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ウエハースのカードの袋を開封するメリットとデメリットを解説します &備考

15年前に買って内袋未開封のまま保管していたウエハースのカードを開封して、カードがどんな状態になってるのか確認してみます。

 

 

カードがおまけに入ってるウエハース、売ってますよね。スーパーやコンビニなどなどで。

 

先日プリキュアのを買ってきました。

 

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こういうやつ。

 

古くは昭和のグリコキャラメルやビックリマンからの歴史ある、おまけが本体なんだけど「菓子」という名目で売られる食玩の一種です。

 

さっそく「外袋」を開封します。

 

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キュアピーチでした。

 

好きめなキャラなのでオーライ。嬉しいです。

 

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とま、こういうカードが1枚入ってるわけです。

 

透明な「内袋」に封入されてるわけです。

 

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で。この内袋は開封してしまったほうがいいのか?しないほうがいいのか?という話です。今日のブログは。

 

どちらにもメリットとデメリットがあります。

 

したほうがメリットは多いです。

 

そもそも開封すれば自分の好きなトレカ用バインダーファイルフォルダに綺麗に収納できますしね。

 

 

 

さて。こういうウエハースカードは、いろんな作品のが出ています。

 

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(私は1枚や2枚だけ買って、気にいったらとっておく、みたいに適当に楽しむことが多いです)

 

 

こういう商品のフォーマットを確立したのはバンダイの「神羅万象チョコ」です。

 

2005年にスタートし、このチョコ&カードを売るために制作された完全オリジナル作品です。

 

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懐かしい。

 

この神羅万象が「ウエハースとカードの製造、販売、流通などなどの形式」を確立し、その後、世の中の様々な他の版権作品にもこの形式が流用され、現在ではそっちがメインになってます。神羅万象は2019年に一応完結しました。

 

 

 

 

私はこれはコンプは求めなかったけど、気に入ったキャラは1枚ずつ揃えるスタイルで集めてました。

 

そして集めたカードは無造作にダンボールに入れて保管していました。

 

内袋未開封のまま。

 

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こういう状態のまま、最古のは2005年から、16年間保管してます。

 

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これが内袋を開封するメリット、というか未開封でいる最大のデメリット。

 

「カードを痛める」です。

 

未開封で重ねて積むと、内袋の裏側のナイロンの継ぎ目二重になってる部分(ベロ)に負荷が集中します。当然ながら。

 

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試しに、当時のカードを1枚、今回、開封してみます。

 

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雑魚モンスター「ボボーロ」のカードを。

 

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このカードは2006年のものです。15年前。

 

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一見綺麗なカードです。

 

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しかし、光を当ててよく観察すると、継ぎ目の位置に沿って垂直な縦線が反射して見えます。

 

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画像で伝わりますでしょうか。

 

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これは、摩擦傷です。拭いてもとれません。

 

カードが内袋の中で少しでも動くと、継ぎ目の位置に集中して擦れて、それは、保管中ほとんどの時間を動かさずにいたとしても、15年間以上のレベルならここまでの傷になってしまうわけです。

 

たぶん、擦れなくても接触しているだけでも。

 

(私は今はこの傷を受け入れています)

 

まー。これは当時のあまりにも若かった私の管理が雑だったことが元凶ではあります。

 

極端な例だとは思います。

 

未開封でも厳重に保管してたら数年くらいでは見える傷なんかつかないとは思います。

 

しかし内袋の中でカードが動いて摩擦するのは、絶対に発生することです。

 

見えない傷は必ず生まれます。未開封のままだと。程度の差はあれ。

 

 

 

ではなぜ私は開けずに保管していたのかというと、それが、開封するデメリット「商品価値が下がる」からです。

 

この手のガチャ(ブラインドパッケージ)カード収集は他人との交換や売買無しでは成り立ちません。

 

自力買いオンリーでダブリも全部保管するなら別ですが。

 

当時のこういうカードの交換や売買は、ヤフオクと、個人のファンサイトでの交換や売買の呼びかけが主流でした。

 

今の時代のメルカリツイッターでの交換呼びかけと根本的には同じです。

 

そういう、知らない相手と取引する際には、カードの内袋が未開封であることが、カードの品質の保証になるからです。

 

当時は未開封での摩擦傷が発生するほど経年していなかったので、そこは問題視されませんでした。

 

今でも最新のカードなら摩擦傷より「人の手が触れてない証明」のほうが重要ですし。

 

というわけで、内袋を開封したカードは、交換や売買の場ではカードの価値や相場を下げる要因になるわけです。今でも。

 

 

 

つまり。

 

開封するメリットは「カードを守れる」。

 

開封するデメリットは「商品価値を下げる」。

 

これが基本です。

 

あとついでに、他にもちょっといくつかの備考があることもここで紹介しておきたいです。

 

 

 

備考その一。

 

この内袋は密封しているようで、していません。

 

そして外袋に一緒に入ってるものがウエハースなわけですから、内袋の微細な隙間からウエハースのカスが入り込む可能性がわずかに、しかし確実にあります。

 

バンダイ的にこういうのは不良品にはなりません。

 

もし入ってたらカードは短期間でとてつもなく痛みます。

 

内袋の中にカスが入ってないかすぐチェックしましょう。

 

 

 

備考その二。

 

かつての神羅万象の時代では、内袋未開封のままだと、市販のカードファイルフォルダに入らず、私のように雑な管理になりがちでしたが、現在では、内袋のままでも収納できるファイルが販売されています。

 

 例えばこういうの。

 

私は使ったことがないのですが、これなら、未開封でもカードをしっかり守れるかもしれません。

 

しかしやっぱり、開封してスリーブに入れて保管するより上ってことは無いでしょうけどね。

 

保管と取引の両方を視野に入れているなら検討の価値はあるかも。

 

 

 

備考その三。

 

カードの「未開封状態」は、実は偽造できてしまいます。

 

何かいらないカードの内袋を、破らないように慎重に開けて、違うカードを入れ直して、開けた箇所に、ある透明な接着剤を薄く塗って閉じれば、未開封を装うことができます。

 

良くない知恵ですね。

 

でも神羅万象の時代では「未開風」って隠語で一部では有名でした。

 

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今の時代でもこのことは、多くの人が知っておいたほうがいいと思ってます。

 

逆に今回これを初めて知って真似して悪用する人が出るリスクを踏まえても。

 

なんか、防犯のために泥棒の手口を紹介するようなものですが。

 

怪しい知らない相手の、評価実績が低いユーザーの、「未開封」の言葉は絶対ではありません。

 

 

 

 

 

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