かぐや様は告らせたいのアニメの2期始まりましたね。
第1話を見た感想としては「1期の品質のまま」って感じでした。良くも悪くも。
相変わらず面白い反面、私が1期で「ここは駄目だ」と思ったところが改善されてなかったことには落胆もしました。
駄目なところというのは、このブログでも当時に一度書いたことですが、二人以上の声優が別々のことを同時に喋っている場面が多いことです。
これは本当に聞き取りにくいです。
繰り返し聞けば理解できるのですが、逆に言えばそれくらいのことをする視聴者以外を切り捨てることになってないか、素人ながら心配になります。
もうそんな心配する必要無いくらいに人気作としての地位を確立してるとも言えるのかもしれませんが。
今回も第1話の時点だけで、再生数とかツイート数とかが各所で上位にランクしてます。
で、駄目なところというのは本当にこのくらいしか無いんですよねえー。
他は絵も声優も音楽も話もどれも高い水準でいい感じだと思います。
原作を削った部分も、逆にちょっとしたアニオリ追加も、許容範囲に感じます。
1話で「ここは細やかな良改変だな」と思ったシーンがありました。
原作5巻でかぐやが「キス」と言っていたのを、今回アニメではわざわざ「キッス」と発音してました。
そうそう、後にかぐやはキスのことを「キッス」と言うことが特徴になるので、表記ゆれが統一されるという細やかな心遣い。
ただ一方で「なんじゃその改変」と思ったのもあって、早坂が白銀を眠らせるためにコーヒーをカフェインレスにすり替えるという大層なミッションをしておきながら、あとで石上を眠らせるのに謎のスプレーで一瞬で眠らせてて、「じゃあ白銀にそのスプレー使えばいいだけじゃん」と思ったりもしました。
でもまーあんまり揚げ足取りな視聴の仕方をするのは好きではないので(よっぽど多くなれば別ですが)こんな程度なら気にせず楽しめます。
あと、いいとか悪いとかじゃなくて気づいた点は、アニメは2019年の世界だと今回はっきり設定されてました。
原作は西暦何年の物語なのかの設定は決まってません。
アニメでは白銀の誕生日は2002年の9月9日となり、カレンダーも2019年のもので、かぐやの誕生日1月1日も2020年のカレンダーでした。
時代の設定をはっきり決めるか決めないかは、どっちがいいとかいうのはありません。
時代の設定を決めると正確さや自然さは上がりますが、逆に流行とか小ネタとかを気軽に扱うような自由さは失われます。
まーこれはただ気づいただけで、原作とアニメはここが違う、ってだけのことです。
そして他に私個人が印象的に感じたのは、藤原。
私は去年のプリキュアのキュアミルキーことオヨルンの大ファンになって、それを演じてたのは小原好美で、1期のときはさほど意識してなかったのですが、オヨルンに惚れ込んでから2期を視聴すると、藤原役の小原の演技になんか贔屓目になってしまいます。
やっぱいいなあ~。みたいな。
そうして意識して藤原を見ると、なんかかわいいし、動きもやたらいい!
これは第1話だけの特別仕様なのかどうかはまだ分かりませんが、ここも今回新たに印象的だったところでした。
いや、贔屓とか推しに関しては本当にまだまだ時期尚早です。
なんたって私がかぐや様で一番好きなキャラは圧倒的に伊井野であって、彼女の本格参戦はまだ先ですから。
私は主題歌のところでちょっと動く伊井野を見ただけで期待に胸をふくらませてます。
そういえば主題歌を鈴木雅之が続投してくれたのも嬉しいポイントでした。
今期の主題歌もいいと思います。
しかしまー作品の品質とは別に、大きな不安があります。
昨今のコロナ関係によって、放送が存続できるのかどうかがです。
今期の他の作品では、「Re:ゼロから始める異世界生活」「ソードアートオンライン」などなどが放送前に延期を発表され、「放課後ていぼう日誌」「アイドリッシュセブン」が放送途中でぶつ切りの延期となりました。
かなり深刻な事態です。
一方で「邪神ちゃんドロップキック」は全話すでに完成していることが判明していて放送延期にはならないことが確約されている……なんてケースもあったりします。
これは作品や会社ごとに製作の形態が違うからですが、かぐや様ははたしてどうでしょうか。
つうか全話数が1クール(全12話前後・3ヶ月)なのか2クールなのかも分かりません。
もし2クールだったら予定通りの2クール完走は今はかなり無理でしょうね。
だから、放送がぶつ切りになる不安は大きいので、視聴者はその覚悟をしておくべきです。
なんか作品の感想とはかけ離れてしまいましたが、でもやっぱり無視できないことです。
私が1期放送時から待ち望んでいた伊井野の登場は、ずっとおあずけになる可能性も頭の片隅に入れておかなくては。