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紫式部歌碑と山積みの土砂

先日「紫式部歌碑」ってのを見かけました。

 

サイクリングロードに標識が立ってて、近くに石碑があると。

 

で、立ち寄って実物を見てきたんですが、それがちょっと可哀想な状態になってました。

 

 

 

 

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おいつ島しまもる神やいさむらん 浪もさわがぬわらわべの浦」って和歌が彫られてる石碑でした。

 

紫式部が詠んだとか。「紫式部集」に収録とか。

 

で、この石碑の背景が可哀想なことになってました。

 

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なんか石碑の右側に赤スプレーで「33」って書かれた謎の袋があるのが見えます。

 

それが山積みにありました。なんじゃこりゃ。

 

 

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「305」とか「338」とか袋にスプレーされてて、つまり最低338袋以上の数が積まれてるってこと?

 

それが石碑の背後にズラーっと並んでいます。 

 

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1立方メートルくらいの大きさで、中身は、どうやら、

 

 

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何の土なのか、何でこんな土嚢みたいな袋に詰めてあるのかなどなどさっぱり不明。

 

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その後ろは琵琶湖です。

 

そうそう、紫式部が琵琶湖の沖島を詠ったからここに歌碑が建てられたわけで。

 

 

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石碑の後ろ側を撮影したら、解説文の黒い光沢に袋がくっきり写り込むという悲しい事態に。

 

 

この石碑は、本来なら「石碑+木+砂浜+琵琶湖」というナイス写真が撮影できるようになってるのでしょうが、大量の土の袋が見事にそれを阻止してくれます。

 

なんでよりによってこの位置に土砂を積んじゃうかなあ~。

 

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この土砂は、誰がいつなんのためにこんな区分して置かれたのか本当に全然分かりません。

 

ただの土ならそのへんに撒けばいいんじゃないの?って素人判断で思ってしまいます。

 

まさか何らかの汚染物質じゃないですよね。

 

だとしたらこんな雨がちょっと降っただけで琵琶湖に染み出るような場所に置くわけないですよね。

 

 

それにしても置き場所が本当に悲惨。

 

あと数十メートル横にずらして置いてくれるだけで、石碑まわりの視界にかからずに済むのに。

 

誰が決めたのやら。

 

 

 

そして何より悲惨なのが、ここにこんな土砂を積まれても「景観がぶち壊しだ」と怒る人が誰一人いないことです。

 

私自身もそこはどうでもいいと思ってます。

 

「あーどっかの誰かが何らかの理由で土砂を置く場所を適当に確保しなきゃいけなかったんだろうな」くらいしか思いませんでした。

 

 

私が石碑を発見したとき、周囲には興味を持ってる人どころか立ち止まる人すら誰一人いませんでした。

 

観光協会が観光名所にするために建てたのだと思いますが、こんなとこにだ~れも観光になんか来ません。

 

この土砂があること自体が、まさに、誰も気にも留めてないって証拠です。

 

訪れた人も、現地の住民も、協会も、行政も、みんなスルー。

 

私もです。別に抗議とかする気になりませんし。

 

今回はただ、こんな扱いされても誰からも意に介されないこの石碑がわびしいな~ってしみじみ感じたってことを、せめてブログに書き留めておきたいと思っただけでした。

 

早急に撤去されるんでしょうかね???

 

 

あ、そうだ。

 

このわびしさを和歌に詠んだら後世で誰か歌碑建ててくれないかな。

 

 

琵琶湖沿いせっかく石碑建てたのに みんな無視して建てた意味無し

 

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