私が好きな漫画、スナックバス江の8巻が無事に発売されました。
本当面白くて大好きです。
8巻はどんな感じかというと、明美が言ってはいけないことを言ってしまいます。やたらと何度も。
さて。いきなり話が変わりますが、世の中には、売れてる漫画と売れてない漫画があり、この作品は後者だと思います。
売れてる/売れてないの境界線をどこに引くのかにもよりますが。
一つの基準は、紙の単行本につきものの「帯」で看取できるかと思います。
なぜなら、売れてる漫画だったら帯に「累計〇万部突破!」って必ず書くからです。書かないなんてありえないです。
私個人の感覚では、漫画は100万部いけばヒット作で、帯に部数を書いて恥ずかしくないのは10万部からってところです。
(今の世の中10万部いくだけでも大したものなんですよ)
この作品では残念ながらそういう煽り文句はありません。
しかしその代わりに「重版」という文字が躍ってます。
漫画本の発行は、まず最初に決まった数、何千冊か何万冊か時には100万単位を印刷して全国の書店で初版を発売し、その在庫がさばけたら、新しいのを印刷、つまり「重版がかかる」というめでたい状態になります。
最近の漫画出版業界では、初版の印刷数はかなり絞るのだそうです。
最初に過剰に印刷して売れ残ったら悲惨だし、重版が必要なら今の時代なら迅速に対応できるし、「売れることが既に分かってる漫画」でもない限り、たくさん印刷する必要自体が無いっぽいです。
それに「売れる作品の予測」は不可能なほど困難ですが逆に「売れない作品の予測」はまー割と正確にできるようです。
売れない作品は最初に刷った部数くらいでだいたいちょうどよくて、売れ行きが予想外になることはあんまり無いです。
なので重版がかかるということは、「売れない漫画界」にとってはなかなかの快挙だと思います。
このスナックバス江も、いつかは売れる組にいける日を、私はいち読者ながらに祈っています。
重版についてはこのへんにして、8巻の感想です。
私にとってはヤングジャンプ本誌で一度読んだものを改めてまとめて読み返すことになるわけですが、そんな感じでこの8巻読んで印象的だったのは、「暴言」です。
なんか妙にこの漫画の読者ひいてはヤングジャンプの読者をバカ扱いするシーンが出てきます。
いくら真実だからって言っていいことと悪いことがあるだろ!明美!
私は数少ない例外の読者だからこれには当てはまりませんけどね!!!
この8巻収録分くらいからこの傾向が出てきたような。
何かあったんでしょうかね?
そして恒例の単行本おまけページも今回も充実。
いつもの「新連載企画(というテイの一発ネタアイデア)」のページのコーナー名が「例のコーナー」になっちゃってます。
思わず笑ってしまいましたが、でもこれこの8巻を初めて読んだ人には全然分からなくなっちゃうのは大丈夫なのかなと思いました。
その他の本編も、一度読んだ筈なのにまた笑ってしまう箇所が多くて満足です。
今回のゲスト寄稿作家は、「久保さんは僕を許さない」の雪森寧々。
きっと優しい人なんだと思います。寄稿してくれるから。
で、これも毎回思うことですが、ゲストページの作家こそ、帯に書いておけよ!
その作家のファンに向けた宣伝になるでしょうに。
例えば3巻には「かぐや様は告らせたい」の赤坂アカが寄稿してくれてることとか、もっと世の中に宣伝したらいいのに。
次の9巻の発売は順調にいけば9月ごろでしょうか?
そして10巻の大台も見えてきたのではないかと思います。
今日現在で本誌では173話まで連載が続いてて、9巻には188話くらいまでが収録されることと思います。
そのあたり、約3か月後に連載終了にならない限りは!
連載が続きますように!