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かぐや様は告らせたい228話感想 地獄の女神に感謝せよ

今週のかぐや様を読み終わったとき、最初にサブタイ見るの忘れてて「今週のサブタイはきっと「伊井野ミコは誘われたい」だな!」って思って読み返したけど、逆でした。

 

週刊ヤングジャンプ43号 赤坂アカ かぐや様は告らせたい228話 「石上優は誘いたい」

 

「伊井野ミコは誘われたい」じゃなくて「石上優は誘いたい」でした!

 

そうかー、そっちかー。という話です。名実ともに。今週は。

 

「伊井野ミコは誘わせたい」でもなく。

 

 

さて。今週は木曜日が祝日でヤングジャンプは前倒しの水曜発売でした。すっかり忘れてました。

 

なんか木曜日が祝日になるのって、超久しぶりな気がします。

 

日本には祝日は16個あり、うち4個(成人の日、海の日、敬老の日、スポーツの日)は日付ではなく月曜日に位置付けられてるので、木曜日(YJ発売日)が祝日になる確率は必然的に下がります。

 

ところでこのハッピーマンデー制度は、世間的に割りと不評なのですが、「土曜日が祝日になる確率」も同様に減ることになるので、「土曜日が祝日になると嫌な人」にとっては大きな恩恵がある制度でもあります。

 

いやそんな話はどうでもいいです。

 

とにかく祝日なので私も今週の感想ブログを1日早く投稿します。

 

私の感想ブログはネタバレなのでいつも発売や配信の日の翌日以降って基準で投稿するようにしています。

 

ついでに言うと、貼ってるキャプ画像は無断転載です。が、著作権法上認められる引用の範囲を守ることを意識してやってます。

 

 

 

話を本編の感想に戻します。

 

冒頭は「いつもの階段」でしょうか?

 

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白銀がおっぱいトークしたり、伊井野が白銀父と内緒の電話したりしてた場所。

 

石上もここを「身を隠せる場所」と認識しているようで、さらにはマキも同じような目的でここに来て遭遇するという。

 

つうか校内のみんなが「密談できる場所」「身を隠す場所」と思ってるみたいです。

 

つまりここはそう思われがちだけどそういう機能が全く無い危険地帯ってことです。使うのはやめとけ!

 

幸い今回は石上とマキの会話は誰かに立ち聞きされることは無かったようですが。

 

そう言えば、この場所から端を発した伊井野と白銀父とのパパ活疑惑事件はなんかもう随分前のことのように感じますが、今週はようやくあの続きって感じの話でした。

 

あの時(220話/単行本では23巻230話)に石上が自覚した「僕はあいつをどう思ってるんだ」って自問自答の答えの一つが、今週ここに!

 

 

 

とその前に石上とマキの会話。

 

マキは、なぜこんなところで石上が一人で黄昏れてるのか、彼がどういう状況なのかをめっちゃ鋭く見抜きます。

 

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つまりはマキも最近の伊井野の石上への態度の変化には気づいていたようです。まー伊井野自身が周囲に隠さなかったから気づいてもおかしくないですが。

 

マキは周囲の人間を本当によく観察してていつも鋭いです。

 

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(16巻)

 

そのかわりに自分はすぐ見えなくなりますが。血迷って腕を折らなくて本当に良かったです。

 

 

 

 

で、マキが見抜いたことというのは、石上は交流会のダンパに伊井野を誘う勇気と踏ん切りがつかなくて悩んでるってこと。

 

そして結局のところ石上は子安に失恋した傷心はもう癒えているってこと。

 

というか踏ん切りをつけるかどうかは自分次第だってこと。

 

マキは石上が自分を冗談半分で(本気半分で)ダンパに誘ってきたのをビシッと断りながら、彼をさりげなく導いてあげます。

 

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マキは本当に鋭くて優しくてかっこよくてかわいいです。すごいぞマキ!

 

石上に言ってあげたことを自分自身ではまるでできてないのが信じられないくらいに!

 

本当に、石上が90日喪に服してるのだとしたら、マキのこの1年は一体何と表現したらいいのか……。

 

を諦めることもできず、柏木から奪い取ることもできず、時間で自然と癒えることもなく、「前を向いて新しい恋をしろ」って解決法を自分の口から他人には言うけど自分ではそれが全くできないという、地獄のデッドロック。無間地獄。コキュートス。

 

 

 

と、マキからはもう目を逸らすことにして、場面は生徒会室へ。

 

伊井野が先に来てました。

 

彼女のほうは大仏問題が片付いてすっきりした状態です。そんな感じの笑顔を石上に向けます。

 

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石上はまだちょっと迷ってます。

 

伊井野をダンパに誘うことについて。

 

そのこと自体にも非常に勇気がいりますが、「していいのか」のほうに迷ってる様子。

 

いいかどうかを決めるのは自分だぞ。頑張れ石上。

 

と思いきや、こいつしれっと伊井野の隣に座ってやがります。斜向かいでは無く。

 

お前、お前、それがこんな自然にできるんなら、もう悩む必要ねーよ!

 

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ところで石上のスマホはブラックベリーでしたっけ?

 

スライド式の物理キーボードがたまりませんね。

 

意味は無いけどかっこいいのか、かっこいいけど意味が無いのか、石上が好きそうなガジェット。

 

 

 

話を戻して石上は伊井野の隣で不自然にスマホ見ながら、ダンパの話題を振ります。無難に。去年は出なかったくせに今年は「生徒会の一員として出ないと」とか言いつつ。

 

伊井野も伊井野で「相手決まった?」と聞かれて、すっごいポーカーフェイスで目も合わさず「ううん」と努めて淡々に答えるのみという、なんかもうある意味阿吽の呼吸ができてます。

 

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マジでなんかもう、この会話は「俺は今からお前を誘うぞ」「分かった」と確認し合ってるようなものです。

 

ここは私は、二人がこんな会話ができるようになったのは、つくづく伊井野の努力の賜物だと思います。

 

時に奇行で時に強火で頑張って石上に「今の私は来ても大丈夫だよ」という土壌を作ってあげたから、石上は自分から誘う勇気を持てたんだと思います。

 

で、思惑通りに彼から誘われて、淡々とOKして、めでたくパートナー成立。

 

良かったなあー、頑張った甲斐があったなあー、伊井野。

 

感慨深いです。

 

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伊井野は石上が誘ってくれるのをじっと粘って待っていたようです。

 

「誘われたい」「誘わせたい」だったようです。

 

これも恋愛頭脳戦か?

 

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まー違わなくはないのですが、石上と伊井野は別に、白銀とかぐやのように「恋愛は先に好きになったほうが負け」と思ってるわけではありません。

 

この二人の頭脳戦は、あの二人の頭脳戦とは全く別のものです。

 

ちゃんと勇気を出して傷心から踏ん切りをつけて誘うことができた石上もまた勝者です。

 

偉い!

 

「誘っていいのだろうか」「誘う勇気がない」って戸惑うのはもっともな心理です。それでも自分が「誘いたい」と思った気持ちに素直に行動できたのは立派だぞ。偉いぞ。

 

それができたのは二人がお互いに暗黙の共闘をしてきたからと、そしてマキのおかげです。

 

マキに感謝せよ。

 

 

 

ところで伊井野は他の男子から誘われたけど断ってたみたいですね。誰なんでしょうね誘った奴。

 

あと藤原はどうすんでしょうね。

 

不知火は関わるでしょうか???

 

 

 

 

 

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