桜場コハルの「みなみけ」の20巻買ってきました。
みなみけは現在私が紙で買う数少ない漫画の一つです。
現在私は圧倒的に電子書籍派なのですが、そうなる前から長年買い続けてた紙の漫画だけは引き続き紙で買いたくなります。
紙なんてデメリットだらけなのに、それでも買っちゃうのはもうこれはコレクションなんでしょうね。
(コレクション!)
さて、内容のほうですが。一言で言えば「相変わらず」です。みなみけは。
帯の裏に描かれてるこのデフォルメ三姉妹は、もう何年前の絵でしたっけ?
そういうところを含めて相変わらずです。
ピンナップは中学生の4人組。ピンナップは毎回ハズレ無しにいい感じ。
本編もやっぱり相変わらず、良く言えば安定、悪く言えばマンネリ。
でもこのマンネリ感こそが、往年の「男はつらいよ」みたいな、読んだ者が「あ~みなみけだなあ~」と感じるために求められているものかと思います。
マンネリを嫌う人もいるだろうし、それをおかしいとも思わないけど、そう思う読者はみなみけにはもう今更いないのではないかってくらい。
ただそこは、売り上げの数字の面で、やっぱり下降はしてるっぽいです。
全盛期は「売れてる」ことがアピールされてたけど今は聞かないし、書店の棚に積まれてる数も少なかったし、昔は限定版や特装版もよく同時発売されたのですが今はめっきりですし。
限定版は存在自体が他の作品でも最近はかなり減ってるみたいですけどね。
そういえば昔、萌え系の漫画のタイトルを仮名4文字にすることが一時期めっちゃ流行しました。
「けいおん!」とか「ラブひな」とか。
「みなみけ」もそんな時代に誕生した作品でした。
でも4文字タイトルは時代とともにかなり廃れました。
近年で目立ったのは「ニセコイ」くらいでしょうか?
でも「みなみけ」は今でも現役連載中です!
超長生き。
ちなにみ「らき☆すた」と「ゆるゆり」も生き残ってます。
あれ生き残ってるの案外多い!?
今やかなりの長寿連載です。
今年で連載16年。
2004年に中学2年生だったカナは今年30歳になることもなく、ずーっと中2。
登場人物は「みなみけ時空」を生きてます。
これからも日常系という名のもとにかわりばえの無い世界が描かれ続け、私自身も大した感動も落胆もないままずっと買い続けるような気がします。
そして保坂も16年間ずっと保坂。