前回は(失敗したものの)勇気を出して頑張った白銀でしたが、今週一気にしぼんでまたヘタレに戻ってしまいました。
あ~あ。
週刊ヤングジャンプ 赤坂アカ かぐや様は告らせたい103話 「白銀御行は告らせたい(2)」
あーもどかしい!
このもどかしさ、かぐや様の連載が始まったばかりのころはこんな感じでしたっけ?
しかしともあれ、告白するだのされるだのの前に、デートしようという白銀の作戦はすごくいいと思います。
その線で攻めようとする白銀は正しい!と思う!
そして露骨に「デート」とは言わずに何か他の口実で「二人でどこどこに行こう」と誘うのもハードルが下がってナイス判断です。
自分たちの文化祭の前に他校の文化祭に偵察に行こうという誘い文句。
白銀にしては素晴らしい出来。
しかしかぐやのほうが駄目駄目でした。
偵察なんか必要ないって、普通に偵察の必要性の是非を答えちゃいました。
一瞬後で自分がデートの誘いを断ったことに気付いても、時すでにお寿司。
白銀は勇気を出して誘ったのに断られてしょんぼり、かぐやは千載一隅のチャンスを自らの過失でふいにして後悔という、なんともいたたまれない共倒れ。
「あ~あ」とひたすら早坂に呆れられるのも、さもありなんのむべなるかなってなもんです。
ここからはもー本当に読んでてもどかしかったです。
翌日、かぐやのほうから「考えを改めました」とかなり歩み寄って、「昨日は断ってしまったけど、考えを改めたのでもう一度誘ってください」とサインを送ります。
ここで普通に「考えを改めたのでやっぱり偵察に行きたいです」と言えばいいのに、かぐやも情けないです!
白銀も白銀で、まがりなりにもサインなんだから、なんでそれを「一人で行ってこい」と受け止めるよ!
あーもどかしい。
ここまでお膳立てされてなんでお互いにあとほんの少しを歩み寄れないのか。
ってこれがこれこそが白銀とかぐやの人間性であり、この漫画のキモなんですよね。
私はこの漫画では伊井野ばっかり気にしてて、肝心の白銀とかぐやのこと実はあんまり考えてませんでした。
そのことを最近になってようやく気付く始末です。
二人が進退窮まってるところに登場したのが、石上と伊井野。
デートなんて当事者二人の問題だから第三者に助け舟を期待するのもそもそもちょっと変なんですが、石上も伊井野も、白銀とかぐやの思惑は全く知らないんだから助けになるはずもないです。
というか白銀とかぐやが両片思い状態になってるのを知ってるのはこの世で早坂と白銀父の二人だけでしたっけ。
味方がほとんどいない厳しい恋です。
藤原も登場して、もう場の空気は完全に潰れてしまいました。
なのに白銀とかぐやは、これまでに散々やってきた恋愛頭脳戦の癖なのか、白銀とかぐやの二人で偵察に行くべきだという結論をこの場の全員に導き出させようとする無意味な誘導に必死になります。
ここまできたなら、それこそ、外野なんかほっといて二人だけで勝手に「一緒に偵察に行こう」って約束を取り付ければいいだけなのに。
そんなこともできない二人は、これは、本当に、今まで恋愛頭脳戦をやってきた経験が害悪にしかなってないんじゃないかと心配になるくらいです。
いやそんなこと言ってしまうとこの漫画の存在意義自体に関わるか???
先々週白銀が「いざとなれば俺から告る」と決意して、なんだかこの漫画の完結を一瞬匂わせるような感じでしたが、その決意は一体どういう方向に進むのか、全然読めません!
あ、石上が伊井野のこと心配してました。
かぐや様は告らせたい?天才たちの恋愛頭脳戦? 10 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 赤坂アカ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2018/06/19
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
資生堂 スポッツカバー ファウンデイション(ベースカラー) H100 20g
- 出版社/メーカー: 資生堂ジャパン (SHISEIDO JAPAN)
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
- この商品を含むブログを見る