今は大手の漫画雑誌はほとんどが電子書籍でも販売されています。
電子版があるものはできるだけ電子版で買っています。
(ヤングジャンプは電子版ないのはなぜだ)
で、電子書籍版の漫画雑誌には載ってない漫画がいくつかあるんです。
紙版だと載ってますけど。
やっぱり作者の意向でそうなっているようです。
週刊少年マガジンでは、森川ショージの「はじめの一歩」。
それについて作者森川がやけに曖昧なツイートをしてました。
時代と状況がもっと変われば気持ちも変わる可能性もあるしこちらから電子化をお願いすることもあるかもしれません。しかしまだまだ出版社との話し合いと僕自身の勉強が足りません。電子も少年マガジンだということは理解しているし応援しています。皆様どうかよろしくお願いいたします。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) 2015年1月5日
(ちなみに鈴木央の「七つの大罪」は電子版にも作品を掲載していますが扉絵だけを載せていないという謎の状態です)
週刊少年ジャンプと週刊少年サンデーでは電子書籍を拒否している作家はいなくて、電子版も紙版も同内容です。
週刊少年チャンピオンでは、水島新司の「ドカベン」(ドリームトーナメント編)が電子版には載ってません。
作者水島はドカベンに限らず全ての著作を電子化していないようです。
あと私は全く読んでいないので不案内ですが、ビッグコミックオリジナルで最近「夢印」を連載開始した浦沢直樹も電子版を拒否しているようです。
浦沢は「電子で読んで欲しくない」と明言しています。
井上雄彦とあずまきよひこもそんな感じみたい。
月刊マガジンで「龍帥の翼」を連載している川原正敏は、単行本はKindleなどで電子版も発売していますが、雑誌には自著を掲載していません。
以上私が把握しているのはこんなところです。
他にも有名な作家で電子書籍を拒否しているのもいるかもしれません。
しかしまー、この漫画家達が電子を拒否していることには私は全く賛同できません。
もちろん自著をどう扱うかは作者本人に決める権利があることは公的に間違いなくて好きに言えばいいことなんですが、「私の作品は紙で読んでほしい、電子では読んでほしくない」なんて拘りは読者の側にとっては何の価値もありません。
そんなの読者が判断することです。
特に浦沢が「原始人(笑)」と自嘲しているようで自己陶酔しているのはオエッてなります。
読者から選択肢を奪っているだけです。
そういえば私はラーメンの食べ方を客に指図するような職人気取りのラーメン屋とか並ぶ気も起きないタイプです。
実際この作家達の作品はもともと読んでないもの多いです。
それに、若干、偉そうなポリシー掲げる前に漫画家の仕事をちゃんとしろよって思う作家もちらほらと。
また紙版と電子版が内容に差があるのに価格が同じというおかしな状態になっていることも、しっかり是正していくべきことだと思います。
ジャンプはまとめ買いすれば電子がちょっとだけ安くなるという一歩先に進んだ状態にあります。
あと各社それぞれ電子版のみ特典をちょっとつけるなどの行いもありますが。
やっぱり電子か紙か読者が選択できるようにしてほしいものです。
(欲を言えば個人のIDが1冊分の値段を払えば紙も電子も両方買える状態になるのが最高)
まー電子書籍にもまだまだ難点や懸念もあるのも事実なんですけども。