かぐや様はアニメ2期開始直前で今そっちのほうに意識が集中しがちですが、本編のほうはどうかと言うと、今週は要するに「引き」とか「繋ぎ」ってやつで重要な場面は次回に持ち越しって感じでした。インパクト弱め。
しかしそれもその筈。来週号は2期開始記念で表紙&巻頭カラーという大々的な扱いなわけで、盛り上げポイントを持ってくるべきタイミングはまさに来週号です。
週刊ヤングジャンプ 赤坂アカ かぐや様は告らせたい174話 「早坂愛の友達(3)」
まずはヤングジャンプ今週号でちょっと驚いたニュースが。
作者赤坂アカが新連載を始めるとな。
STORY赤坂アカ、ART横槍メンゴで、作画はしなくて原作とか脚本とかだけではあるものの、かぐや様と並行して週刊連載を始めるという。
マジかよ。
正直なところ、現時点では素直に「楽しみ」「面白そう」とは思わなくて、「大丈夫なのか」「品質を保てるのか」と不安のほうが大きいです。
いや読んでみたら面白くて、それが維持される可能性もあるのでしょうけども。
このことは真面目に考えると長文になりそうだからまた別にブログに書くかもしれません。
あと本編の前にもう一つ。
今週号で累計発行部数がついに1000万部突破になってました。
すごい!ついに1000万!
ワンピースや鬼滅みたいな億プレーヤーに比べたら見劣りするかもしれませんが、漫画ってのは100万部いったらヒットと言っていい世界です。
約5年で到達したのも、なかなかのものではないかと。
さて本編の感想。
冒頭はランボルギーニかなんかっぽい高級車。目立ちそう~。
ウォンウォンと左ハンドルを颯爽に駆る奈央の隣で、かぐやは早坂の指定する合流地点「思い出のあの場所」が分からずに四苦八苦。
なんとか心当たりを探すかぐやの昔の記憶という形で、かぐやの母、えーと確か名前は、四宮名夜竹(なよたけ)のエピソードが紹介されました。
故人だったことが今回初めて明確になったんでしたっけ。
四宮家の主治医、田沼医師が単行本で意味深なセリフを呟いてました。
(単行本8巻)
七回忌ってことは本当にかぐやを出産して早々に亡くなってたってこと、「妾の子」というからには兄達とは母親は違うっぽいことなどなどの情報も明かされました。
幼い頃から注がれる筈だった愛情を注がれずに育てられたってことが嫌と言うほど伝わってきます。
ただ「母の愛情」という点でだけなら白銀も似たような環境だったって共通点が、今度なにか重要な意味を持ちそうな気がしないでも無いです。
まーなんにせよ、かぐやの場所の心当たりはことごとくハズレ。
私は前回の感想ブログでは「早坂が待ち合わせ場所をわざわざ暗号にしたのは母にも秘密にしたかったから?」とか書いたのですが、一緒に探してるってことはそういう線はなくて、これは単に早坂の「プランをやたら練るのが好き」という性格が災いしてる事態なだけのようです。
場面は変わって白銀はホンダかなんかの250ccっぽいバイクに跨ってます。
かっこいい。一昔前の少女漫画みたいな。
すごくかっこいいのでここでは「1月にその恰好でバイクは寒そう」とか「タクシーとかでもいいのでは」とか「京都人のおじいがそんな親切にしてくれるかなあ~(偏見)」とかいうのは気にしないようにします!
ところで全然関係ないのですが、白銀が土産物屋のおじいからバイクを借りる経緯は今回は1コマに省略されてましたが、これがもし福本伸行のカイジだったら、そのくだりだけで5話は使うでしょうね。
このシーン見てカイジがキャンピングカー借りたのをなんか連想しただけの話です。
話を戻して白銀は自動二輪の免許持ってたんですね。
しかしいくら免許があろうと、修学旅行中にしかも(女子と)二人乗りというのはもし見つかったらいろいろと大問題になること必至ですので、それだけ白銀たちが必死であることの表れです。
で、白銀と早坂は奇しくもドキドキの人生初タンデム。
ただそのドキドキは「異性とタンデム」だからではなく単に公道での運転が初めてだからって恐怖なだけでした。
早坂と運転交代して目的地へ。
バイクってきっと普段から乗り慣れてないと運転の恐怖は自動車とは比較にならないでしょうね。
目的地は四宮家の私有地の山でした。
しかしそこで二人が出会ったのはかぐやではなく、雲鷹の一行。GPSで居場所を補足されてたので逃走は無駄でした。
そして乱闘。雲鷹一行は4人くらいしかいないのですが、白銀と早坂だけでは勝つのはやっぱり無理でしょうか。
組み伏せられる早坂の回想で今週は締め。
幼い早坂にら「かぐやのスパイをしろ」と指令を出していたのは……誰?
かぐやの父雁庵は確かハゲではなかったような。違う人?祖父?
うーん、誰にせよ不気味です。
家督争いとは別の思惑なようにも見えたり見えなかったりして不気味。
そして巻頭カラーたる次回に続く!
ところで先日週刊少年ジャンプの次の次の号が発売延期というか実質「無し」になるってニュースがありました。
ヤングジャンプも決して対岸の火事では無いことでしょう。
それはアニメ制作現場もそう。
やはり今はいつ何が無しになってもおかしくない状態です。
もしそうなったらみんな落ち着いて受け入れるべきだと私は思います。