週刊少年ジャンプ Dr.STONE Z=20 「STONE ROAD」
よそ者千空が村の噂になり始めました。
村人達の反応はさまざま。
(それにしてもこの村がなんなのかはいまだに謎のままです)
村人少女シャベルはよく喋る子のようです。
ダジャレです。
村長コクヨウは娘コハクとは絶縁状態?
そして噂の本人千空は相変わらずこの村を手中に収めることを考えています。
そのために恩を売りましょう!
……って、千空はこれまでに利害よりも情を基準に考える男だってさんざん描いてきたからこういうゲス顔はもう今更って感じですねえー。
コハクの姉、病気で弱ってるルリを科学の力で治しましょう!
ですが千空には詳細に診察するどころか会うのも現在無理なのでできることといえば万能薬…抗生物質を作ること。
ついに出ました抗生物質!
火の鳥黎明編やJIN-仁-でも出てたペニシリンの自作についに取り掛かるんですね!と思ったらペニシリンは不採用!
千空が作ろうというのはサルファ剤でした。
作中の解説にもある通り、ペニシリンのような生物由来ではなくて正確には抗生物質とは言わない合成抗菌薬なんですね。
ストーンワールドにはこっちのほうがふさわしい?
大切な人を救いたい一心のコハクとクロムはやる気満々で、千空はサルファ剤を作るのに何が必要かロードマップを示します。
必要なのは、鉄、銅、リン、塩、エタノール、硫酸、石炭、アンモニア!
コハクは全然わかってなさそうだけどクロムは理解が追いついてる様子で役に立つ助手って感じです。
流れはそのまま千空先生のなんでも科学教室となり、クロムは一気に科学知識を吸収していきます。
北極星が動かないことから地動説を「道理で!」とすんなり納得できたようでかなり知能が高そうです。
その北極星ですが、地球の歳差運動によって2017年現在ではこぐま座α星が北極星でしたが、西暦5739年ではケフェウス座β星あたりが北極星になってるようです。
地球の地軸の向きは26000年で一周してその軌道上にあるいくつかの星が北極星を代替わりしたり、あるいは数千年間は北極星が不在になったりもします。
南極星も現在は不在なだけであと16000年くらいすればりゅうこつ座α星がなってくれるそうです。
ところでこの漫画では今が西暦何年なのかは千空が自力で時間を数えて把握するという荒業をやってのけましたが、天体の位置を見ればある程度は分かるようです。
この北極星の位置でも分かりますが、もう少し分かりやすい星がバーナード星というらしいです。
バーナード星は地球に超近い恒星で夜空の無数の星々の中で最も速く固有運動をする恒星です。
地球から見て天体図そのものつまり星と星の位置関係は少しずつ超々ゆっくり変わっています。
それが固有運動。
しかしバーナード星だけはその近くに見える星々に比べてそいつだけ異常に速く移動して見えるってわけです。
この星の位置を測定すれば今が西暦何年かがだいたい分かります。
資料が手元にあれば、あるいは千空のようにその知識が全て頭に入っていればの話ですけど!
話を戻して、クロムは磁石もコレクションしていました。
それがあれば鉄を集められます!
鉄を調達するのに鉄鉱石から溶錬するのは、さすがにこの世界でも鉄鉱石そのものを探すのは無理っぽいでしょうか。
磁石を使って川で砂鉄を収集するのが一番効率的なようです。
その際にコハクが下着姿を披露してくれました!
上は布か革のブラ、下はふんどしでした!
たまたま今週コハクのスカートの中がフキダシで隠れてるコマがありましたが、あそこにはふんどしが存在していたのです。
今週は抗生物質だとか天体図とかなんかよりコハクの下着のほうがよっぽど重要な情報でしょうかね!
万能薬の残りの材料もさくさく集めましょう!
さて7月28日発売のジャンプGIGAにドクストのポスターが収録されてるそうです。
働きまくりの作画担当Boichiの健康を心配しつつ、次回へ続く!
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