さあ5巻の発売となりましたスナックバス江。
今は私はほとんど電子書籍なのですが、そんな中紙の本で買っておきたくなる数少ない漫画がこれです。
なんで紙で買ってるかっつうと、ほとんどコレクションの感覚です。
まだ電子書籍派になる前から作者フォビドゥン澁川に注目してて単行本を買っておいたので、それを継続したくて紙で買ってます。
紙の本って場所を取るしすぐ紙が黄色くなるし、メリットよりデメリットのほうが多いですけどね。私にとっては。
いやあ~それにしてもバス江5巻達成かあ~。
初期は「連載が続きますように、続きますように」と祈っていたものでした。
最近はなんかもう安定してるような気がしてるんですが、これって油断してるでしょうか?
油断してるとある日突然打ち切られてしまう……ってのは、ありえないことではないですよね。
気を引き締めていかねば。
さて5巻。
まずは表紙、これ、何かのパロディなんでしょうか?
いつも表紙とかカラー扉絵とかは何か元ネタがありそうな感じがするのですが、分からないのばかりです。
過去のこれ↓はナイトホークスだと分かったんですが。
でもまあ細かいことは気にせずわかんないなりに雰囲気を楽しんでます。
さて5巻です。
漫画としての面白さについては、相変わらず満足点です。
一度雑誌で読んだものなのに読み返してもまた笑えることも少なくないです。
だからこそこうして贔屓して単行本まで買ってるわけで、私はすっかり信者です。
改めてまとめて読んだ感想としては、舞台である札幌北24条の場末のスナックに訪れる客は主に三種類あって、山田、タツ兄、森田を筆頭とする常連客のレギュラー(もしくは準レギュラー)、一見の客でその一話限りのゲスト(使い捨て)キャラ、人間ではない何か……の三者なのですが、この三パターンのバランスがいいと思いました。
作者フォビドゥンは日々漫画に使えるネタ作りに奮闘してることと思いますが、いろんなアイデアをこの三者に振り分けられるので応用が効きやすいし、読者的にどれかに偏ってもマンネリになるし、いいことだと思います。
そしてたまに店長ママ、チーママ明美、バイトの小雨の三人だけで客が誰一人来ない回もあって、そんなときは「いかにも零細スナックって感じだなあ~」って思えるのも味わい深いです。
5巻のおまけページも充実してました。
漫画の単行本のおまけページって、大抵は本編の後日談が軽く描かれてるのが多いですが、フォビドゥンはがっつりネタ見せに使ってくれて、これも毎回の楽しみです。
そしてこちらも恒例ページのゲスト作家の寄稿。
今回はなんと岡本倫。
その人選も驚きなのですが、ネタがエルフェンリートでも極黒のブリュンヒルデでもパラレルパラダイスでもなく、ノノノノ絡みっぽいことに意表を突かれました。
あー、札幌だから?
さて。単行本は約半年に一度のページで発行されてます。
次の6巻も楽しみだし、7、8、9、そして10巻までいってほしいものです。
次のゲスト作家は誰かなあー。