などなどブログログ

漫画の感想や日記などなどを。

かぐや様は告らせたい248話感想 担当編集者は作品内容に口出ししてないらしい

今週のかぐや様の最大の見どころは石上が登場したことですよね。

 

彼の姿を見た瞬間に私は全身の力が抜けました。

 

週刊ヤングジャンプ18号 赤坂アカ かぐや様は告らせたい248話 「かぐや様は抜け出したい」

f:id:mogmogfirst:20220331211212j:plain

 

今のこの漫画のおかしいところをいちいち指摘するのは本当にしょうもない作業なんですが今週の石上は言わずにはいられません。

 

彼がこの場にいるのはやっぱり変。雲鷹も。

 

いや雲鷹は、白銀雁庵から暗証番号を聞き出したあの病院から即座に京都に移動したと思えばおかしくはないです。

 

でも石上は生徒会室に毛布借りてきて泊まるんじゃなかったの?

 

あのペヤング回はなんだったんでしょう。

 

石上がいるってことは白銀も来てるだろうから、生徒会室に残って泊まるのは伊井野だけなのでしょうか?じゃあ今彼女は一人なの?

 

昼間には屈強なお兄さんをつけてたのに、夜中は一人?

 

ぶっちゃけると他にも細かい不可解はいくつもあります。石上がお守りを託すのはいつどこでやったのかとか、帝がかぐやに物を渡すことに四宮家の検閲がガバガバであることとか(お守りを検閲するなら中身を確認しないわけはないし、もし検閲自体が無いならお守りなんかじゃなくスマホを渡すほうがずっといい)、早坂が四宮邸のハッキングと通信妨害を簡単にでき過ぎることとか、黄光がかぐやに遺言状を渡せと脅すときには男尊女卑以外にもっと効果的な脅し文句があることとか。

 

でもこれらは本当に細かいことです。石上がいることに比べたら。

 

本当にペヤング回がネック過ぎます。あの回さえ無ければ彼がここにいてもそう不自然に感じなかったのに。

 

もし仮に石上がヘリコプターかなんかの超高速チャーターで2,3時間で直行することが物理的には可能だったとしても、生徒会室でペヤング食べてからそうする意味が無いです。いや、何かあるの?次回明かされたりするの?

 

謎です……。

 

 

ああ、私は本当にこの漫画の悪口を言いたいとは思ってないんです。でも、これは、なんていうか、「全身の力が抜けた」というの、少しでも伝わるでしょうか。この気持ち。

 

 

 

で。ここでいきなり話が変わるのですが、この漫画のヤングジャンプ編集担当は「サカイ」という人物で、一度ネット記事でインタビューを受けたことがあります。

彼は2021年7月現在【推しの子】とかぐや様の両方を担当してて、記事では「作品内容に口を出さない」と明言しています。一方で「論理的破綻があれば指摘はする」「赤坂先生は破綻は絶対に無い」とも語っています。

 

f:id:mogmogfirst:20220331150624j:plain

 

2022年3月現在も彼が担当を続けているのかは知りませんが、私は担当編集者に今どう思ってるのかインタビューしたい気持ちです。

 

 

ただ。記事には腑に落ちる部分もあります。

 

サカイは自分の主観で物を判断せず、読者世論の分析や予想を客観的に行うことを重視していると言い、それは確かに理にかなっています。

 

実際に最近では単行本25巻を買った人々が「感動した」「刺さった」「マキの健気さに泣いた」などなどツイートとかしてるのを少なからず看取できます。

 

今のかぐや様に好評を博している客層も確実に存在してるんです。

 

私のような作品内の齟齬をチマチマ指摘する層なんかもう無視しても全く構わなくて、好評層にうける作品作りに徹して、そして終わらせても、最終巻が書店売り上げランキング上位を飾る未来は確実です。

 

それはビジネスとして全く正しい一つの判断です。

 

整合性なんか放棄して好意的な客が喜びそうなシーンを描くことに徹するという判断。

 

 

そう言えば私だって「作品内に大きな破綻があるのを認めた上で、好きだ」と思うエンタメ作品が他にもいくつかあります。

 

ジョジョ8部とかプリパラとかキン肉マンとかに、本当にポジティブな感情を持ってます。

 

かぐや様にだってそう思ってるファンが大勢いて、もしそれを「愚か」だとか言おうものなら私は自分の中にある好きをも否定してしまうことになるのでしょう。(つうかかぐや様を嫌ってなどいません)

 

なんか、なんか、エンタメ作品が評価される際に論理や整合性は必ずしも絶対の基準ではないってことを、改めてしみじみと思い知るのでした。

 

ちなみに世の中のそういう傾向は今後さらに増えていくと思います。

 

日本では2017年に紙の漫画より電子書籍漫画のほうが市場規模が上回りました。

 

今はどんな漫画がネットのどこでどういう客にヒットするか全く予想できない世界ですよ。

 

自分が読んでも全然面白くなかったあんな漫画やこんな漫画が超売れてても、何もおかしくはないのです。

 

 

 

すいません脱線が過ぎました。話を感想に戻します。

 

山中の隠れ家に集結する登場人物達。

 

特に雲鷹がここに来たってことは白銀達と連携を取れてるってことで、藤原の作戦通り彼が家督を継ぐ形で決着になるのかな。

 

どうなるかはまだわかんないですが、それがいいのかもしれませんね。

 

 

そしてこの集結にリモートで参加する伊井野がちょっとかわいいです。

 

f:id:mogmogfirst:20220331211225j:plain

 

ディスコードの便利さを彼女に認めさせ喜ぶ石上も。

 

 

 

あと余談。

 

 

アニメ版のラーメン四天王の「裏キービジュアル」が素晴らしかったです。

 

f:id:mogmogfirst:20220401022221j:plain

神保町のマシマシママに戦場ヶ原みをちょっと感じます。

 

 

化物語 戦場ヶ原ひたぎ (1/8スケールPVC塗装済み完成品)

化物語 戦場ヶ原ひたぎ (1/8スケールPVC塗装済み完成品)

  • グッドスマイルカンパニー(GOOD SMILE COMPANY)
Amazon

 

 

 

スポンサーリンク