「世界がもし100人の村だったら」の本を近所の書店の棚で偶然見つけました。
最初に出版されたのは2001年だそうで。
世界がもし100人の村だったら
世界がもし100人の村だったら2 - 100人の村の現状報告
世界がもし100人の村だったら3 - たべもの編
世界がもし100人の村だったら4 - 子ども編
世界がもし100人の村だったら完結編
2008年までに5冊出てたんですね。
そして今年に6巻目?の「世界がもし100人の村だったら お金編 たった1人の大金持ちと50人の貧しい村人たち」が発売されました。
完結編のあとですが緊急出版だそうです。
すいません私は買わずに書店でパラパラと立ち読みしただけです本当すいません。
しっかり読みもせずにちょっと思っただけのことなんですけど、この本、なんかちょっと…。
もともとは、2000年ごろにネット上で流行した文章でした。
もはや古典の域に達してるものでしょう。
少し引用すると
世界には63億人の人がいますが
もしそれを100人の村に縮めると
どうなるのでしょう。
100人のうち
52人が女性です
48人が男性です
30人が子どもで
70人が大人です
そのうち7人が
お年寄りです
90人が異性愛者で
10人が同性愛者です
70人が有色人種で
30人が白人です
こんな感じで続き、主に世界の貧富の差を訴えて福祉や平和を啓蒙するような目的の文章でした。
それが本になって出版されたことは知っていましたが、今年になって新刊が発売されてたことに驚きました。
そして本を開いてみてもっと驚きました。
100人関係なくなってました。
今の世界の73億人を100人に見立てて表現しているページは本全体の1割くらいでしょうか…。
ほとんどのページは「世界のなんとかのお金は何百万ドルです」「何%の人は何ドルを独占しています」みたいに普通に事実の紹介をしているだけでした。
100人に見立てて語ってほしい…。
例えば、なんでしょうか、仮に「猫が教える世界平和」というタイトルの本があったとして、ページを開いたら犬が世界平和を教えてたようなもの、でしょうか…。
「犬だってかわいいから問題ない」「世界平和を教えてるんだから問題ない」とは思わないです。
あと昔のUFO本「宇宙人の死体写真集」という本には宇宙人の死体の写真は1枚も載っていないという噂を聞いたことを思い出しました。