オオキンケイギクという春ごろに黄色い花を咲かせる特定外来生物があります。
現在日本では栽培が禁止されてて、侵略的外来種ってやつです。
去年、私がよくクロスバイクで走るルートで結構な規模で咲いてるのを見かけて、一年後また同じ場所で確認したところ、規模が拡大してました。
やばいね!
オオキンケイギクはこういう黄色い綺麗な花。繁殖力がめっちゃ強い植物です。
こいつが増えると日本の在来種の植物が減っていきます。
私は道路沿いでよく見かけます。
個人的には自動車が「種の運び屋」になって日本中の道路に拡散されているのではないかとか思ってます。
で、私が去年気になったのは県内のそこそこ大きな橋の河川敷。
橋の上から眺めると黄色がな~んか目につくようになったと思いました。
去年の写真がこれ↓
若草色の中にうっすら黄色が見えてて、これが全部オオキンケイギク。
で、先日撮影した今年の景色がこれ↓
撮影タイミングが悪くて除草作業が始まってるのですが、それでも黄色が広く濃くなってるのが顕著な気がしました。
つうかむしろ除草の前にはもっと黄色い場所多かったかもしれません。
なんなんだろうなあー。
この花自体は去年とかに限らず、結構昔からちょくちょく見かけてたような気がします。
でもなんか、ここ数年で妙~に拡大が加速してるような……。
気のせいだといいんですけど。
やっかいな生き物です。
駆除したほうがいいのは間違いないです。
でもこいつ自身には罪は無いんですよね。
見た目が綺麗なこともまたなんか心情的に「ありなんじゃね?」と思いそうになることも悩ましいです。
それと余談ですが日本の在来種、葛やコガネムシやスイカズラがアメリカとかで外来種として大暴れしてるそうです。
日本だけが被害者なわけはなくて、お互い様っぽいです。
生き物にはそれぞれに繁殖に得意な環境条件があり(温度とか湿度とか酸性度とか)最適な環境に行くと、元いた場所より強い繁殖力を発揮してしまうことがあるようです。
オオキンケイギクも原産国(アメリカ)よりも日本のほうが繁殖しやすい環境だから爆発的に増えちゃうんでしょうかね???