二人は「凡人男が天才女に惚れて頑張って天才男に成長した→天才同士で恋愛頭脳戦をやる関係になった→くっついてからは天才女は天才ゆえの苦悩から解き放たれた→今は天才男と凡人女となってめでたしめでたし」ってことは理解できるのですが、その全体像を咀嚼するには物語のパーツがすごく足りない気分で、それを今回改めて浮き彫りに感じた、とでも言いましょうか。

 

いや。まいっか。

 

この漫画では「これについては続きを待て」みたいに予告しといて描かれなかった話はいくつもあるので、これもその一つに過ぎないのかもしれません。気にしてもしょうがないかも!まいっか!

 

物語が欠落する落胆は伊井野のときに底の底を味わったので、それに比べたらどってことないです。

 

気にするのやめます。めでたしめでたしということで、それでいいと思います。

 

あるいはもしかしたら、かぐやが髪を結ぶようになった経緯くらいは次回の最終回で描かれるかもしれませんし!ね!

 

 

についても気にするのはやめます。

 

私はこの感想ブログで、この漫画の主な破綻点は大仏こばちと四条帝と四宮家の三つだと思うとこれまで何度も書きましたが、帝は結局具体的に何をどうやってかぐやを手に入れようとしてたのか、に、ついても、今また疑問に思ってももう詮無い事です。

 

そこはいいけど、ただ、ちょっと、それとは別に、今週久しぶりに帝を見て「白銀と帝ってこんなに同じような顔だったっけ?」ってことはすごく感じました。髪型もすごく似てきたような。

 

 

前からそうでしたっけ?

 

 

 

あとは、かぐやのスマホはたぶんXperiaXZ3です。これは前からそうで彼女は今も使い続けてるようです。現実では2018年の機種だそうで。

 

ちなみに彼女はカメラ関連ではiPadProを使用。

 

いや機種とかOSとかどうでもいいんですけど、小道具が出てくるとなんか見てしまいます。

 

 

 

 

さ。次回はついに最終回。

 

もしかしたら、外伝とかスピンオフとかが発表される可能性、私はゼロではないと思ってます。あるいはもっと他の何かの展開とか。

 

もしそういうのがあってそれが伊井野も関係することだったら、今後もチェックは続けると思います。そういうのが何も無くて本当にこれで完全完結だとしたら、まー。

 

 

 

 

 

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