今週のヤングジャンプはかぐや様休載。なので今回は162話時点での各登場人物のことをつらつら書いてみます。
いろんなキャラがいろんな思惑や目標や問題を抱えています。
四宮かぐや&白銀御行
この主人公二人はこの漫画の主題である「くっつく」という念願を果たした上に、自分達の心の内面的な問題も現時点では全て解決し、現在はただの幸せなだけの付き合いたてカップルです。
残る問題は外的環境のみ、要するに四宮家の問題のみってわけですが、これがとてつもなく困難な壁かと思われます。
二人でアメリカのスタンフォード大学に進学しようと約束し合ったけど、実現までにはどんな困難があるのか全然予想つきません。
付き合ってることが本家にばれて引き離される、とかいう展開もあるのでしょうか?
かぐやは父・四宮雁庵との関係も冷え切ってて、3人いる兄との関係も悪いです。
ただ義姉の一人とは関係が良好なのか、香水を貰ったり、あと三年生になったら義姉経由で新キャラが登場するらしいです。
あとは、あ、二人はこれから「セックスしちゃうのかも」って避けては通れない課題とも向き合わなくちゃいけないです。
二人の関係は誰にも秘密…ですが、何人かは知ってます。
早坂と柏木とマキと小野寺、白銀父と圭ちゃん、それとマスメディア部のかれんがキスシーンを目撃してます。
こないだのかれんが主役の回ではそのへんへの言及はなかったので、ひょっとしたらかれんは「自分は幻覚を見た」と思ってるのかな?
あとは、石上は二人が付き合ってることに薄々気づいてるふしはあります。
かぐやと白銀は、敵は強大だけど、味方も結構増えてます。
藤原千花
藤原はもうびっくりするほど特に何もないです。
「何もない」と見せかけていて実は物語上で重要な鍵を握ってたりするのか、あるいはそう匂わせておいてやっぱり本当に何もないのかも謎の生命体。
強いていえば彼女の課題はダイエット。でもすぐ食べちゃう。
あと現時点でラーメン四天王の二人、小田島三郎(澁谷のサンちゃん)と田沼尊彦(巣鴨の仙人)にエンカウントしてます。
高円寺のJ鈴木とは花火編で会ってはいますがラーメン対決は未実現。
そして神保町のマシマシママはまだ謎のベールに包まれたままです。
白銀との鬼教官コントは今後「社交ダンス編」が予定されているそうです。
石上優&伊井野ミコ&子安つばめ
まず石上の目標はひとえに子安を射止めること。
しかし残された時間も、できることもあまりに少ないです。
今は1月前半、3学期が始まったあたりで、子安は3月初めには卒業してしまいます。
子安はもう登校する必要性も低いし、本当に望みは薄いです。
何か積極的に仕掛けていくんでしょうかね?
しかし彼には現在伊井野という非常に重い足かせが掛けられています。
伊井野の右手の骨折は完全に自分のせいで、彼は罪の意識を感じていて甲斐甲斐しく介助してます。
伊井野はそんな石上を意図的にこき使おうとします。
それは石上に子安に構う暇を与えないようにしてる、ととれなくもないです。
伊井野は今石上への恋心を自覚しつつあるのか非常~に微妙な状態になっているそうです。
親友の大仏こばちがそれを察していて「よくない」と危惧しているのですが、何がどうよくないのかはまだ謎です。
子安はクリスマスの夜に石上に抱かれようとしました。
それは彼と交際する意志はないけど「好きになってくれてありがとう」の気持ちで一夜限りの思い出のつもりでした。
驚きなのは、彼女はそういう経験が豊富どころか処女だってところ。
彼女がいかにぶっとんだ博愛的セレブ的な男女観を持ってるとしても初体験の相手に選ぶってことは石上が多少は特別なのは間違いないと思います。男なんて選び放題な筈なのに。
なのに石上には相手を拒否されました。
それは石上は本当に本気で子安が好きだからこそそうしたのであり、「本当に僕を好きになってもらったらそうしたい」的なアピールをされ、子安の中ではさらに石上が特別な存在になったかのように見えます。
子安はひょっとしたら、進路確定している神奈川の大学に進んでも石上と交際する道を真剣に検討してるかもしれません。
実はめっちゃ望みはある???
ぶっちゃけ石上と子安は両想いでくっつくことに障害はもう無いようにも見えます。伊井野という存在以外は。
ただ若干ひっかかるのは、文化祭で石上は子安に公開告白したという自覚がないところ。このことは今後何か影響を与えるんでしょうか。
(ちなみに伊井野はキンプリ平野紫耀や男性声優とかそういう系イケメンが好きなのですが、好きな男の髪型は坊主頭らしいです。でも石上はうっとうしい長髪ですよね。これはつまり)
この三角関係は私がこの作品で一番気になってるところです。
この作品のメインの生徒会5人(と子安)の現状はこんな感じかと。
あとは周囲のサブキャラにも動向が気になるのがいくつかあります。
柏木渚&翼&四条眞妃
柏木はアンバランスなキャラです。
初期は白銀とかぐやの二人の空間に当てられて動揺してましたが、自分が彼氏できてからはすっぱり恋愛の先輩風を吹かすキャラに。
それとマキが翼のことを好きだと知った上で抜け駆けして翼を自分のものにした疑惑がうっすらあります。
そして何より妊娠フラグが立ってるのがめっちゃ気になります。
四宮家の主治医田沼医師は17歳でできちゃった結婚した剛の者ですが、息子も17ででき婚、そしてその孫が翼であるっぽい描写がありました。
ってことは翼のフルネームは田沼翼なのかも。
田沼医師は今年17の孫に戦々恐々としてるそうですが、私はマキに戦々恐々です。
マキは日々の苦悩から解放されたくて冬休みにはインドに旅行に行って解脱を目指しましたが何の成果も得られず、伊井野の骨折を見て自分も真似しようかと思ってるほど追い詰められてます。
そこに、もし、柏木が妊娠したなんて事実を聞かされたら、彼女の精神は大丈夫なのか心配でなりません。
早坂愛
かぐやに仕えててその給料はめっちゃいいらしいですが、そのかわり自分自身の青春を謳歌できない不満を一度ラップで訴えてました。
今はかぐやからのノロケ話が苦痛らしいですが、彼女も恋愛するんでしょうかね?
不知火ころも
一年生の美少女。
名前だけ出てきて未登場なキャラです。
ってことはたぶん今後登場するってことなのでしょうが、どう登場して誰とどうなるのか?
大仏を含め難題女子という存在は何らかの意味があるのだろうと思います。
前会長
回想回にのみ登場する生徒会長の前任者。
白銀たちの二つ上ですでに卒業してるので、新しく登場する可能性は低いでしょうが、なんか意味深なキャラです。
常に制帽を被って済ました顔してるのが妙にあやしい男です。
過去の白銀とかぐやにどんな影響を与えたのか?
過去の白銀が顔面をケガしてるのは一体なんなのか?
白銀の母
こっちも白銀の回想にのみ登場したキャラ。
白銀家の父と母が離婚した理由、その際母は圭ちゃんを連れていった筈なのに今彼女が父の元で暮らしてる理由、今どこでどうしてるか、何もかもが謎の女です。
とまー、気になるキャラの気になるところはこんな感じです。
作者赤坂アカはいろんなところにいろんなネタを仕込んでいます。
これら全部が片付いたときが完結するときなのだとしたら、物語はまだまだ先が長そうです。
かぐや様は告らせたいちゃんと天才たちの恋愛頭脳戦ちゃんが死んだことなんかもう些細なことに見えるくらいに。