今週のかぐや様は連載初期みたいなノリの軽い楽しい話。
ほっとすると同時に今更とも思わなくも無いです。
週刊ヤングジャンプ12号 赤坂アカ かぐや様は告らせたい207話 「男と女のABC(3)」
さてまずは今週号は、単行本21巻と、語りたいのほうの4巻が同時発売されるので、その関連で両作品ともがカラー扉絵でした。
アニメ3期と実写映画2弾の文字も輝いてて景気いいです!
あ、21巻の表紙は予想外の圭ちゃんでしたね。
(かわいい)
私、なんか何度も言っててしつこいんですけど、前にかぐや&石上の表紙があったから今度は白銀&伊井野の表紙もあるに違いないと思ってるんですけど、なかなか来ないんですけど。
いつかは来る筈!きっと今後もっと重要な回があってそれ収録する時のためにとってあるんです。たぶん。
さて冒頭は、「男とは」を語る早坂。
早坂の恋愛観なので完全に彼女の空想のもとでの理論なのですが、今回は的は得てるかと。
この話が結局のところなんなのかというと、かぐやに「男は女をエロい目で見てる=会長は私をエロい目で見てる」ってことをより意識させる前フリです。
で、後日、生徒会室。
胡麻の助がひっつき虫を大量につけてくつろいでます。
正式名称はオナモミ。地方によって呼び方が違いますが、私もこれひっつき虫って呼んでました。
いや、くっつき虫だったっけ?
ってどっちでもいいですね。
で、そこからはすれ違いコントです。
まー。若干無理があるのはどうしても否定できないと思います。今回のネタは。
白銀が素直にかぐやに「俺は猫が好きだから追い出さないでくれ」って言えばいいだけのことですから。
マジレスするのも無粋でしょうかね?
でもまー今回は、「もともとかぐや様の初期はこんな感じだったよなあー」って思わせてくれるような原点回帰の気分を味わえました。
そういえば、なにやら、世の中には今この漫画が結構なシリアス展開になっていることに不満な読者もいるんだそうです。数が多いか少ないかは知りませんが。
そういう読者が求めてるのは今回のようなものなんじゃないかなとも思いました。
懐かしい。
初期は本当にこういう高度かつ頭の悪い恋愛頭脳戦をよくやってて笑えました。
でもそんな中でもかぐやの周辺には重い設定がいろいろとありそうなことは、かなり早いうちから微かに匂わせてましたよね。
そして今はそっちのほうがメインになってます。
今や各キャラはそれぞれの課題をずっしりと背負ってて、こちらはその様子を見てしまっているので、その状態のままアホな頭脳戦を今見ても、無邪気に笑いにくいってのもあると思います。
悩ましいところです。
「ギャグの合間にシリアスを挟む」と「シリアスの合間にギャグを挟む」は同じようで大きく違ってて、後者のほうがずっと料理が難しいんでしょうね。
私としては、留学とか四宮家とか帝とかの問題を引っ張らずにどんどん進めて描いていってほしいところです。
それはおいといて、今回肝心なところは、かぐやがやたらと自意識過剰になってるところかと思います。
白銀のほうは自分の性欲をコントロールできてかぐやに紳士的に接することができてるけど、かぐやのほうはどうも全然できてないと。
こんなときこそルーティーンで平常心を保てばいいのではないかとも思いますけどネー。
あと、最近は伊井野の出番がぜ~んぜん無いです。
胡麻の助はまだ伊井野と会ってませんし。
不知火ころもと伊井野や石上がどう絡むか気になるし。
伊井野を見たいです。
この漫画で今最も不足しているものは伊井野です。